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「Insta360 Pro 2 タッチ&トライ」イベントに行って、Insta360シリーズのスゴさを再確認してきました!(後編)

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8月27日(月曜日)、渋谷ヒカリエにて開催されました「Insta360 新商品 タッチ&トライ」にVRonがお邪魔させて頂きました。「前編」に続きまして、今回はイベント後半に行われた「パネルディスカッション」を中心にお届けします!

GOROmanさん(近藤義仁さん)、八谷和彦さんのお二人が加わりパネルディスカッションがスタート

プレゼンテーション終了後、VRの伝道師としても知られる近藤 GOROman 義仁さん、PostPetの開発などで知られ、現在はメディアアーティストとして活躍されている八谷和彦さんが加わり、4名にてトークセッションが始まりました。

GOROmanさん(左)

八谷和彦さん

まずは、八谷さんがイベントのために持参された映像が上映されました。それが……

あの!「オープンスカイプロジェクト」による飛行映像です!

八谷 「今、Insta360 ONEを2台持っています。これまで飛行映像を撮る際にはInsta 360とGoProを併用していたんですけど、今はONEを使い始めて「もうこれでいいじゃん」と思っています。この映像はそのInsta360 ONEを使って撮影・編集したものです」

「実際には撮影中は運転していますから、自分には目の前しか見えていないんですけど、Insta360なら全天周を撮影してあとから好きな画角を切り出して再生できるので、自分が見えていない部分が見られる、という点でも良いですよね。今回のPro 2もぜひ取り付けて撮影してみたいなあ……」

藤井 「ぜひぜひ! ただ、(防水対応ではないので)雨が降ってるときは使わないでくださいね(笑)」

「風の谷のナウシカ」に登場する「メーヴェ」が大空を華麗に舞う様子が、Insta360ならではの視点で綺麗に撮影された映像でした。素晴らしかったー!

続いてGOROmanさんのお話。

藤井 「なんかこの間、(Insta360 ONEのついた自撮り棒を)ブンブン振り回して壊してませんでした?(笑)」
※筆者注 GOROmanさんのツイッターにてその模様が動画でツイートされていました

GOROman 「あああ(笑)、あれは(自撮り棒を)人に貸してて、ぶん回してたら自撮り棒が折れたんです(笑)。あれ、実は屋形船の上で、バレットタイムだ~ってやってたら……」

藤井 「折っちゃったと(笑)」

GOROman 「あの時って実はすごく安い自撮り棒を使ってたんですよ。オフィシャルの自撮り棒だったらこんなことはないです(笑)。すぐに拾えたからよかったですけど、下手すると東京湾に沈んでしまって、10年後くらいに見つかってたかもしれないっていう」

「拾ったONEのデータを恐る恐る見てみたら、ちゃんとスティッチングもスタビライズもされてて、自撮り棒が折れて船の上に落ちて周りのみんなが慌てて拾いに行く映像がばっちり撮れてました。これはスゴイ経験ができたなーと(笑)。自撮り棒が折れて本体が地面に落ちちゃっても、ちゃんとスティッチやスタビライズができている、というのは驚異的ですよね」

で、この流れで登場したのが……

Insta360 / ハコスコさんがリリースしている公式の「自撮り棒」。カーボン製で軽く、かつ3mも伸びる優れものです。

八谷 「このタイプの自撮り棒ってだいたい「重い」んですけど、これはカーボン製なこともあってとっても軽いんですよ」

GOROman 「そうそう。あと、これを使うと面白いのが、ドローンっぽい映像が撮れるんですよ。ONEの機能で自撮り棒そのものを映像から消せるので、人にこれで撮影した映像を見せると「ドローンで撮ったんでしょ?」ってよく言われます。ドローンが使えない地域とかでは重宝しそうですよね」

Insta360の製品は「ハードウェア」なのに「やわらかい」

つづいて、「他に話したい事とかあります?」ということで、お二人からこんなお話が。非常に興味深いお話でしたので、ガッツリとご紹介しましょう。

八谷 「今回のPro 2ではMicro SDを6枚使うじゃないですか」

藤井 「うん、高いよー」

八谷 「(笑)、で、Pro 2とコンピュータとの接続はどんな感じになるんでしょうか?」

藤井(JKさんと確認しながら) 「今の時点では(Micro SDカードを)抜き差ししないとダメですけど、(今後のアップデートで)Pro 2内にてSAMBAサーバが稼働するようになります。これによりUSBやイーサネット(LAN)で繋げられるようにしていきたい、とのことです。現状だと全部のデータをコピーするのに時間がかかってしまうので、(今後のアップデートと)SAMBAのリリースで解決していきたいところですね」

八谷 「あと、発売日っていつ頃からですか?」

藤井 「今は予約を受け付けている段階ですね。たぶん9月の半ば~後半には出荷できる予定です。今日いらっしゃったお客さんには取り換え用予備バッテリーが1つ無料でついてくるお得なクーポンをお渡ししていますので、ぜひご予約下さい(笑)」

