CEATEC 2019 ニュース

CEATEC 2019へ行って、CPS / IoTの最先端を見てきました!(取材レポート)

その時、筆者は幕張におりました!

一般社団法人電子情報技術産業協会、一般社団法人情報通信ネットワーク産業協会、一般社団法人コンピュータソフトウェア協会の3団体で構成するCEATEC 実施協議会は、2019年10月15日(火)から18日(金)までの4日間の日程で、幕張メッセ(千葉市美浜区)にて「CEATEC 2019」を開催しています。

現在のCEATECにおけるメインコンセプトは「CPS(サイバーフィジカルシステム)」と「IoT(モノのインターネット)」。

「CPS」は実世界(フィジカル空間)にある多様なデータをセンサーやネットワーク等で集め、それらをインターネットなどのサイバー上にて大規模データ処理技術等を駆使して分析や知識化を行い、そこで生み出された情報によって、産業や社会の活性化を図る、というもの。この「CEATEC JAPAN」はまさに、そんな「CPS / IoT」に関する様々な技術やソリューションが一堂に会します。

VRonは14日につづきまして15日に取材をさせていただきました。毎度おなじみの現地ツイートとご一緒に会場の模様をお伝えするといたしましょう!

IoTの祭典「CEATEC」15日現地レポートまとめ

今回のCEATECは1フロア広くなりまして(昨年は1-6までの6エリア)、2-8までの7エリアに拡張されました。その効果もありましてか非常に広々!

特に今回の目玉となりました「SOCIETY 5.0」エリアは、サービス産業を中心とした複数の企業の共創により、「2030年のまち」を構築する企画エリアとして前回上のど真ん中を横断するように配置がなされておりました。それはさながら未来の町並みを表現しているようで!

その「SOCIETY 5.0」の中でも特に目立っていたのがANAさんのブースでございました。前回ご紹介した「newme」だけでなく、様々な展示を大きなフロアで展開されていて、貫禄漂う佇まい。「AVATAR-in」というテーマのもと広範囲な展示をされていたのが印象的でした。

auさんのブースは一転して正面突破形といいますか、さすがは5G全振り、って感じの展開をされていましたね。

こちらの「XR Door」という展示に使われていたのが……。

おおおおおお! 噂の折りたたみスマートフォン、「Galaxy Fold」!!

このように、AR技術を使ってどこでもドア的な視覚効果を提供するデモンストレーションが行われておりました。「Galaxy Fold」を持ってくるあたり、さすがはauさんだわ……。

もちろん、先日ご紹介したばかりの「NrealLight」auバージョンも準備万端。体験を望むお客さんの列ができておりました。で! この写真で注目いただきたいのが上の写真右下にあります「5G」の刻印がされたスマホ。実はこれ、今回のCEATEC出展のためにauさんが用意した5Gのプロトタイプ端末だったんです!

拡大写真。使われていたのはソニー製の「Xperia」ブランド端末。NrealLiteの頭脳としてバリバリ活用されておりました。同ブースではこの端末と、SAMSUNG製「Galaxy」ブランド端末が実機展示されていまして、実際に速度体験もできるようになっていましたよ。自由視点映像体験もありましたね!

この他にもVR体験ブースではSynamonさんの「NEUTRANS BIZ」がデモンストレーションされるなど、XRコンテンツが全面に出た展開をされておりました。

ど安定のバンナムさんブース。ミライ小町ちゃんがナビゲーターをお務めでいらっしゃいました。その他にもバンナムさんブースは魅力的な展示が多かったので、後日詳しくお伝えします!

何が一番驚いたって、今回大日本印刷さんのブースがVTuberベースのサービスに全振りしていたことですね!

こちらは「バーチャル接客サービス」として展開されていたもので、中身はみんな大好き!バルスさんの「どこでもVTuber」。大日本印刷さんが販売代理を行っておりまして、本展示ではDNPの公式キャラクターである「ファンズちゃん」が使われておりました。

さらに、こちら左のバーチャル接客サービスの基幹システムはあの! エクシヴィさんのお家芸「AniCast」! この振り方が大胆!

DNPさんの自信作「透明スクリーン」と併せて展開されるそうでございまして、DNPさんの本気を感じ取らせていただきました。ていうかあれですね! こういうハレの場で箱推ししているVTuberさんのお姿を見ると、なんだか嬉しくなっちゃいますね!

今回CEATECさんが新たに取り組まれたのが「CEATEC Student Lounge」。スタートアップ&ユニバーシティゾーン/学生交流ラウンジを中心に構成されておりまして、CEATECの視点によるユースへのアプローチが垣間見えた展示展開でした。特にスタートアップ&ユニバーシティゾーンでは各学術機関における「スタートアップ」への取り組みがフィーチャーされていて、なるほど、CEATECがやるとこうなるんだなー! と関心させられましたねー。

auさんに対してNTTドコモさんがガブリ四つの展開になったのも象徴的でしたねー。やはり5Gを推すもの同士という共通点がそうさせるのでしょうか、こちらでは「MagicLeap One」のプレイアブル展示が大人気でした!

最後はオープニング・レセプションを取材させて頂き〆。

昨年は1日のみ、初めての取材参加でしたが、今年は前日のメディアコンベンションからガッツリと参加させていただきまして、IT産業界がこれからの技術進化にどう対峙し、形にしようとしているのかをより明確に感じ取ることが出来たような気がします。

昨年はとにかく「思っていた以上にXR関連の展示がない!」という印象でしたが、今年はさらにその傾向が進んでいて、「5G」「AI」、そして「オートモビリティとデジタルツイン系とテレイグジスタンス系の展示がやたらに多い!」という印象が強烈でしたねー。

例えば上でご紹介した大日本印刷さんの切り口も「バーチャル接客」というところで、これはまさしく「テレイグジスタンス」的な発想なわけですね。他の展示も、アームロボット的な展開や、ANAさんのようなリモート筐体など様々な分野のアプローチがなされていて、そうかー、産業界的にはそっちかー! という感じ。

とはいえ、バンナムさんみたいな独自の展示も多く、とっても楽しめる空間になっておりました。面白かったー! というわけで今年から「JAPAN」が取れたCEATEC 2019、明日も開催されますよ! 以下概要!

CEATEC 2019 開催概要

  • 会 期:2019年10月15日(火)~18日(金) 10時~17時
  • 会 場:幕張メッセ(千葉市美浜区中瀬2-1)
  • テーマ:「つながる社会、共創する未来」
  • 入 場:無料(全来場者登録入場制)※入場にはオンラインでの登録が必要です。
  • 主 催:CEATEC 実施協議会

事前に入場登録をすればどなたでも入場できるのが大きなポイントですね! 未来のCPS・IoTが気になるアナタ! ぜひ足を運んでみては如何でしょうー!

明日から出展社様の詳しいご紹介をしていきますので、引き続きお楽しみにー!

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