いやー、先日17日に、ついに発売されましたねー!「エースコンバット7」!
エースコンバットシリーズとしては2007年に『ACE COMBAT 6 解放への戦火』が発売されてから、実に12年ぶりとなります本作。この12年の間にも様々なエースコンバットシリーズは出ているものの、ナンバリングタイトルとしてついにお目見えした『ACECOMBAT 7 SKIES UNKNOWN』は、エースコンバットファンには待ちに待った発売ではないでしょうか!
筆者がエースコンバットに初めて触れたのはまだ幼い頃。あのときは『ACE COMBAT 5 THE UNSUNG WAR』を兄弟がプレイする横で膝を抱えて応援しているばかりでしたが、ゲーム画面で縦横無尽に駆ける戦闘機のカッコよさは、未だに私の記憶の中で鮮明に残っているほどの衝撃でした。
そんな中いよいよリリースした「エースコンバット7」ですが、今回の作品には……「VRモード」なるものがあるではないですか!!
すでにこの「VRモード体験版」はPlayStation Storeにて配信もされています。体験版ではミッション1の序盤を最大5分間、無料でプレイスすることが可能になっています。使用できる機体は「F/A-18F Super Hornet」、兵装は「QAAM」。導入シーンやVR専用ハンガー、ミッション前の機体プレビューも体験できますよ。
となれば……。
……これは、やるしかない。VRonとして……!
というわけで、子供の頃にはただ見ているだけだったプレイ経験のない筆者が、『ACECOMBAT 7 SKIES UNKNOWN』の「VRモード」全3ミッションを体験レポートしましたよ!
『ACECOMBAT 7 SKIES UNKNOWN』VRモード体験レポート
エースコンバットシリーズをご存じない方のために、まずは本作のご説明をば。
『ACECOMBAT 7 SKIES UNKNOWN』は、戦闘機を操るフライトシミュレーションゲーム。プレイヤーはエースパイロットになって、リアルなグラフィック空間を360°自由に飛び回る爽快感と共に、自身の判断で次々に敵を定めて撃墜(破壊)する快感を得ながら、難局を勝ち抜いていきます。
本作のテーマは「空の革新」。空を立体的に埋め尽くす雲の広がりや、細密に表現された地形・景観をしっかりと描いたことで、シリーズ20周年の歴史において最も魅力的な空中戦と速度感が楽しめます。また「立体フィールドの空」では、雲が機体を掠める感覚によってスピード感を感じることができ、実際に空へ迫っていく感覚を体験できます。
VRではない通常のキャンペーンモードもエースコンバットシリーズならではの壮大な楽曲と圧倒的スケールで描かれますよ。戦時下にうごめく策謀、拡大していく戦火の中で、人々は平和を願い、救いを求めます。抱える痛み、迫る恐怖、登場人物それぞれのドラマが「同じ空の下で」展開されます。
さらに本作のキャンペーンモードでは、無人機や巨大兵器など、近未来をリアルに予見した超兵器が登場! 無数に射出され全方位から攻撃してくる無人機や、圧倒的な存在感を持つ兵器など、戦闘機サイズから要塞サイズまで様々な大きさの、強烈な攻撃力を持つ超兵器が戦場に現れ、目の前に立ちはだかる難敵とのスリリングな戦闘を楽しむことができます。またシリーズを遊びつくした上級者のために、コブラやフック、クルビットといった「失速後機動」の操作と挙動を忠実に再現していますよ。
圧倒的な景色、強烈な戦闘機の爆音、PS4ならではのショックフィードバック、全てがヴァーチャルでリアルだった
まず、操作方法を確認するために普通のモードで「キャンペーンモード」をプレイしたのですが、筆者みたいな初心者でもわりとすぐに操作方法を覚えることが出来ました! とにかくチュートリアルがとって解りやすい! ノーマル難易度もすぐにクリアできちゃいました! 私、才能あるかも……?
※PlayStation VR 対応の「VR モード」では、VR 専用の新規ミッションがプレイできます。そのほかのモードはPlayStation VR に対応していません
※「VR モード」はPlayStation VR 専用となっています。そのほかのVR 機器には対応していません
では、いよいよVRモードでプレイしてみましょう……!