「それと、Proのバッテリー持ち時間は公式で75分でしたが、今回のPro 2は50分くらいです。なので、バッテリーは多く持っていた方がいいと思います。Pro 2とProのバッテリーは同一規格なので、Proのバッテリーをそのまま使えますよ」

八谷 「別の質問なんですけど、今回「CrystalView」にものすごく期待してるんですね。で、このCrystalViewは「Proシリーズ」専用のものなんですか?」

藤井 「JKが言うには、Pro以外のシリーズで撮影した素材についてもCrystalViewのフォーマットを適用できるそうです」

八谷 「CrystalViewの形式(vrb形式)にすると、やっぱりファイルサイズも大きくなるんですかね?」

藤井 「なります。オリジナルファイルが必要になりますからね。PCで扱うビットレートに近くなります。200(Mbps)とか。2分30秒くらいの動画で4GBとかになりますから、それなりに大きいですね。」

八谷 「200……(笑)」

藤井 「なので、CrystalView形式の動画をストリーミングする、というのはおそらくできないです。ローカルからのダウンロードが前提になると思います。5Gを待たないといけないのかな……」

八谷 「でも、だからこそ5Gの使い道ってそういうところになるんじゃないかなーと思います。ライブ配信を高画質、低遅延で、ってなると、そうなりますね」

GOROman 「僕、最近スタビライズに凝ってるんですけど、スタビライズすると本当にきれいな映像が撮れるんですよね。見る側もスタビライズされている映像の方が見やすいですし。で、それを気づかせてくれたのが、Insta360 ONEだったんですよね」

「で、Insta360さんって、アプリのアップデートはもちろんなんですけど、ファームウェアのアップデートで本体が劇的に進化するじゃないですか(2018年3月にInsta360 ONEがメジャーアップデートし、「FlowState」スタビライズ機能など大幅な強化を実現した)。あれがスゴイですよね。
日本だと「ファームウェアに不具合があったら『ハイ、回収』じゃないですか。でも、Insta360さんの製品って最初は多少のバグとかあったりするんですけど(笑)、その後のアップデートでガンガン修正するだけじゃなくって、値段以上のバージョンアップをするっていうか。とにかく「スタビライズ機能がついた瞬間に全く別のカメラへ変貌する」というのがビックリしましたね。フリーキャプチャーとかもスゴイ機能ですし。だから、今回のPro 2もどんどん進化していくんじゃないのかなー、って思います」

藤井 「そうですね。去年のProができたときの出来栄えと、今回のPro 2……自分がいじっているのはまだ開発版のレベルのやつなんですが、この二つを比べると、(Pro 2開発版の方が)ビックリするくらい安定してるんですよね。見切り発車で出している部分が少なくなったというか。もちろん課題は存在するんですけど、通常通りに使う分にはまったく問題がないんですよね。当然、さらにここから性能がどんどん上がっていくと思います」

GOROman 「本来ハードウェア、って「固い」という意味ですけど、Insta360さんのハードって「柔らかい」んですよね。変化していくっていうか、ソフトウェアに近いですよね。なので、早く買えば早く買うほど(ハードウェアの)変化を楽しめるんじゃないか? っていう」

藤井 「みなさーん、『早くPro 2を買え』ってことを言ってますよー! ここ大事ですよー!(笑)」

GOROman 「(笑)。あと、ランバ・ラルの例えの時にも感じたんですけど(前編をご参照ください)、ハードウェアが進化していく、っていうのが、なんかドラクエっぽくっていいですよね。育てる過程が面白いというか(笑)。『Pro 2がホイミをおぼえた!』みたいな」

藤井 「そうなんですよ。でね、今回ProがPro 2になるというのは、まさに「Pro」がハードウェア的な限界を迎えてしまって、これ以上のステップアップをするにはハードウェアを更新しなきゃいけない! というのが一番の理由なんですよ。もしProに改善の余地があるのであれば、その改善はソフトウェアでやっていた、と。でも、これ以上のものを求めるのならハードウェアを変えるしかないってとこまできた、ということです」

そして話題は未来の話へ。あの「TITAN」についても情報が!?

藤井 「でですね、ここからさらに高い所を狙っているのが、「TITAN」です。ちょっとJKにTITANについて聞いてみようと思います」

藤井さんから「TITAN」の言葉が出た瞬間、会場がどよめきました!

そうです、Arashi Vision社が今年1月に開催された「CES 2018」にて参考出展していた「10K以上の高画質で3D撮影可能」な次世代の360度カメラ、その名が「TITAN(仮称)」です。これまではっきりとした情報はほとんど出ていませんでしたが、いよいよその一端が明かされます!

藤井 「TITANではマイクロフォーサーズシステムのセンサーを採用しています。現在はそれなりに開発の難しさもあって停滞はしているけれども、解像度としては11Kくらいを出せるんじゃないかとのことです。もちろんCrystalViewへのサポートについても準備していて、もしかしたら年末か来年の初めにはモックアップ・サンプルを出せるんじゃないかなー、と言っています」

じゅ、じゅ、11K……!! すごいですねー! 今後の続報が楽しみです!

