Youthのチカラ コラム

VRSionUp! #5へ行って、VRエンタテインメントにおける先端研究と「身体で表現する『Kawaiiムーブ』テクニック」を学んできました!

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その日。筆者は六本木ヒルズにおりました!(5回目)

6月21日、GREE VR Studio LabはVRに関する研究をベースにしたワークショップ「VRSionUp! #5」を開催しました。

VRSionUp! #4へ行って、国際学生対抗VRコンテスト「IVRC」へ参加する「Youth(若人)」の息吹を感じてきました!

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毎回に渡り取材させていただいております「VRSionUp!」。今回はテーマが「kawaiiムーブ研究」ということで、VRエンタテインメントにおける先端研究と「身体で表現するテクニック」を実際に体を動かして学んでいく……という内容になりました。

特に今回は応募開始から参加申し込みが殺到! 即定員を突破した上でに追加枠を設けるほどの盛況ぶりでした。

では、毎回恒例となりました当日の模様をダイジェストでご紹介しましょう。なお、当日の模様はイクスアール株式会社さん協力のもと、YouTube Liveで配信されましたので、以下のアーカイブ動画と当日使用されました資料をご覧頂きながらどうぞ!

 

(2019/6/21) VRSionUp! #5 kawaiiムーブ研究
https://www.youtube.com/watch?v=0J0dHSzpMVs

VRSionUp! #4 資料(SlideShare)
https://www.slideshare.net/vrstudiolab/vrsionup-5-kawaii/vrstudiolab/vrsionup-5-kawaii

さて、スタート時に白井先生がご紹介しました「今日の合言葉」がこちら!

「#気づき引き込みムーブ」。こちらを覚えていただきつつ、本題に入っていきましょうー!

「講演「kawaiiムーブのアルゴリズム研究―感覚・注意と運動制御」(東工大 三武裕玄 先生)」

三武裕玄さんは、2011年に東京工業大学大学院知能システム工学専攻博士終了、同年より精密工学研究所(改組により現在は未来産業技術研究所)助教でいらっしゃいます。主な研究対象は感覚・運動制御・動力学のシミュレーションによるキャラクタ動作の自動生成手法、およびその応用。

研究成果を応用したインタラクティブキャラクタとして「Kobito -Virtual Brownies」「AGC バーチャルコンシェルジュ朝比奈硝子」「東工大 × ソードアート・オンライン ユイに会いに行こう!」などを制作されています。

これが「東工大 × ソードアート・オンライン ユイに会いに行こう!」のデモの様子(GREE VR Studio Lab提供)。

現在三武先生は、バーチャルキャラクターが外部からのインプットに対してリアルタイムで動作や視線を生成させ、自動的に追随する動きの研究を実践されています。どんな動作をしても対応し、どんなタイミングを切り替えられて、かつ動作にバリエーションを与える……という高度な処理です。以下は三武先生による紹介ムービー。

実際の講演内容についてはぜひグリーさんによる配信動画を御覧いただきたいのですが、「どうすれば可愛くなるか」という部分において様々なアプローチがなされています。

特に人間の動きをどのようにしてアバターの動作演算に活かしていくか、アバターの視線をどう処理すればより自然に「可愛く」見えるか、というところをガチに説明いただいていて、とってもわかり易い内容でした!

「身体表現体験ワークショップ (荒木シゲル先生)」

続いて、荒木シゲル先生による「身体表現体験ワークショップ」がスタートしました!

荒木シゲル先生は、パントマイム・アーティスト/身体表現コンサルタントとして活動される一方、CGキャラクターアニメーションのアドバイザーとして「スペースチャンネル5」「Gatebox」などにも関わっていらっしゃいます。うららちゃん!

さて、冒頭荒木シゲル先生から「皆さん、「かわいい」の反対って、何だと思いますか?」と質問が投げかけられます。「かわいい」の反対にある概念を理解し、それと反対のことをすることで自然と「かわいい動作」につなげていけるそう。なるほど! 会場からは様々な答えが飛び交っていましたが、正解は……

「ビジネス」!!

これは意外! と思いつつ、確かに言われてみればその通りですね……!

荒木 「よくビジネスシーンにおいて気をつけなければいけない仕草、というものがあります。例えば『「なだめ行動」はしない』、『直線的に動く』。『安定したステータスを示す』といったことなんですが、これらの「逆」をすれば、仕草が可愛くなるんじゃないか、ということです」

おおお、なるほどー!!

荒木シゲル先生による主導のもと、実際に体を動かしながら様々な動きを実践していきます。

 

どのワークも非常に興味深くバシャバシャとシャッターを切らせていただいたのですが、この素晴らしさが写真ではまーったく伝わりませんので、ぜひグリーさんによる解説動画をご覧頂きたく!

