ニュース

メガネスーパーと凸版印刷、メガネ型ウェアラブル端末「b.g.」を使用した共同展示を今週末に実施

株式会社メガネスーパー(神奈川県小田原市)、子会社の株式会社Enhanlabo(東京都港区)、及び凸版印刷株式会社(東京都千代田区)は26日、2017年10月27日 (金) から29日 (日)に実施する「Innovative Technologies+ 2017」(日本科学未来館:DC EXPO内にて)において共同展示を行うことを発表しました。

「視覚拡張」がテーマのウェアラブル端末「b.g.」

今回使用されますのは、メガネスーパーが開発した「視覚拡張」をキーコンセプトに高精細な文字・画像情報をディスプレイに表示するメガネ型ウェアラブル端末「b.g.(ビージー)」。以下が今年1月に公開された公式紹介動画です。

VRゴーグルやMR系のヘッドセットというよりは「スマートグラス」って感じ。メガネ端末の黒い部分が視界のやや下に高精細なディスプレイを表示するようになっていて、視界を全部ふさぐわけではありません。これにより「引き」の客観的な視点と「寄り」の拡大映像を、わずかな視線の移動で同時に見ることが可能になっています。

2017年1月に東京ビッグサイトで開催された「第3回ウェアラブルEXPO」で「b.g.」のプロトタイプを展示したところ大きな反響があったことから、2017年5月にはエンハンラボを設立。現在事業化・量産化を進めているんだそうです。

題材は凸版印刷によるVR作品『洛中洛外図屛風 舟木本』

今回の展示では、凸版印刷「洛中洛外図屛風(舟木本)」の高品位複製を設置。複製の前で「b.g.」を装着し「洛中洛外図屛風(舟木本)」の高精細VR作品を「b.g.」に表示することで、作品に描かれた肉眼では見ることが困難な細かい描画も鑑賞できる、という内容です。

東京国立博物館と凸版印刷が共同で取得した「舟木本」の高精細デジタルデータを活用し、東京国立博物館の監修のもと、凸版印刷のVR技術により「洛中洛外図屛風(舟木本)」の高精細VRを制作したとのこと。「b.g.」との組み合わせで文字通り「隅々まで」見ることができる、というわけ。

このような展示方法を活用することで、博物館・美術館での鑑賞や劇場での観劇において、実物とその細部や文字情報を組み合わせた新しい鑑賞手法の演出を可能にしています。また、鑑賞・観劇におけるバリアフリー対応、インバウンド対応への活用も期待できるとのことで、これは様々な活用の可留津路が見出せそうですね!

「デジタルコンテンツEXPO 2017」で体験!

本展示は「デジタルコンテンツEXPO 2017」内の「Innovative Technologies+ 2017」にて視聴が可能。明日27日から29日まで日本科学未来館で開催されます。

NHKエンタープライズ、レコチョク・ラボらが共同開発した「8K:VRライド」がグッドデザイン賞を受賞、初の一般公開も決定

株式会社レコチョクは4日、株式会社NHKエンタープライズ、株式会社NHKメディアテクノロジー、株式会社レコチョクの研究・開発機関であるレコチョク・ラボ、WONDER VISION TECHNO LAB ...

以前ご紹介した「8K:VR」も展示されるなど、盛りだくさんの内容ですので、お近くに行かれる方はぜひ!

記事元:メガネスーパーと凸版印刷「Innovative Technologies+ 2017」で共同展示 -PR TIMES

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で

-ニュース
-, , , , ,