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アルファコード、ソフトバンクの「5G」実験用VRコンテンツを製作、題材は京都能楽堂の能公演「土蜘蛛」

株式会社アルファコードは30日、ソフトバンク株式会社による5G実験用のVRコンテンツを製作したことを発表しました。

アルファコードさんの次の一手は「5G」! ソフトバンクとのタッグが実現

Inter BEE 2018 / DCEXPO 2018に行ってXRの最前線を見てきました!(その5・IGNITIONトークセッション)

先日幕張メッセで開催されました「Inter BEE 2018」。これまでは出展ブースをご紹介を中心にお送りしてきましたが、今回の取材における2つの目玉! その一つがこちらのトークセッションであります。 ...

先日Inter BEE 2018での素晴らしいトークセッションをがっつりとレポートさせて頂いたばかりのアルファコードさん、お次はいよいよ「5G」対応コンテンツです!

今回アルファコードさんがコンテンツ製作を担当したソフトバンクさん、実は奇しくも同じく30日に同社が運営している5G関連のトライアル環境「5G×IoT Studio」のお台場ラボをリニューアルオープンしたばっかりでございます!

上がその「5GxIoT Studio」お台場ラボの内部写真(ソフトバンク・プレスリリースより)。

8K360度映像を4つのカメラで同時に撮影! 立体音響とともに映像を瞬時に切り替え可能!

今回の「5G実験用コンテンツ」は、京都の大江能楽堂で公演された演目「土蜘蛛」をVRで体験できる、という内容になっておりまして、5Gが将来的に期待されている大容量・低遅延という特徴を体感できるコンテンツになっています。

もちろん、撮影は8K画質の360度映像。しかも、京都にある能楽堂の舞台に向かって正面、左、左奥、2階席の4地点から360度カメラで撮影された8Kの映像で構成されていて、かつアルファコードさんによる立体音響技術が採用されておりますよ!

これによって舞台の奥行きも感じられるようになり、体験者の見ている方向にあわせて音が追随することで、平面の動画に比べて臨場感が大幅にアップ。また撮影された4視点を手持ちのコントローラーで切り替えることができるため、ユーザーは色々な角度から能を楽しむことができる、という仕組みになっています。

この高精細な複数の8K360度映像を瞬時に切り替え、かつ立体音響による絶大な臨場感を実現しているのが、5Gの伝送技術。5Gの低遅延・広帯域による超高速通信により、高精細8Kの実写で撮影されたVRというリッチコンテンツを遅延なく再生でき、遠隔地にいながらインタラクティブな視点切り替えを瞬時に行えるようになっている、というわけです。

上記の取り組みはアルファコードさん調べで「日本初」! これまでにご紹介させて頂いた、様々なVRコンテンツ制作の知見が存分に活かされているそうです!

視聴についてはスマートフォンまたはPCに接続したVRヘッドマウントディスプレイを使用。迫力のあるダイナミックなVR体験を実現しています。

アルファコードさんとソフトバンクさんでは今後も実証実験を重ね、VRと5Gを組み合わせた新しい体験を皆様に提供できるよう新たな技術研究を積み重ね、新しいサービスを開発していくとのことです。

今後の「softbank 5G」展開の中で体験できる機会がやってきそうですね。なんといってもポイントは「4つの視点をダイナミックに切り替えられる+立体音響」でしょう。はたしてどのような内容に仕上がっているのか……。アルファコードさんのこれからの展開から、目が離せません!

情報提供:株式会社アルファコード

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