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ミライアカリ、2023年3月31日をもって引退。5年半に及ぶ活動に幕

3月24日、VTuberのミライアカリさんが自身のツイッターにて同月31日をもってVTuberを引退すると発表しました。また、所属事務所のGOOM STUDIOも同日に公式サイトを更新、GOOM STUDIO自体も彼女の引退に合わせる形で活動を終了する旨公表しています。

バーチャルYouTuber四天王の一人が姿を消す。その足跡の先にある未来は果たして

ミライアカリさんは2017年にVTuberとしてデビュー、バーチャルYouTuberの黎明期を支えた「四天王」の一人に数えられ、現在に至るまで確固たる地位を築き上げました。

これがその初動画。元々は「アニメ娘エイレーン」チャンネルとして運営されていたYouTubeチャンネルを改題したこのチャンネルにて活動を始めたのでしたね。当時エイレーンさんが「このために6000万の借金をした」と語っていたのは、初期を知る方にとって懐かしいエピソードの一つでしょう。

活動領域は動画コンテンツ内に留まらず、歌やダンス、さらにはDJでのイベント出演や、タレントとしてTVや企業CMにも多数出演するなど、多岐にわたる活動を行ってきました。

2019年にはドワンゴの主導によって展開されたテレビ番組「バーチャルさんはみている」のレギュラーメンバーに抜擢されるなど、「バーチャルYouTuber四天王」の一人として、多くのVTuberの目標・憧れ・指針となっていました。

その一方で、同年末に所属事務所「ENTUM」が活動を終了。その後バンダイナムコが新たに設立したレーベル「GOOM STUDIO(グームスタジオ)」に所属し活動を継続していましたが、ここしばらく活動頻度が大きく下がり、しばらく活動休止の状態が進んでいました。

そして先日。彼女自身の手によって、その活動にピリオドを打つことを発表。彼女のツイートには多くの著名なVTuberが感謝とねぎらいの声をかけています。

ミライアカリさんは、四天王の中でも特に開放的であり、かつ当時におけるメジャーVTuberがどこまで尖ったことをやれるのかを体現してくれた、とっても貴重な存在であったと思います。初期の企画群を見ればそのバリエーションの多さは一目瞭然で、キレッキレの企画にアカリさん本人によるエッジが効きまくったトークは、まさしくワンアンドオンリーであった、と言えるでしょう。

また、VTuberの枠にとらわれない活動範囲の広さ(特にDJへのトライは特筆すべきです)や、様々なメディア・タイアップに登場したことによるVTuber認知への貢献は計り知れません。故に彼女が「四天王」としてリスペクトされ続けてきたのだと言えるでしょう。

そんな彼女が、5年半にわたって輝いてきたVTuberの世界を、去ります。

出典:ミライアカリTwitter https://twitter.com/MiraiAkari_prj/status/1639190621373231106/photo/1

その一番の理由は「価値観のズレ」。いかにも彼女らしく、今の自分の気持ちを赤裸々に語られていました。活動を通じて、如何に悔恨の思いが募っていたのかが伝わってくるようです。

©FAVRIC 2019

これで現時点において、今も活動を続けている「四天王(ねこみみマスターさんを除く)」は電脳少女シロさんだけになりました。そこには、VTuberという世界の変化の速さが透けて見えるようです。彼女たちが築き上げてきた「動画」を主体とするスタイルが「配信」を主体とするスタイルへとゲームチェンジしていく一方で、様々な形態のVTuberが今もビッグバンのように増加していきます。

もしかしたら、ミライアカリさんの活動スタイルには「限界」が来ていたのかもしれません。もしかしたら、彼女と運営チームがそのスタイルを変えていたのなら、この今生の別れを回避できたかもしれません。
でも、それはたらればでしかない。彼女は決断したのです。そしてその尊い覚悟を、我々は受け入れるのみです。

このVRonで何度かVTuberの引退に関する記事を書かせていただきましたが、そのたびに私は同じことを書くと決めています。それは、去る者が残していった足跡を後世に残すこと、彼女がいたという証明ができるのは彼女ではなく、我々観測者たるファンなのだということです。彼女の足跡が、VTuberの歴史にとって大きなマイルストーンであることは日を見るよりも明らか。
ならば、残しましょう。

ミライアカリさんのラスト配信は31日。おそらく多くの方が訪れることかと思います。あなたもですか? わたしもですよ。

あと4日。バーチャルYouTuberの世界に大きな足跡を残した「レジェンド」のラストステージをしかと見届けましょう。それが彼女にとってでき得る最後のエールです。

(H)

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