ヘットセットを装着すると目の前には戦闘機! …わぁお。言葉になりませんでした……!
ミッションが始まった瞬間、既に飛行機のコックピットへ座り操縦桿を握る私。眼の前に広がるのは青空と白い雲、航空母艦の灰色と整備士の鮮やかな黄色!
格納庫から出た先のカタパルトでは戦闘機が1機がスタンバイしており、私の機体はそのスタンバイしている戦闘機の横へ、すると、スタンバイしていた飛行機が『ゴォー』と、すごい音を立てて眼の前で飛んでいくんですよ!(興奮)
何といっても、音が凄かったのです! 実は筆者、子供の頃は米軍基地の近く育ち。戦闘機の音を子供の頃から日常的に聞いて育ってきた私が言うのですから間違いありません、戦闘機の音が超リアルでした! プレイにはぜひヘッドホンの着用をマジでオススメします!
さぁ、いよいよ発艦!……するも、すぐに操作を誤り海へ墜落。墜落時は目の前が炎で真っ赤に……! 炎の描写もとてもリアルに表現されていて、炎上する機体の中で「燃えてる! 燃えてる!」と慌ててしまいました。ハズカシイ……(笑)
とにかく、その景色に圧倒されます。どこまでも続く空と海! 雲の中では音がこもったように聞こえたり、気流を再現しているのかコントローラーがぶるぶる震えたり、雨粒がバチバチ機体に当たる音が! すごい……!
航空母艦から飛び立った後は、まず先に発艦した機体を追い続ける、というミッションが課されます。しかしVRモードでは、この追い続ける事すら難しく、いつの間にか迷子になってしまう始末……。
どこにいるのかわからず途方に暮れていると、操縦桿の左上に航空レーダーがあるではないですか(下の写真、真ん中下あたりにある計器表示がそれ)!
このレーダーを頼りに旋回して、何とか仲間と合流することができました……と、ほっとしたのもつかの間、今度は不審な飛行機を仲間が発見! いよいよ、戦闘開始です!
戦闘中はかなりの苦戦を強いられました……。が! VRモードならではの体験はここからが真骨頂だったのです!!
初心者という事もあり、ロックオンができずひたすら敵機を追いかけていたのですが、L2トリガーで速度を落とし急旋回すると、車でいうドリフトのような。感じるはずのない椅子へ押し付けられる重力を感じたのです! おおおおお! これがVRか……!
この後なかなか撃墜することが出来ず、夢中で敵を追いかけまわしては何度も墜落するの繰り返し。熟練パイロットへの道はなかなか険しいのですね……。
慣れてしまえば「VR酔い」を忘れ、プレイに集中してしまうほどに面白い!
さて、プレイ中に筆者が一番懸念していたのは「VR酔い」です。
私自身、VRonのスタッフとしてVRコンテンツに接する機会も多いのですが、けっこうVR酔いしてしまう率が高め。今回のエースコンバットは「フライトシミュレーション」ということもありまして、けっこう心配しながらのプレイでした。
さて実際のプレイを通しての「VR酔い」についてですが、機器操作に慣れていなかったり、方角を見失って迷いながら右往左往してしまうと、流石に「VR酔い」が襲ってきてしまいますね……。最初こそ15分もプレイできないくらいな感じでしたが、それも機器操作になれてくるとすぐに酔いも収まり、がっちりとプレイに集中することができました!
もし万が一酔ってしまった時に筆者が試した対処法は、何かを口に含みながらプレイすること! のど飴やガムを口に含みながらプレイすることでだいぶ酔いを緩和することできましたので、おすすめです!
ミッションを超えるごとにリアルさが増す! VRモードならではの激しさが全天周を覆う!
こうして、チュートリアル的な要素の強い「MISSION 1」を無事クリア。ミッションの最後にちゃんと母艦への着陸を行うシークエンスが用意されているあたり、リアルさを追求してますね!
ミッションを終え「いやー、VRモード面白かったなー、これで終わりかな?」と勝手に決めつけていたのですが、よーくミッション選択画面を見ると、『MISSION 1』の下にさっきまで無かったはずの『MISSION 2』表記が!