質疑応答では、Insta360の未来像もちょっと垣間見えました

このあと、お話しは雑談な流れに。

  • 「Farsight」機能を使えば空を飛んでるメーヴェの映像もそのままモニタリング出来て配信もできちゃうね!(通信法制のことはひとまず置いといて)
  • 8K動画の撮影中に4K動画のライブ配信を同時にできるので、ライブ配信を4Kで展開して、追って高画質版動画を8Kで提供! なんてこともできますよ

なんて話題が飛び交っておりました。

このあと質疑応答が行われましたので、そちらもご紹介しましょう。けっこう大事な情報、聞けちゃいました!

Q 撮影データをサーバサイドに送ってリレンダリングする、というようなことは今後可能になりますか?

藤井 「もう実現できているそうです。ただ、帯域が十分確保できていないので、現時点ではローカルでしか動かないと。今後は帯域を調整して、現実的にそういった機能が実現できるよう開発を続けているとのことです」

Q エントリー向けの新製品について今後の予定はありますか? またVR180へのアプローチについては?

藤井 「iPhoneのリアカメラとフロントカメラって同時に撮影できないですけど、このカメラを使って何かできないかなー、って考えているみたいですね」
Arashi Vision日本担当:Gran Liさん 「エントリーモデルとしては、「もっと小さく・持ちやすく・扱いやすく」「良い映像が自動的に撮影・編集できる」という方向性で開発を進めています。具体的な商品内容については今後のリリースを楽しみにしていてください(笑)。またVR180については、5.7Kレベルの画質を実現可能なところまで来ていますが、製品化についてはまだ検討中です」

Q 毎年新しい製品を出されていますが、来年も期待していいですか?

藤井 「『ひとたび撮影したら自動的に(スティッチ・編集されて)ポンと映像が出てくる』、的なものを考えているみたいですよー」

Q (Proには)6台のカメラがついているんですけど、それぞれのカメラにおけるホワイトバランスの個体差に悩んでいます。カメラ毎に調整できる機能はありますか?

Li Pro 2についてはすでにカメラ毎の露出調整ができるようになっています。今後、よりレンズ毎の調整をしやすくできるような実装をしていく予定です」

Q 「FarSight」については個別販売はされるのですか? また、上空での利用について法的な部分はクリアになっているのですか?

藤井 「Pro 2にはFarSightのアンテナ・受信機が標準で付属します。Pro用の個別販売も今後開始予定です(価格は未定)」
Li 「『FarSight』は地上での利用についてちゃんと技適を通過しています。上空での利用については確認中です。確認でき次第オフィシャルにてお知らせします」
八谷 「補足します。確かに「地上」と「上空」では法律が変わりますので、注意が必要ですね」

Q ONEについて、バレットタイムの使い方があまりよくわかっていないので、オススメの使い方を教えてください

Li 「弊社としては、一人でただブンブン回しているだけでは面白い映像を取るのが難しいと思いますので(笑)、やはり花びらや紙吹雪などを用意したり、被写体を用意するとかの工夫をされると良いと思います。バレットタイム用として弊社ではハンドルとケーブル(ひも)をご用意していまして、ハンドルの方を使うと基本頭上に横で回すことしかできませんが、安定したバレットタイム撮影ができます。しかし、コツを掴めば、自由度の高い紐で撮影した方が色々チャレンジができます。なので、JKさんはバレットタイム撮影する時は基本、紐で撮影しています。」

GOROman 「そうですね、みんな横に回しちゃいますけど、縦回転とかすると面白いんじゃないかな、と。一番ウケたのは……平和島のフェリー上でやった時かなあ……。あとロケーションって大事ですよね(笑)。珍しい場所とか海外に行ったときによくバレットタイムをやります」
八谷 「バレットタイムは自分の機体を撮るのに使ってるんですけど、乗り物の横でやったりとかすると結構映えますね。長めの棒を使って乗り物全体をカバーするように撮影すると、結構いい感じで撮影できます」

イベントの最後は、ハコスコさんイベント恒例の「じゃんけん大会」。1名様に「Insta360 ONE」+「自撮り棒」(JKさんのサイン入り)がもらえちゃう、という太っ腹なプレゼントが用意されました。当たった方、おめでとうございます!

というわけで、2回にわたりまして「Insta360 新商品 タッチ&トライ」の模様をお伝えしました。いかがでしたか?

参加させて頂いて一番印象に残ったのは、JKさんの「真摯な目」でした。藤井さんがイベントの前半で話されていた

クリエーターの皆さんにとって、(VRコンテンツの)制作作業をできるだけ簡単にしたい、そして、それによって生まれたリソースを良い作品を作ることに使っていただきたい

というInsta360さんのミッションへの心意気が、JKさんの一生懸命に説明される姿からこちらにビンビン伝わってきて、それを藤井さんが大きな自信と共にかみ砕いて訴えかけているような感覚を覚えました。

本気でVRの世界をどんどん良いものにしようとしているんだ、という気持ちを十二分に感じ取ることのできた、とっても素晴らしいイベントでした……!!

もちろん、今後もVRonはInsta360さん / ハコスコさんの情報を追いかけていきますよー! これからもお楽しみに!

取材協力:株式会社ハコスコ / Arashi Vision

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