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角川アスキー総研、株式会社QDレーザの網膜走査型レーザアイウェア「RETISSA® Display」の一般受注を開始

株式会社角川アスキー総合研究所は31日、「アスキーストア」(http://ascii-store.jp/)にて株式会社QDレーザが開発・販売する網膜走査型レーザアイウェア「RETISSA® Display」の初の一般(個人)向け受注を7月31日午前10時より開始したことを発表しました。

QDレーザによる網膜走査型レーザーアイウェアが、弱視の人たちに福音をもたらすか

今回アスキー総研さんが発表しました、QDレーザさん開発のアイウェア「RETISSA® Display」は従来のスマートグラスと異なり、網膜に直接映像を照射することで、視力に左右されない映像が見られる……という製品です。まずはQDレーザさんの公式紹介映像をどうぞ。

これまでのスマートグラスは映像部分を見ようとすると背景のピントがずれてぼやけてしまい、逆に背景を見ると映像部分がぼやけてしまいます。これは、映像を出している部分とその先にある実際の目で見ている映像の焦点が違うことにより発生します。

最大の特徴は、目のピント調節機能の影響を受けないことにより、近視や遠視、乱視、老眼など視力に課題がある人でも矯正なしでクリアな映像を楽しむことができる、という点。

元々QDレーザさんでは、網膜の機能が失われていなければロービジョンと呼ばれる著しく視力が低い人でも映像を見ることが可能となる医療機器の開発を進めていまして、この技術を「RETISSA Display」で応用している、というわけです。

網膜症型としては初の一般向け販売開始。お値段は598,000円(税別)

今回の「RETISSA® Display」は、三原色レーザ光源からの微弱な光と高速振動する微小な鏡(MEMSミラー)を組み合わせることで、網膜上に映像を描き出すレーザ網膜走査技術「VISIRIUM® テクノロジー」を採用しています。

眼鏡型のフレームに内蔵された超小型プロジェクタから、片眼の視野中心部(視野角約26度、アスペクト比 16:9)に、HDMIで接続した機器からのデジタル映像を網膜に直接投影することができる仕様です。HDMIケーブルで繋げられる映像であればどんなものでも映せるようですね。

肉眼で見る風景と、投影映像のピントずれが起きないことから、新たなAR体験が可能となるこちらのHMD、お値段など概要はこちら!

【一般(個人)向け価格】598,000円(税別) ※送料無料
【出荷時期】2018年秋予定

網膜照射型のHMDについては、落合陽一さんのピクシーダストテクノロジーズがメガネ型の試作品を発表したりされていましたが、一般発売にこぎつけたというのは非常に特筆すべきことではないでしょうか。今年の1月に開催された「ウェアラブルEXPO」にて実機展示がされていましたが、ついに日の目を見る形ですね!

今後のアップデートでさらにAR的な側面での進化が期待できそう。これからに注目です!

記事元:網膜走査型レーザアイウェア「RETISSA® Display」 アスキーストアにて初の一般向け受注開始 -PR TIMES

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