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VRon夏休みSPコラム 「ロボット税について考えてみた -世界の仕組みが変わってしまうかもしれないパーソナルロボット-」

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かなえ
本日は「VRon夏休みスペシャルコラム」!と題しまして、弊社メンバーがVR・AR・IoTをテーマに綴ったコラムを皆様にお読みいただければと思います。 今回は、VRonでは四コマ漫画を担当してくださっています「YS」さんのコラムです。 それでは、どうぞ!

 

かなり前にビル・ゲイツが「ロボットに税金を払わせろ」と言っているのを読んで「コイツは何を言っているの?」と思った。
でもじっくり考えたら、これ世の中の仕組みや人の生き方を根底から変えてしまう大発明なんじゃないのかと思えてきた。

 

どのように変わるのか、まずは考察の結果から書いてみることにする。

●ロボット一台一台が国民として扱われる(会社であっても「法人」と表記することで人間扱いできてしまうのだから、簡単にできるだろう)。

その結果

●所得税、健康保険、国民年金など、今の人間が支払っている税金を全て払ってくれるようになる。

さらにその結果

●少子化による年金問題が全て解決される。

●レジ打ち、工場ライン、警備員、カスタマーサポート、回転寿司などロボットが代行できる単純な仕事をロボットが担うようになる
→ が、その仕事を担うロボットが税金を払っているので、人間の仕事がなくなってしまっても問題にはならない。

なぜなら

●税金により、人間への福祉が増強される。
●ベーシックインカムのような形で、職につかなくても最低限の生活ができるようになる。
●人間はロボット的(奴隷的)な仕事から開放され、芸能・映画・音楽・絵画・創作など、より創造性の高い仕事に従事するようになる。

つまり

●みんなが幸せになる。

ただし、ここに至るまでいくつかの大きなハードルがある。

・ロボットを作るロボット企業(または人物)は、そのアーキテクチャ、特許のライセンス料のみ得ることとし、ロボット一体につき、利益を独占してはならない。ロボットの生産は国によって無償で行われなければならない。

・ロボットは国民であるが人権はない。またそうでなければならない。

・ロボットは電気しか食わない、病気にならない、居住スペースを必要としない、酒も飲まず、タバコも吸わず、ギャンブルもせず、犯罪を起こさず、職場の環境改善を叫ぶこともしない。仕事ができなくなったら簡単に廃棄できる、資本主義にとって非常に好都合な新しい「奴隷」である。

資本主義は大勢の「労働者」と言う奴隷を雇って頂上の限られた者のみが利益を貪る最終的に破綻するシステムである。その奴隷をロボットに置き換える。
奴隷をロボットに置き換えるといろいろと都合の良いことが起きる・・・・・・

ロボットは人間(皮肉にも)のように無償で自然に大量に生産され(国の事業として)、今の資本主義社会に浸透、上書きしながら、貧困者や生活困窮者を無くしていく。

そして、その時代のロボットは一個人が国から購入し、それを自分の代わりに働かせる。

ロボット購入 ← 新しい国民として登録

ロボットを工場などで働かせる ← 自分は働かなくても働いてもいい(働かなくても最低限の生活はできる)。

ロボットが壊れた・修理期間中は、持ち主の人間が出勤して働く。

※国が全部やるよりロボットの管理を国民一人ひとりが行うので国の経費が掛からない。
国民がやる → 官僚の不正を防げる。

つまり、高度成長期時代、子供を沢山産んで、その子供に将来面倒を見てもらうというレガシーな人生設計をロボットに置き換えたのである。

ここで言っているロボットは次の図のような、人間そっくりの腕と手(マニュピレーター)とカメラを備えただけの極めて「道具」に近い形状である。

人間の手を有するのは、今まで人間が使ってきた文房具、工具、調理器具などを全て使い回しするためである。いちいちそれ専用のアタッチメントを作っていたら非合理的なだけでなくお金が掛かり過ぎるのである。

敢えて名前を冠するとすれば「パーソナルロボット」であろうか?

パソコンよりももっとパーソナルに即していると思う。

対して極めて人に近いデザインのロボットは今で言うペットのような愛玩物になるのが関の山だろう。
人間的な会話一つ取っても、数千という語彙の中から話し相手(人間)の好むワードを抽出して簡潔なストーリーを組み立てなければならない(それだって相手の反応によっては即座に切り捨てなければならないのだ)。

人間の反応によってそれを取捨選択し、簡潔にまとめるようなロジックは膨大な冗長性とそれを即座に削り落とす相反するプログラムが必要で、例えるなら互いを相殺し合う極めて膨大で無駄な計算を必要とするものである。

そんなのは数十年経っても出来ないかもしれないし、そもそも文学と会話はC言語から一番遠い場所にある。

たとえ会話が成立してもそれは人間側がそう思い込んでいるだけで、コンピューター側からしたら自分でも解ってない計算結果を人間に渡して「大体それで合っている」と言うような極めて不確実な答えをもらうというコンピューターにとって最もエラーの置きやすい状況を作り出しているに過ぎない。

そうであればC言語とは全く異質なアーキテクチャを作り出した方が手っ取り早いかもしれない。
例えば霊魂を注入するとか・・・・・・

話がオカルトに逸れた。
だが、今のロボット(これからの)なんて、その程度のものだ。

だからロボットの人格を考える必要もないし、人間を奴隷的仕事から開放してくれる新しい道具として割り切って社会に組み込んだらいいんじゃないの?って話で終わらせたいのだ。

自分は少なくとも自分の老後までに世の中がそうなって欲しいと切に願う。

だが結局の所、そんな事ができるのはスティーブ・ジョブズぐらいだったし、彼が生きていたらやっていたかもしれない。

今後、可能性のありそうなのは、言い出しっぺのビルゲイツだろう。
それに今のところ経済的に超余裕のあるマイクロソフトぐらいしか実現性が見えてこない。

そしてマイクロソフトは、データソフト(つまりWindowsOS)という形のないものにお金を支払うというルールを世界に通した会社である。

そういう意味でビル・ゲイツが「ロボット税」を唱えるのは非常に現実化する可能性が高いのだ。

 

パーソナルロボット・・・・

これって日本が国の事業として真剣に取り組むべきなんじゃないかな?

Appleやマイクロソフト(今ではGoogleか)がやったように世界を根底から変えてしまいかねないアイデアだと思うのだが……。皆さんはいかがお考えだろうか?

 

-YS

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