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VRonWEBMEDIA(ヴイアール・オン)

来年もよろしくお願いします。それでは1曲聞いてください。レイ・ユア・ハンズ・オン・ミー。

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こんにちわこんばんわ。

もう少しでVR元年が終わろうとしています。

弊社も仕事納めを迎えました。今回のエントリで今年は最後。来年は6日頃より更新予定です。

今年最後なので、2016年を振り返ってみようと思うのですが、どうしてもここに書いておきたいことがあるので、書かせてください。

VR元年が、SFの描く近未来にリアリティを与えた

私たちのブログは11月に始めたばかりですが、それでもこの1か月とちょいの間にもいろんな大きな発表がありましたね。

そのどれもが、これまでに様々な作品で書かれてきた近未来を追随するようなものばかりでした。このブログで取り上げさせていただいただけでも「マトリックス」とか「マイノリティ・リポート」とか。

あと、来年早々に書きたいなーって思ってるんですよ、「攻殻機動隊」。

スカーレット・ヨハンソン! やばい! 早く見たい!

あと攻殻機動隊といえば、士郎正宗さんつながりで「アップルシード」もね。外せませんよね。

でね。

今日書きたいことは、スカヨハさんではなくって、アップルシードにまつわることなんです。

このことを書かないと個人的に年が越せないもので……、すいません。お目汚し失礼いたします。

ブンブンサテライツ、って、知ってますか

アップルシード」は、攻殻機動隊の作者であります士郎正宗が1985年に発表した漫画作品です。攻殻機動隊は1991年。

1988年にOVAが、そして2004年と2007年にアニメ映画が製作されているのですが、2004年のアニメが全編3DCGで、当時の話題をかっさらいました。攻殻機動隊と同じ時間軸の設定になっていて、22世紀の未来を描いています。

当時の私はその先進的な内容に衝撃を受けたのですが、それ以上に、この作品には感慨深い思いがあります。

この2004年に発表された映画「APPLESEED」の主題歌を担当したアーティストの名前をご存知ですか?

ブンブンサテライツ、って言うんですけど。

主題歌となった「DIVE FOR YOU」が大好きでした。キレッキレのギターに、打ち込みのデジタルな音が縦横無尽に飛び交う逸品です。

ブンブンサテライツ(Boom Boom Satellites)は1990年に結成された日本人2名による音楽ユニットです。1995年に田中フミヤのとれまレコードから初音源をリリースし、1997年にはベルギーの音楽レーベル「R&S」から海外デビュー、その後ソニー傘下のgr8! recordsから日本メジャーデビューも果たします。

音楽ジャンルは誤解を恐れずに書けば「ビッグ・ビート」か「デジタルロック」。でも四つ打ちの音も数多く残すなど、ジャンルのレンジがかなり広いことでも知られました。

ブンブンは、日本ダンスミュージック界の旗手の一組だった

私は今をさかのぼること20年も前、当時インディーズの音楽レーベルで広報やイベント運営のお仕事をしていました。それもダンス・ミュージック専門の。

当時は渋谷や六本木とかで夜な夜なイベントのチラシを配りに、深夜の都内を駆け巡ったものです。

だから、ブンブンサテライツの世界を股に掛けた活躍は私のごくごく身近な場所から発信され、ダイレクトに自分のところへ届いていました。電気グルーヴや大沢伸一、ケン・イシイとかと並んで、日本のクラブミュージック・シーンをしょって立つ人たちだったんですね。

2004年に「APPLESEED」の主題歌に抜擢されたときは、自分のことのようにうれしかったなー。

直接お会いしたことはなかったけど、一人知人を介せばすぐに繋がる方たちでした。

2016年、惜しまれつつ解散。その理由は……

残念ながら、ブンブンサテライツは今年、解散しました。

ヴォーカルとギターを務めていた川島道行さんを、ある病魔が襲います。

脳腫瘍です。

1997年に発見されて以降、3度に渡って手術を行っていましたが、2015年の7月に5度目の発症。ライブ活動をキャンセルしながらぎりぎりまで活動継続を模索されていたのですが、2016年5月31日、ベース・プログラミングを担当している中野雅之さんが、次のシングル発売をもって解散すると発表しました。

そのシングルが、「LAY YOUR HANDS ON ME」です。

川島さんにとって、この作品は遺作になりました。

10月9日、川島道行さんはこの世を去りました。

47歳でした。

 

解散の知らせと、逝去の知らせは、すぐに私の耳にも届きました。

わんわん泣きました。

私にとって、ブンブンサテライツはヒーローであり、青春の象徴でした。愛してやまない電気グルーヴと比べられないほどにいとおしく、そして無視なんてできない存在でした。歳も近い、ダンスミュージックという同じフィールドで活動していた、というだけでは語りつくせないほどの思いが、ブンブンサテライツにはありました。

なんて象徴的なのでしょうか。APPLESEEDの近未来的イメージを補完し、纏い、サイバーパンク的な文脈で外すことのできない存在にまで上り詰めた、愛しのブンブンサテライツが、

まさか、VR元年に、

こんな形で消えてしまうなんて。

 

私事で恐縮ですが、このブログを始めるときにこのことは今年中に絶対に書こう、そう決めていました。

そうでなければ、私の2016年は、VR元年は終われませんでした。

これでやっと、来年に向けて足を踏み出せそうです。

川島さんのご冥福を心よりお祈りするとともに、中野さんのこれからのさらなるご活躍を、陰ながら祈念しております。

 

お目汚し、大変失礼しました。来年も、何卒VRonをよろしくお願いいたします。

皆様、よいお年をお迎えくださいませ!

それでは今年最後に聞いてください。ブンブンサテライツで、レイ・ユア・ハンズ・オン・ミー。

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