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ネクストシステム、スマホだけでAI骨格検出を可能にする 「VisionPose Single3D for iOS」を本日より発売

株式会社ネクストシステムは28日、WEBカメラで人間の骨格を検出するシステム「VisionPose(ビジョンポーズ)」シリーズの1つとして、カメラ“1つ”で人間の骨格を検出する「VisionPose Single3D(以下 Single3D)」のiOS向けSDKを「VisionPose Single3D for iOS」として10月28日(月)より販売開始しました。

カメラだけで骨格検出を実現した「VisionPose」、1つのカメラだけで検出可能な「Single3D」のiOS版がいよいよ登場!

VisionPoseは骨格をカメラ画像からAI(ディープラーニング)技術で検出するアプリケーション。これまでの2つのカメラを使って3D座標で骨格検出をする「Standard」版に加え、9月より一つのカメラだけで人間の骨格を3D座標で検出できる「Single3D」のWindows Unity版がリリースされておりました。

本日、新たに「iOS版」を公開することで、高機能な骨格検出技術をiOSアプリでも活用できるようになりました。こちらがこの度新たに公開された公式動画。

 

Single3Dはカメラ1つでの3D骨格座標の取得のほか、2Dでの骨格座標の取得にも対応。測定可能な関節の部位は上記の表にあります通り、3Dの場合で17箇所、2Dの場合で30箇所となっています。

また、Single3Dは骨格可視化アプリ『BodyAndColor with MICHICO』をサンプルアプリとして同梱しているのも大きな特徴です。

こちらのサンプルアプリでは、カメラ映像からリアルタイムに人物の骨格可視化を行い、3Dキャラクター(ミチコ)を動かすことが可能になっています。サンプルとして入っている3Dモデルデータは、ネクストシステムさんの公式バーチャル広報担当のミチコさん。

通常の光学式モーションキャプチャーでは複数のカメラを使い、さらにマーカーやトラッカーなど、各部位の位置を認識させる装置や素子を身体に装着させるのが一般的ですが、カメラ一発、しかもiPhoneのカメラだけでモーキャプを実現させちゃう、というのはなかなかのインパクトです。

現在スマホベースのフェイスモーキャプ機能を持たせたたアプリはARkit / ARCoreの普及もあり数多くリリースされていますが、全身のモーキャプ、てーのがスゴイ。この技術を使った全身モーキャプ+配信アプリなんか出ちゃったら(しかもVRMのインポートとかできちゃったりとか)、けっこういろんなことが前に進みそう。もう開発しているとこもあるかもしれませんね。以下概要!

「VisionPose Single3D for iOS」製品概要

価格     : 498,000円(税抜)/1アプリ
※リリースライセンスはダウンロード数に関係なく上記の価格でご利用いただけます。
※VisionPose Single3D for Windows Unityとは料金体系が異なります。

WEBサイト   : https://www.next-system.com/ad/visionpose-single3d/motion-capture

パッケージ内容: VisionPose Single3D本体 / VisionPose Single3Dマニュアル / リアルタイム骨格可視化サンプルアプリ「BodyAndColor with MICHICO」

また、Windows Unity版SDKも引き続き発売されています(398,000円(税抜))。こちらは上記アプリに加え、動画・静止画骨格解析ツール「VP Analyzer for Single3D」・ 3Dモデルデータを含むその他付属ファイルも含まれておりますよ。

昨今日本でも急激に光学式のモーションキャプチャー技術の普及が進み、先日には光学式モーキャプ界のポルシェこと「VICON」がTwitterのトレンド入りをしてしまう、なんて事も起きるほどになりました。今後はこういったより手軽な全身モーキャプの技術が多く出てきそうですね。今後の展開に注目です!

記事元:スマホだけで人間の骨格を3D解析! iOSアプリに使えるAI骨格検出システム 「VisionPose Single3D for iOS」を10月28日(月)より新発売! -@Press

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