これがその「#気づき引き込みムーブ」。「相手に気づく」→「手を振って近寄る」→「手を引いて連れ出す」という一連の動きを、これまでのワークで習った「kawaiiムーブ」を意識しながらやってみよう、というものです。

 

会場メンバーがバディを組んで、お互いに「#気づき引き込みムーブ」をスマホで録画する、というプロセスで実践していきました。三武先生とWFLEの千田さんという組み合わせ!

今回はVRChat会場も大盛況でした! リアル会場と同じように、荒木さんの指導に合わせて動き回る「Kawaii Force」の皆さん、てぇてぇ……!

「クロストーク「kawaiiムーブ研究のこれから」

荒木さんによるワークショップの後は、今回出演されました三武さん、荒木さんに加え、Wright Flyer Live Entertainmentの千田誠ディレクターが加わり、クロストークが繰り広げられました。

千田誠さんは、3Dアクションゲームの開発を多数経験、現在はグリーグループでVTuberを推進するWFLE社でREALITY配信番組のディレクターを担当されています。

これまでに 『乖離性ミリオンアーサーVR』 『ようこそパニックマンションへVR』 『Tomb of the Golems』『ロリポップチェーンソー』 『ロストオデッセイ』 などへのゲーム開発に参加されています。

千田さん曰く、「Kawaiiムーブ」を初めて意識したのは「ロリポップチェーンソー」のときだそう。

千田 「ロリポップチェーンソーの主人公の女の子にカメラで下から煽るとスカートでパンツを隠そうとするんですけど、その動きにものすごく食いついてきたユーザーがいまして、ああ、こういうので反応してもらえるんだな、と意識しましたね」

その後、千田さんからは過去に取り組まれた作品を例にkawaiiムーブの紹介があったり、三武先生のさらなる研究などについて紹介されるなど、「kawaiiムーブ」をテーマにしたかなり濃いトークが繰り広げられました。詳しい内容についてはぜひグリーさんによる配信動画をご覧頂きたく!

ライトニングトーク

続いて毎回恒例のライトニングトーク。今回は

発表者タイトル
あず@azu_honyaku「bilibiliのVTuber事情(概要)」
yu_to「WebARVisualJockey」
tammy36「舞妓をVRで表現したい!」
BekturRyskeldiev@rbektour「Expanding visual and interactive space for immersive telepresence」
櫻井 皓太@sakuraalps「没入型VR環境を利用した 大量調理動作訓練 シミュレータ」
(以下VRChat枠)
なもなき@Nam0naki_「アバター社会が作る未来について考える番組の紹介」
ふぁるこ/T.Kameoka@faruco10032「失禁体験とVR」
ダンテ=リリーホワイト@dante2160「Parallel x Reality パラリアリティとは何か」
ななみん@KawaiiForce_PR「Kawaiiフォースの活動のご紹介」

(※Connpass当イベントのページより表を引用)

の皆さんによりライトニングトークが行われました。この中から……

 

yu_toさんとTammy36さんのご紹介を。お二人は青山学院大学デジタル・ストーリーテリング・ラボに所属されていて、各々で独自の研究をされています。yu_toさんはA-FrameとAR.jsをベースにしたWebARでVJを行う、というもので、tammy36さんは「舞妓VR」!と、お二人とも興味深い内容のLTをされていました。今後に注目ですね!

ライトニングトークのラストを務めたのはななみんさんによるVRChat内のグループ「Kawaii Force」。現在Kawaii Forceさんは構成メンバーが300名を突破しているとか! 皆さん可愛かったですよー!

GREE VR Studio Lab研究報告などなど

最後は前回も行われました、GREEさんにて実施されているインターンについての総合的な紹介も行われました。上記写真はGREE VR Studio Labで行われているインターン募集。詳しくはYouTubeの動画、及び資料スライドからどうぞ。

また! 今回は白井さんからこちらの発表もありました!

そうです! 今年の7月に「SIGGRAPH 2019」内にて行われますBoF(バード・オブ・フェザー)「VIRTUAL BEING WORLD IN SIGGRAPH 2019」です!

VIRTUAL BEING WORLD IN SIGGRAPH 2019」は、急速に成長している「Virtual Beings」現象を紹介する最初のBirds of a Feather(BoF)ミーティング。

VTuber、バーチャルインフルエンサー、Digital Double、バーチャルアイドルとアバター社会などを世界中から一堂に会するイベントとして、白井さん、Totem Networksのスコット・ブルックさん、SIGGRAPH International Resources Committee Chairのジュン・キムさんの主催で開催に向けて準備が進められています。

このBoFは、エンタテインメント、教育、そして社会的交流のための新たなフロンティアについての多様な文化的視点を作ります。フォトリアルでなければいけないか?リアルタイムかどうか?といった問題に取り組みます。参加者はこの分野のキーとなる貢献者たちに直接出会い、この新しいバーチャルリアリティ時代における人間の可能性を探求する機会を持つことになります。

(公式ドキュメントより引用)

開催日は7月29日(月)。SIGGRAPH 2019のACM SIGGRAPH Theatreで開催されます。

  • パネルディスカッション
  • Virtual Being, Fast Forward」(ツールとテクノロジーのビジュアルプレゼンテーション)
  • World VTuber Showcase」(キャラクター主導のショートティーザーコンテスト)

の開催が予定されているそうです。現在「World VTuber ShowCase」の募集が行われています。締切が延長されていますので、ぜひご参加を!

