HTC NIPPON株式会社は4日、本日より「VIVE Pro Eye」の希望小売価格を従来の186,120円から162,880円へ値下げしたことを発表しました。ともにメーカー希望税抜価格です。
ついに「HTC VIVE Pro Eye」も値下げを断行!
こちらのムービーが公開されてから、もう9ヶ月が経つんですね……。
「VIVE Pro Eye」は、「VIVE Pro」に眼球の動きや焦点をトラックするアイトラッキング技術を搭載したHMDです。アイトラッキング技術を用いて高精度な視覚トラッキングデータを取得することが可能になり、マーケティングデータ分析やトレーニングツールなど、次世代の様々なビジネスシーンやアイディアに活用できるようになります。
製品ページURL :https://www.vive.com/jp/pro-eye/
主な特徴を箇条書きすると、
- アイトラッキングを標準搭載
- 中心窩レンダリング(Forveated Rendering)を実装し、PCの負担を軽減
- アイトラッキング機能を駆使することで視線ビームメニューのUIや視線ヒートマップなどを実現可能に
という感じ。VIVE Proの上位版的ポジションとして位置づけられ、特にアイトラッキングを求めるハイエンドな利用者層に支持されています。主なスペックはこちら。
・ヘッドセット
スクリーン | デュアルAMOLED 3.5インチ(対角) |
解像度 | 片目あたり1440 x 1600ピクセル(合計2880 x 1600ピクセル) |
リフレッシュレート | 90 Hz |
視野角 | 110 度 |
オーディオ | ハイレゾ対応ヘッドフォン(取り外し可能)、高インピーダンスのヘッドフォンサポート、エルゴノミクスの改善 |
入力 | 内蔵マイク |
接続 | USB-C 3.0、DP 1.2、Bluetooth |
センサー | SteamVR™ トラッキング、Gセンサー、ジャイロスコープ、 近接センサー、IPDセンサー、アイトラッキング |
調整機能 | レンズ距離調整付きアイレリーフ 調整可能 IPD 調整可能ヘッドフォン 調整可能ヘッドストラップ |
・アイトラッキングの仕様
視線データ出力周波数(両眼) | 120Hz |
精度 | 0.5°〜1.1° (FOV 20°以内) |
キャリブレーション | 5ポイント |
追跡可能視野角 | 110° 眼の疾患、眼の手術、濃い化粧、および強い近視は、アイトラッキング性能に影響を与える可能性があります |
データ出力(アイ情報) | タイムスタンプ(デバイスとシステム)、視線の起点、 視線の方向、瞳孔位置、瞳孔サイズ、目の開閉 |
インターフェース | HTC SRanipal SDK |
SDKエンジンの互換性 | Unity、Unreal |
・コントローラー仕様
センサー | SteamVR Tracking 2.0(最大100平米のルームトラッキングが可能) |
入力 | 多機能トラックパッド、グリップボタン、デュアルステージトリガー、 システムボタン、メニューボタン |
接続 | Micro-USB充電ポート |
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今年1月に「VIVE Pro」の値下げに踏み切ったHTCさんですが、今回PRO Eyeでもほぼ同額の値下げを敢行することになります。先行して2日に北米での値下げが発表されていたばかりで、今回日本でも同規模の値下げが適用された形です。
「VIVE Enterprise商用保証」も登場、本日より公式ショップ、正規販売店で新価格販売がスタート
また、今回のVive Pro Eyeの価格改定に伴い、従来の「VIVE ENTERPRISE 向けアドバンテージパック」が「VIVE Enterprise商用保証」としてリニューアルされています。同保証には2年間の商用利用保証や翌営業日eメール対応、優先対応サービス等が含まれています。
すでに本日より新価格での販売が始まっています。詳細は以下からどうぞ。
- HTC公式オンラインショップ:https://www.vive.com/jp/
- VIVE正規取り扱い販売店:https://www.vive.com/jp/storelocations/
というわけで、PROに続きEyeについてもお求めやすくなりました。今後間違いなく訪れるであろうMRグラス勢との覇権戦争に、HTCはCOSMOS、Pro Eyeを引っさげてどう対峙していくのか? 今後の動きに注目していきましょう!