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ヤマハ、VRコンテンツとの相性に優れた立体音響技術「ViReal」を来年1月より本格提供開始

ヤマハ株式会社は22日、VRコンテンツなどとの相性に優れた立体音響技術『ViReal™』(バイリアル)による3Dヘッドホン再生技術の本格提供を2018年1月より開始することを発表しました。

これに先立ち、株式会社カプコンが12月14日(木)に発売する「バイオハザード7 レジデント イービル ゴールド エディション」と、2018年1月26日(金)に発売予定の「モンスターハンター:ワールド」で本技術が採用されることも併せて発表されています。

ヤマハが提案するのは「聞くVR」

今回ヤマハさんが発表した『ViReal』は、現在のVRコンテンツの主眼である「視聴するヴァーチャルリアリティ」ではなく「“聴く”VR」を実現する技術の1つ。前後・上下・左右、あらゆる方向から聴こえてくる音をヘッドホン(イヤホン)・スピーカーでも再現することができる技術になっています。

『ViReal』は、

  • あらゆる方向の音を方向情報を保ったまま一度に64chで録音する「ViReal Mic」
  • 立体音響のままのミキシング・加工に対応し、音素材を空間に自由に配置してミキシングできる「ViReal Sound Engine」
  • 任意の数のスピーカーを自由度をもって配置し、極めてリアルな音空間を再現する「ViReal Speakers」
  • 3Dヘッドホン再生技術「ViReal Headphone」

4つの独自のテクノロジーで構成され、充実の立体音響効果を実現するんだそうです。

また「再生」だけではなく、独自のマイクテクノロジーとサウンドエンジンによって立体音響の「収録」「制作」についても総合的にサポートするのも特徴。例えばVR映像に活用することで映像と音、双方から圧倒的な没入感を実現したり、ビデオ会議に活用して遠隔地にいる相手が同席しているかのような空気感を再現したり、音楽データに活用してライブ会場の臨場感を再現したり……などの用途が想定されています。

2018年1月より「ViReal Headphone」の外部提供をスタート

これまでこの『ViReal』は、一部コンテンツに対してのみ試験的に技術提供が行われていましたが、2018年1月より『ViReal』を構成する技術の一部である3Dヘッドホン再生技術「ViReal Headphone」の外部提供を2018年1月より本格的に開始するとのこと。

同技術の利用相談は『ViReal™』公式サイト問い合わせフォームから可能です。

「ViReal Headphone」は、左右の耳に入る音を機械的に制御することでヘッドホン・イヤホンでも立体的な音響効果を再現する、というもの。約100人もの人間の耳・頭部の形状を独自に収集、解析、学習することで独自の頭部伝達関数を開発し、あらゆる方向への滑らかな音源移動による圧倒的な立体サウンドを実現できる、としています。

ただいま東京ゲームショウ2017のカプコンブースで体験可能!

で、今回併せて発表されたのが、カプコンさんの「バイオハザード7 レジデント イービル ゴールド エディション」「モンスターハンター:ワールド」における「ViReal Headphone」先行採用です。

ただいま幕張メッセで24日まで開催中の「東京ゲームショウ2017」カプコンブースにて、モンスターハンター:ワールドの「ViReal Headphone」を体験できるそうですよ!

プレスリリースには、「ViReal」のサンプル音声なども公開されていますので、気になる方はぜひチェックチェック!

記事元:ヤマハが誇る“聴く”VR―収録・制作・再生までをトータルサポート ヤマハ 立体音響技術『ViReal』-PR TIMES

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