公式ドキュメント:http://bit.ly/VBW2019D

「World VTuber Showcase」募集要項(公式ドキュメントより)

締め切り:7月12日まで延長!

SIGGRAPH参加者への60秒のビデオメッセージ

審査コンセプト
(1)キャラクターデザイン, (2)メッセージ, (3)技術, (4)表現, (5)存在と影響力 以上5点のユニークさ

<投稿要素>

  • 制作者のメールアドレス(フォーム上部のGoogleアカウント)
  • 出演者/プレイヤーのキャラクター名
  • カテゴリ{ミュージシャン、コメディアン、アーティスト、テクニカルエバンジェリスト、スーパーエバンジェリスト/スポークスマン、会社マスコット、個人}
  • キャラクターデザインのコンセプト「My virtual being is」(200語以下)
  • 世界設計とメッセージ:ビデオからのテキスト引用で構いません(翻訳用)

メッセージはSIGGRAPH参加者のために用意されているべきですが、限定されるものではありません。何かテーマが必要な場合は「2020年の私の夢」について教えてください。最後の文には、SIGGRAPHに関心を持つ人を引き付けるために最後に「(See you at ) World VTuber Showcase in SIGGRAPH 2019」を含めてください。翻訳と字幕付加はより幅広い視聴者に役立ちます。審査員は英語話者に限りませんが、このイベントの共通語は英語になります。

  • 言語の地域:(例:日本語/日本)
  • 技術的側面:(例:Unreal Engine 4、独自の開発用mocap、iPhoneXのフェイスコントローラーなど)
  • キャラクターの能力:(例:カラオケを歌い、ビデオゲームをし、空手をする)
  • 多くのファン/ターゲット視聴者:(例:ティーンエイジャー、空手家)
  • 主なソーシャルメディアとその影響(証拠となるURL、購読者数、いいね、ギフトなど)
  • YouTubeチャンネルのURL:
  • Twitterアカウント:
  • 動画のURL :(メインとなる投稿内容。この投稿のための新規公開に限らず、独自に公開することができます)
  • 制作会社の紹介:(正式名称、URL、100語以内)
  • プログラム委員会へのメッセージ:
  •  「World VTuber Showcase」の情報を見つけた手段
  •  SIGGRAPH 2019 Los Angelesに直接来ますか? (プロデューサー/俳優/バーチャル)
  • 合意(編集、表示、頒布、関連イベントまたはプレイリストを含むための権利契約)

応募URL https://j.mp/WVS19Entry

協賛企業および現地ロサンゼルスでの3分ライトニングトークも下のURLにて募集中です。

https://j.mp/VBFF19Entry 

すでにフランスから「Deat」さん、日本から「キミノミヤ」さん、オーストラリアから「SANADA Eiri」さんなどの投稿動画が発表されています。これからに要注目ですね!

投稿動画は特に断りない限り、エントリーフォームとGREE VR Studio LabのTwitter@VRStudioLab を通じて即時公開されます。早めの投稿が有利です。
#WorldVTuber #VirtualBeingsWorld #SIGGRAPH2019

ハッシュタグは
#WorldVTuber #VirtualBeingsWorld #SIGGRAPH2019
です。

[詳細プログラム公開] 7月上旬 Eventbrite: http://j.mp/VBW19EB
[ライブ]  16:30-18:00 Monday 29th July in ACM SIGGRAPH Theater
(日本時間)2019年7月30日 8:30AM-
SIGGRAPH Official Live Stream
https://s2019.siggraph.org/conference/live-streaming-sessions/
YouTube Live @ GREE VR Studio Lab
http://j.mp/VRSYT

というわけで、過去最大級に濃密な濃密なVRSionUp!でございました!

次回の「VRSionUp!」開催は7月16日、テーマは「先端ボイチェン研究」ということで、ボイスチェンジャーに再びスポットライトがあたりますよ。参加募集は始まっているのですがすでにどちらも満席! 当日はYouTube Liveの配信が予定されていますので、そちらでぜひ。

また7月2日には「WFLE VTuber Hackers Meetup Vol.02」#WFLE_VHM2 が開催されます。Wright Flyer Live Entertainmentさんとバーチャルキャストさんの合同で開催されるVTuberやライブエンタメに特化した勉強会です。白井さんも登壇されますよ!

次回のVRSionUp、そして「WFLE VTuber Hackers Meetup Vol.02」にVRonは取材でお邪魔させていただきますので、ぜひともお楽しみにー!

取材協力:GREE VR Studio Lab

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