株式会社ビーライズと電気学会C部門知覚情報技術委員会「知・技の伝承と複合現実型実応用共同研究委員会」は24日、来週の8月29日(水)と8月30日(木)の2日間、長崎県の総合レジャー施設「ハウステンボス」にあります「ハーバータウン ゲームミュージアム2F」にて「VRライドマシン」「VR歩行装置」等のVR製品・VRコンテンツを一般展示することを発表しました。
StarVRによるVR開発を続けるビーライズ、先日発表されたばかりの「StarVR One」を早速お披露目
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「第26回 3D&バーチャル リアリティ展」に行って、3DとVR技術の最前線を見てきました!(その1・株式会社ビーライズ)
昨日6月20日から22日まで、東京ビッグサイトにて開催されております「第26回3D&バーチャルリアリティ展」、本日取材に行って参りました! 前回取材しました「コンテンツ東京」の「先端デジタルテ ...
株式会社ビーライズさんは、VR・AR・MR・CG・360度映像・インタラクティブコンテンツ・プロジェクションマッピング等の制作や、VRなどの最先端技術を応用した体感型ソフトウェアを開発、主に安全教育用のVRコンテンツ制作などを行っている企業。広島を拠点に研究開発を続けられています。「第26回3D&バーチャルリアリティ展」でもがっつりと取材させて頂きましたね。
ビーライズさんが現在開発に用いているのが「Star VR」。16日に製品版となります「StarVR One」が発表されたばかりです!
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StarVR、視野角210度の次世代VRヘッドセット「StarVR One」製品版を発表
StarVR Corporationは14日(日本時間で15日) 、カナダのバンクーバーで開催している「SIGGRAPH 2018」において、次世代VRヘッドセット「StarVR One」を発表しまし ...
そんなビーライズさんが、一般社団法人「電気学会」の電子・情報・システム部門(C部門)内「知・技の伝承と複合現実型実応用共同研究委員会」にて出展するのが、今回のハウステンボスさんでのVRコンテンツ。しかもこの展示にて、早くも「StarVR One」が投入されます!
ハウステンボスで展示されるのは、新たなるアプローチで開発された『VR体験装置』の数々
早速、ハウステンボスで展示される内容をご紹介しましょう。
「Lumbus」(VRライドマシン + 高所コースター + StarVR One)
まずは広島市立大学によるベンチャー企業「株式会社Lumbus(ランバス)」が製造・販売するVRライドマシン「Lumbus」。
従来の複雑な構造ではなく、バランスボールと2本の軸を融合させた簡易構造で、揺動角度20度を実現しているのが特徴です。展示会場では、「高所コースター」のオリジナルコンテンツを体験することができます。上の写真は「第26回3D&バーチャルリアリティ展」での様子(HMDは開発版)。筆者も体験させて頂きました!
「VR歩行装置」(洞窟探検 + StarVR One)
こちらも「第26回3D&バーチャルリアリティ展」で展示されました。重心の変化や大腿部の動きを計測することで、VR内での自然な歩行感覚を実現するシステムです。簡易的な構造で足が滑ることなく、安全でより自然な歩行体験が可能になっていて、これによりVR酔いも軽減できる仕組みになっています。こちらも広島市立大学との共同研究で、特許出願中です。
歩行装置+力覚体験(SPIDAR)
こちらは「VR歩行装置」と「力覚提示装置」を融合させたシステム。歩行装置に加え,着用可能な「ストリング型力覚提示装置(SPIDAR-W)」によって,VRの空間を歩きながら,物体に触れたときの手触りや形状をリアルに体験することができるそうです! こちらは東京理科大学+東京海洋大学+広島市立大学+首都大学東京との共同で研究開発が行われています。
以上の3点が展示されるそうでございます。また、今回の展示に関する技術的な内容については、27日(月)に「タワーシティ会議室」で講演が行われるそうですので、気になる方はそちらもぜひ! 以下開催概要!
- 主催:電気学会C部門知覚情報技術委員会
- 会期:2018年8月29日(水)・8月30日(木)
- 会場:ハウステンボス(長崎県佐世保市) ハーバータウン ゲームミュージアム2F
なお、ゲームミュージアムの入館にはパスポート対象チケット、または入館料(500円)が必要ですので、ご注意を。
先日発表されたばかりの「StarVR One」を、日本でいち早く体験できるビッグチャンスです! 筆者は開発版を体験しましたが、210度の視野角は納得の迫力感でした。お近くにお立ち寄りの方もぜひぜひ体験を!