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StarVR、視野角210度の次世代VRヘッドセット「StarVR One」製品版を発表

StarVR Corporationは14日(日本時間で15日) 、カナダのバンクーバーで開催している「SIGGRAPH 2018」において、次世代VRヘッドセット「StarVR One」を発表しました。

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昨年末にご紹介しました「StarVR」。その後「第26回3D&バーチャルリアリティ展」の株式会社ビーライズさんのブースで実際に体験させて頂きました。

開発しているのはスウェーデンのゲームスタジオ「Starbreeze」とAcerが共同で設立したSTARVR CORPORATION。こちらがこれまでご紹介してきた開発版の「StarVR」です。

こちらの開発版バージョン「StarVR」は解像度が2560×1440ピクセルが2枚、つまり「5K」と、すでに他の現行HMDとは一線を画しています。まだ開発版ということもあり、SEGA VRさんやビーライズさんなど一部の導入に限られていましたが、この度製品版として改めて発表された次第。まずは公式のトレーラーからどうぞ。

リフレッシュレートが90Hzに! 自慢のトラッキングシステムがさらに進化!

今回発表された製品版「StarVR One」の特徴を見ていきましょう。まずは最大の特徴であります「視野角」。ご覧の通り、開発版と同様の「210度」という広さは圧巻の一言です。

特に今回採用されたディスプレイパネル(AMOLED)が奮っておりまして、リフレッシュレートは「60Hz」から「90Hz」へと大幅に改善。さらに解像度も「1,600万サブピクセル」とのスペックが公開されました。具体的な縦横のピクセル数は明かされませんでしたので、詳細な解像度スペックが気になるところですね。

また、開発版では「ハイスピード・オプティカル・トラッキングシステム」と銘打たれていたトラッキングシステムも、瞳孔間距離(IPD)を自動的に測定し、個々のユーザーに合わせて調整された最適な映像を瞬時に表示する「StarVR One アイトラッキング」が採用されているそう。

レンダリング技術についても目の焦点が合った箇所にのみ高品質レンダリングを集中させる「ダイナミック・フォービエイテッド・レンダリング(dynamic foveated rendering)」を搭載することで、人間の目線に最適化された描画が行われるとのことで、かなりの進化が期待できそうです。

これで重さはわずか「450g」。軽いですねー!

用途に合わせた2つのモデルを用意、本格的な日本上陸に期待!

今回の発表では、異なるトラッキングシステムを備えた2つのタイプが公開されました。

  • SteamVR 2.0トラッキング・ソリューションに対応した「StarVR ONE」
  • アクティブな光学マーカーに対応した光学トラッキング・システムを採用し、非常に要求の厳しい用途に適した「StarVR ONE XT」

の2種類です。特にXTについては幅広いトラッキング・システムにすぐに使用できるプラグインを用意することで拡張性を高めているそう。

また、ソフトウェア開発キット(SDK)の公開もアナウンスされている他、「StarVR One デュアル・インプット VR SLI モード」なるモードを利用することで、レンダリング性能を最大限に引き出して最高の画質を実現することも可能だそうですよ。

「StarVR SDK API」は既存の環境で経験を積んできた開発者にとっても馴染みやすく、他のプラットフォームにはない機能セットを活用できるように設計されているそう。
リリースを読む限りでは「OpenXR」に対応するそうでございまして、これでUnityへの対応は間違いないところ。またStarVR Oneの開発に「Intel」「NVIDIA」「Epic Games」などの企業が携わっていることから、「UE4」、NVIDIAの「VRWORKS」、それに「STEAM VR」への対応も問題なさそうですね。

詳しい販売価格や販売時期などは公開されませんでしたが、発売が始まればおそらくは多くのロケーションVRやビジネスシーンに登場する機会が増えていきそうです。続報に期待しましょう!

記事元:水平視野210°、垂直視野130°のVR業界最広視野角を実現 アイトラッキング(視線追跡)内蔵の次世代VRヘッドセット 「StarVR One」初公開 -PRTIMES-

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