どれだけのステージがあるのかと調べてみたところ、エースコンバット7のVRモードのステージ数は全部で3つ! これは予想以上にボリューミーですねー! そして難易度もEASY・NORMAL・HARDの三種類があり、HARDをクリアしたツワモノには難易度「ACE」という最強のモードが登場するそうです。
『MISSION 2』では、すでに攻撃をを受けている基地から発進という、エマージェンシーな状態でのスタート。敵の攻撃により周囲は燃えていたり、戦車が敵機を攻撃していたり、すぐそばで飛行機が墜落したりとかなりの戦場モードです。こんな修羅場の状況で、さらに墜落しそうな機体が迫ってくる中離陸する、というハラハラ・ドキドキの幕開けに、筆者大興奮ー!
道中の戦闘は激しさを増しておりまして、ステージに慣れるまで地上近くで旋回できずに何度も墜落・炎上してしまいます。うーん、歯ごたえがあるぜ……!
今回の戦闘の特徴は、いかに「ロックオン」のターゲッティングを切り替えられるかかでした。△ボタンを押すことででロックオンを変更できるのですが、ほとんど密集した状態で地上部隊がいる為、うまくロックオンを変更できないとその分余計に旋回をせねばならず、苦戦を強いられます。
何度も何度も失敗してしまいましたが、3度目の正直で何とか敵部隊をせん滅に成功! ミッション2もクリア! しかし、最後の着陸で7回失敗するという体たらくでした。でも……ここで地上の景色を見たときが本当に嬉しかったなー。激戦を乗り越えて母艦に帰還するって、こんな安堵感を覚えるものなんですね……!
最終ミッションになりますは『MISSION 3』は、1と2とは違い離陸はなく、飛行している状態でスタート。
周りを見回すと、それはそれは美しい山々が広がっており、山々の輝く雪の白さ、青空、雲海。ため息が出るほどの美しさで、いつまでも眺めていたくなるような、とても美しい景色が360度に渡って広がっていきます。
今回のミッションは、敵の輸送機を無傷で保護する、という内容。今までの戦闘と違い、スピードと追跡能力が問われるミッションでした。
相手の後ろを取らなければ確実に撃ち落とすのは難しく、沢山敵機がいる為、敵機からのロックオン状態が続く……という緊張感! ミサイルをよけつつ敵を追いかけますが、何度も撃墜されてしまうことに。でも、このときの演出が良かった……!
これまでの「墜落して爆発する」「撃墜され墜落する」とは違い、「撃墜されると制御不能になり、周囲が燃え始め最後に爆発して墜落」という演出になっていて、素直に感動してしまいました……!
映像、音楽、効果音、その全てに圧倒されっぱなしの「VRモード」。ぜひプレイを!
ミッション画面に戻ると新しい機体が使用可能になっていました! 左スティックで様々な角度から機体を眺めることが出来るのですが、格納庫にいる整備士の近くで機体を眺めていると、聞こえてくるんです……彼らの声が! VRならではの細かい演出ですねー!
映像もそうですが、ピッタリな音楽、効果音にも凄く圧倒されました。何度も言うようですが是非、ヘッドホンのいい音で『ACECOMBAT 7 SKIES UNKNOWN』VRモードを体験してください。
音と映像の洪水の中で、最高の戦闘機操縦を楽しめますよ!(ai)
ACE COMBAT™ 7: SKIES UNKNOWN (エースコンバット7 スカイズ・アンノウン)
・発売元:バンダイナムコエンターテインメント
・フォーマット:PlayStation 4
・ジャンル:フライトシューティング
・発売日:好評発売中
・価格:パッケージ版 通常版 希望小売価格 7,600円+税
パッケージ版 コレクターズエディション 希望小売価格 12,400円+税
ダウンロード版 通常版 販売価格 8,208円(税込)
ダウンロード版 デラックスエディション 販売価格 10,908円(税込)
・プレイ人数:1人(オンライン時:2~8人)
・CERO:A(全年齢対象)
※PlayStation®VR(別売)対応の「VRモード」ではVR専用の新規ミッションがプレイできます。その他のモードはPlayStation VRに対応しておりません。
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ACE COMBAT™ 7:SKIES UNKNOWN & ©BANDAI NAMCO Entertainment Inc.
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記事情報提供:株式会社バンダイナムコエンターテインメント