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CEATEC JAPAN 2018へ行って、CPS / IoTの最先端を見てきました!(2・KDDI株式会社)

10月16日から19日までの日程にて幕張メッセで開催されております「CEATEC JAPAN 2018」。今回から出展社様のご紹介をして参りましょう。まずはこちらです!

KDDI株式会社「au 5G」

KDDI、JR東日本と共同で次世代移動通信「5G」+「VR」を活用したイベントを上野駅で開催

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KDDI、国内で初めて「5G」ドローンを用いた4K映像のリアルタイム伝送に成功

KDDI株式会社は14日、東京大学中尾研究室、トライポッドワークス株式会社、株式会社プロドローンと共同で、2018年6月8日に次世代移動通信システム「5G」(以下 5G) を用いたドローンからの4K映 ...

現在KDDIさんは「au 5G」の旗印のもと、次世代通信規格であります「5G」を通じた様々な展開を行っています。今回のCEATECでもこの「au 5G」を最大限に生かしたブースを展開されていらっしゃいましたので、ガッツリとご紹介させて頂きます!

5Gで地方活性化! 「ARでインフォメーションカウンター」「12K360度VR動画で観光案内」「テレイグジスタンス遠隔操作ロボット」

まず入口でご紹介いただいたのが、「ARで地方活性化」のコーナーです。こちらの「ARインフォメーションカウンター」で、AIとARを組み合わせたバーチャルキャラクターがコーナーの案内をしてくれます。

端末にはiPadを使用。画面上に表示されたフキダシ状のアイコンはAR機能により位置が固定されています。iPadを持って移動するとバーチャルキャラクターのお姉さんがついてきてくれまして、フキダシ状のアイコンがある場所でそのアイコンをタップすると、AIによる自動音声にてその場所の紹介をアニメーション付きで紹介してくれる……、という、非常に凝った作りになっています。

そんなバーチャルお姉さんに導かれつつ案内されたのが……

こちらの「12K 360度画像でワクワク観光ツアー」という展示。12Kという超解像度で撮影された観光地の360度VR映像を、複数の人が同時に体験できるというものです。

右側のインストラクターさんには、4人の視聴者が映像のどの部分を見ているのかをモニタリングできるようになっておりまして、見ている方の方向に合わせた観光案内もできちゃう! という優れものであります。

実際に映像を拝見させて頂きました。12Kという高解像度の映像となれば使用するHMDもハイスペックになるのかな、と思いきや! 「Gear VR」なんですねー! これには驚きました。

KDDIさんによる技術開発によりモバイルVRHMDながら12K解像度のVR同時配信を実現していて、この技術にも5Gが重要な役割を果たしているとのこと。12Kの映像は非常にきめが細かく、2D映像ながら奥行き感が伝わってくるほどにクリアでございました。

また、横には望遠鏡型VR筐体「VR View Scope」も実機が展示されておりました。そう!

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前にもご紹介したヤツー! 展望台によくある「望遠鏡」的な重厚感あふれる筐体で見るVR映像は、また違う趣がありましたよ。

そして、このコーナーの極めつけがこちら!

「テレイグジスタンス遠隔操作ロボット」です!

テレイグジスタンス、とは「遠隔存在感」という意味で、遠隔地にある物(あるいは人)があたかも近くにあるかのように感じながら、操作などをリアルタイムに行う環境を構築する技術のこと。

現在テレイグジスタンス株式会社さんがKDDIさんと共同開発しているのが、こちらのテレイグジスタンスを実現させるロボットなんですね。

ロボットの左上にあるディスプレイは、このように遠隔操作をしている人のHMDにも表示されていて、操作している人の両手につけられているセンサー(Vive Trackerなどを使用)がロボットの両手と連動することで、「遠隔存在感」を実現しているんですね。

こちらの展示はブースの中でも一二を争うほどの人だかりでした。これはインパクト抜群です!

au 5Gで進化するエンターテインメント「みんなでVR視聴体験」「XRグラスによる体感型スタジアム」など

KDDIさんブースにてもう一つの柱になっていたのが「進化するエンターテイメント」。au 5Gをフル活用した様々な展示が展開されておりました。中でも一番目立っていたのが、上の「Sphere 5.2」(WONDER VISION TECHNO LABORATORY株式会社)を使用した「みんなでVR視聴体験」です。

Sphere 5.2」によってVRゴーグルを使わずにVR動画を体験できるこちらの展示にも、au 5Gを使った伝送技術が欠かせないそう。迫力満点のVR映像を体験しようと長蛇の列ができておりました!

 

また、ブース中央には「XRグラスによる体感型スタジアム」「屋外ARシューティングアトラクション」の2つがプレイアブル展示されていました。

どちらも単なるロケーションVRではないのが大きな特徴で、一つはXRグラスを使用することで視界を遮らないゲーム内容になっていたほか、ARシューティングの方はゴーグルを使わず、銃型のコントローラーにつけられたARディスプレイを見ながらプレイするという、一段上を行くテクノロジーを提示していたのが印象的!

さすがKDDIさんだけありまして非常に広いブースでしたが、それ以上に「凄い!」と感じたのは、他の出展社さんに対して非常に「親しみやすい」展示展開をされていたこと。これには唸りましたねー。

ただ自社の技術をストレートに見せていくだけではなく、より使用する人に寄り添った展示になっていて、他のブースよりも圧倒的な「安心感」に包まれているような、そんな印象を受けました。お客様との距離が「近い」んですよ。それが非常に心地よかったです!

CEATEC JAPAN 2018は明日も開催中。明後日19日までですので、気になる方はぜひ。次回も出展社様のご紹介です。お楽しみにー!

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