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斜視30年の筆者が「3D酔い」「VR酔い」をさっくりと解説

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こんにちわこんばんわ。

VR体験、してますか?(キラーン)

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ヘッドマウントディスプレイを装着し、360度(とか180度とか)のスペシャルな仮想空間を楽しむVRですが、「スペシャル」なだけに、VRによって広がる視界は通常目にするものとは違うものになります。

そんな中、多くの人が体験するものの一つが「3D酔い」「VR酔い」です。

3Dゲーム・3D映画等で気持ちが悪くなる「3D酔い」

例えば、3Dのシューティングゲームをやっていて、ちょっと頭が痛くなったり、かるく吐き気がしたことってありませんか?

人によっては「めまいがする」「平衡感覚がおかしくなる」「動悸がする」なんて方もいらっしゃるほど。乗り物酔いのような症状が3Dのゲームや、3D映画などの立体視コンテンツで引き起こされてしまうことがあるんですね。

これを俗に「3D酔い」(リンク先はWikipedia)と呼びます。

原因ははっきりとしていません。Wikipediaによるとこんな感じ。

3D酔いが起こる原因については現在もはっきりしてはいない。視覚によって得られる動きとそれ以外の身体感覚によって得られる動きの感覚の相違(例えば視覚上では動いているはずなのに身体は実際には動いていない)によって乗り物酔いと似た症状に至ると考えられている。

3D酔い - Wikipedia

業界団体の一つ「3Dコンソーシアム」では、こういった3Dコンテンツの視聴によって発生する体の不具合などについて「3DC安全ガイドライン」というガイドラインを設け、言及しています。専門的な内容ですが、目の仕組みも含めためになる内容になっていますので、興味がある方はぜひ。

で、この3D酔いによく似た症状がVRでも発生するんですね。名付けて「VR酔い」。

今や学術機関の研究対象。VR界隈の悩みの種「VR酔い」

VRの場合、HMDを介して視聴する映像は頭の動きに追尾しますが、例えばその動きと映像がズレてしまったり、ちょっと遅れてしまったり、あるいはチラチラとちらついて見えたりすると、気持ちが悪くなったり、頭が痛くなったりする方がいらっしゃいます。いわば「3D酔い」のVR版と呼んでも差し支えないでしょう。

このVR酔い、VRの世界では非常に大きな課題となっておりまして。

たとえばOculus VRでおなじみのOculusは「Oculusベストプラクティス」という文書を公開し、VR酔いや「シミュレーター酔い」などへ対策を行うためのガイドラインを設けています。

また学術機関などでも研究が進められています。日本の論文を検索できるサービス「CiNii」で「VR酔い」で検索すると多くの論文が見つかることからも、関心の高さがうかがえますね。

対処法、いまだ定まらず。筆者はどうやって克服したのか

じゃあ、このVR酔い、どうすれば酔わずに済むのでしょうか。

私、この記事のために今一度調べましたが、やはり研究途中の問題なだけあって、「これ!」という解決方法は見つかりませんでした。

書いてあるのは「酔い止め薬を飲む」「キチンと座る」「こまめに休憩をとる」「意図的にまばたき」「水分と栄養補給は忘れずに!」的な内容が多かったですね。酔い止めはともかくとして、その他は根本的な解決になっていないような……。

これではなんですので、私の体験談を書くとしましょうか。

いやね、VRの仕事してますけど、もともと3D酔いするんです、私。

斜視の目が、人一倍「目力(ヂカラ)」を養う習慣を身に着けさせた

私(筆者)、これまでいろいろありまして、実はいわゆる「斜視」でございます。

で、そのためなんでしょうか(少なくともお医者さんにはそう言われました)、左右の目から入る画像をきれいに一つにするのに、ほんのすこーしだけ力がいるんです。これが3Dともなりますと、まあけっこうな目力が必要でございまして。

たとえばこんな画像。

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メリークリスマス!(まだ早い)

これは交差法(寄り目にして画像を重ね合わせる)で見るステレオグラムなのですが、わたしこういうの実は大の苦手。凄い目力がいるんですもの。でも、苦手だけど、嫌いじゃないみたいな。

目の前に「飛び出る画像!」とかあると、見たい!って思って頑張っちゃうんです。長く見てると目が疲れてくるし、それでも見続けていると頭が痛くなってくるんですけど、それでも見たいものは見たいよね!

で、私にとってVRがまさにそれでした。

私は「慣れること」でVR酔いを克服しました

初めてVRをHMDで見たときは

「これはシンドイ……」

と正直、思いました。でも、それよりも何十倍もの気持ちで

「クソッ! 絶対この目で未来の映像体験をしてやるんだー!」

とも思ったんです。だって、そう思えるほどにVRの体験が「凄そう」だったんですもの。

それからはすこーしずつ自分の目をVRに「慣らして」行きました。いきなり長く見るんじゃなくって、無理はせずに少しずつVRを見る時間を長くしていく感じ。疲れているときに無理してみようとせずに、「見たいなー」と思ったときにちょっと意識してみる、みたいな。

今ではこうやって仕事に支障のないレベルまで慣れることができた、というわけです。

VR酔いはVR界隈全体の課題

私自身はいわば気合で乗り切ってしまった「VR酔い」ですが、前述しましたように、各所で様々な研究や対策への検討がなされています。

VRコンテンツを制作している弊社も、その思いや取り組みの姿勢は同じです。

VRコンテンツは、皆さんに快適にご覧頂いた上に成り立つもの。少しでも多くの方が支障なくご覧いただけるよう、我々もユーザビリティの立場から制作において試行錯誤の毎日です。

もっと皆さんに気軽に楽しめるVRコンテンツ、これからも作っていきますよー!

クリスマスまでもう少し。

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それでは、メリークリスマース!

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