昨日6月20日から22日まで、東京ビッグサイトにて開催されております「第26回3D&バーチャルリアリティ展」、本日取材に行って参りました!
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本日より東京ビッグサイトにて「第26回 3D&バーチャル リアリティ展」が開催
リード エグジビション ジャパン株式会社は本日20日から22日の日程で、「第26回 3D&バーチャル リアリティ展」を開催しています。 「コンテンツ東京」など、多くの大規模展示会を手掛けるリー ...
前回取材しました「コンテンツ東京」の「先端デジタルテクノロジー展」とはいったい何が違うのか? そしてどんな展示が待っているのか? 本日からご紹介していきましょう。最初はこちらです!
「StarVR」「VRライドマシン」「VR方向装置」「フォークリフト事故シミュレーター」(株式会社ビーライズ)
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ビーライズ、「第26回3D&バーチャルリアリティ展」にて視野角210度HMD「StarVR」を使用した展示を公開
株式会社ビーライズは14日、6月20日から22日まで東京ビッグサイトで開催されます「第26回3D&バーチャルリアリティ展」(ブース番号:東8ホール 東5-15)へ出展することを発表、展示内容の ...
まずは先日もご紹介しました、広島にございます株式会社ビーライズさんのブースにお邪魔させて頂きました。一番の目的はやっぱり、
「StarVR」です。
視野角210度・5K解像度を誇り、日本で導入されているのは東京・新宿にある「SEGA VR歌舞伎町店」のみ、というハイエンドVRヘッドセットでございますよ奥さん!
今回ビーライズさんでは3つの展示を展開されておりましたが、いずれもStarVRを使用していらっしゃいました。一つ一つご紹介していきましょうー。
「フォークリフト事故シミュレーター」
VR空間に仮想のフォークリフト運用現場を創り上げ、その中でシミュレーターを通してフォークリフトを運転し、実際に起こりえる事故をバーチャル体験しながら事故防止に役立てる、というもの。
これまでに数多くの研修教育用や危険体験用VRコンテンツ・3Dコンテンツの制作実績を持つビーライズさんならではの内容で、かなーりリアル。
実際に、「フォークリフトを運転中に従業員が死角から出てきてそのまま轢いちゃう」というシーケンスがあるんですが、轢かれちゃう従業員の「ぎゃああ!」との叫び声とかも相まって、めちゃくちゃビックリしてしまいました(でも研修用なので、グロくはありません。ご安心を)。
VR歩行装置
こちらは広島市立大学との共同研究で開発されている「VR歩行装置」。
だいぶ前に「Virtuix Omni」という同じようなフォルムの歩行インターフェイスをご紹介したことがあるのですが、あちらが「専用の靴を履いて、センサー付きの床を滑りながら歩く」ことで方向などを認識していたのに対し、こちらは「ふとももの部分にある荷重センサーからのフィードバックで膝の上がり具合などを推定し、進行方向や速度をはじき出している」のがポイント。
以下がその説明でございます(クリックで拡大)。
床が動くわけではないので、実際には「足踏み」をするのに近いのですが、実際に前に向いて歩こうとするとVRの画面も同じ方向に進むんですよね! ちゃんと後ろ歩きもできましたー!
VRライドマシン「Lumbus」
最後にご紹介するのが「VRライドマシン『Lumbus』」です。こちらでも広島市立大学との共同研究で開発されておりまして、一番の特徴が「ロール・ピッチの2軸移動ながら、±20度まで動くのにコンパクト!」なところ。左右の傾斜角に至っては25度までいけるそうでございまして、体験コンテンツであります「VRコースター(SLOW SPEED)」で存分に活かされていました。
コンテンツの内容は「高層ビルに設けられた超低速のコースターに乗って移動する」というものなんですけども、まあコースターのレールが細くて揺れるんですよ! 「Lumbus」ではそういった「揺れ」をキッチリと再現している他、途中の90度カーブでは25度の傾斜角度がさらに恐怖感を煽る出来になっておりました。
そして!
StarVRを実際に体験しましたが、やはり視野角210度は伊達じゃないですね!
現在の主流のVRヘッドセットは広くても110度くらいなこともあって、どうしても「双眼鏡を覗いてるような感じ」がしてしまうのですが、このStarVRについてはまーったく「双眼鏡感」がありませんでした! まさしく210度の視野が目の前にパーーーンと開けるので、ちょっと他のVRヘッドセットとは次元が違いますね!
ほんのちょっぴり気になったのはリフレッシュレート。StarVRのフレームレートは60Hzでございまして、ちょーっとだけ、ちょーっとだけですけど、フレームのちらつきが気になっちゃいました。こりゃ仕様ですし仕方ないですねー。
とはいえ、今回のVRコンテンツが激しく動くタイプのものではなかったこともあり、体験中は全く気にならず、さらにちらつきによる酔いも全くなし! 存分に超高層ビルから見る高所体験を満喫できました。
今後もStarVRの特性を生かしたコンテンツ作りや、現在共同開発中のデバイスにももっと力を入れていきたい、とのことでしたので、今後に大いに期待ですね!
次回も「第26回3D&バーチャルリアリティ展」の模様をお伝えしていきます。お楽しみに!