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Facebook、スタンドアローン型VRHMD「Oculus Go」の販売を年内で終了

いよいよこの日が来ましたか……。

Facebookは日本時間で24日、廉価版のスタンドアローン型VRHMD「Oculus Go」の販売を年内で終了すると発表しました。

具体的なロードマップとして、2020年12月4日をもってOculus Go対応アプリの更新がストップし、2020年12月18日以降はアプリの新規公開もストップします(Oculus Storeでのアプリ提供は継続)。2022年まではハードウェアの故障対応やセキュリティ対応が継続されますが、それ以降については現時点で不透明です。

2年半の歴史に幕、スタンドアローンHMD普及の立役者、ついに役割を終える

2021年からはOculus Quest向けアプリの配布における「新たな」ソリューションを用意する、とFaceBookは表明していますが、Oculus Goでの利用を前提としたサービスやアプリケーションも多くあることから、今後は各サプライヤーにおけるGo脱却→Quest対応が注目されることになります。

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Oculus Goは3DoF系VRHMDのマーケットを牽引、開拓していきましたが、ゲームなどのVRエクスペリエンスを求めるタイトルではどうしても「6DoF」対応がマストな状況であり、結果としてOculus Questなどの6DoF系HMDの後塵を配してしまっていたことは否めません。

日本では他の国と違い180度VR動画の需要が突出して高く、結果としてOculus Goの簡易性・軽さ・安さが日本でのOculus Go人気を支えていましたが、そんなGoさんも「2年と半年」という、電化製品としては驚異的に短いスパンで市場から姿を消すことになります。

Goの生産終了により、FaceBookとしては現在のQuest、Riftへリソースを倍増できる、としており、今後は現行製品へより注力していくものと考えられます。AppleがARグラスへの準備を着々と進めていると囁やけれる中、かねてから噂の耐えない次世代HMD「Half-Dome」など、FaceBookがどういった戦略で立ち向かい、新たなHMDの市場を開拓していくのか、ここは注目していきたいところです!

情報元:FaceBookプレスリリース

 

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