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DIGINELとDiGITAL ARTISAN、可搬性と堅牢性を兼ね備えた3Dスキャナの新型量産モデルを発表

株式会社DiGITAL ARTISANは26日、株式会社DIGINELの技術提供の元、全身を1/200秒で撮影かつ高精度な3Dモデルの生成が可能な全身3Dスキャナー「3D GATEWAY」の量産モデルを共同開発したことを発表しました。

開発は株式会社デジネルが担当。 株式会社デジタルアルティザンが技術協力として参加している他、京都造形芸術大学クロステックコースも協力に加わっています。

フォトグラメトリの要「3Dスキャン」が、量産モデルのリリースでより身近に!?

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実は昨年、DiGITAL ARTISAN、DIGINELの両社により開発、さらにDIGINELさんの技術協力の元で改良された「稼働式3Dスキャナー」、株式会社CCCフォトライフラボさんの「3D SNAP」をご紹介していたのでありました。

あらかわいい。

今回両社が新たに発表した新モデルは昨年より開発をスタートし、各地でデモンストレーションを行ってきたプロトタイプ機を、改良を加え生産に向けて設計をアップデートしたモデルになっています。その詳細をご紹介していきましょう。

撮影からモデル化までのスキャンプロセスを自動化、組み立て式でフットワークも軽快に3Dスキャン、さらに「空輸」もOK!

今回の「3D GATEWAY」は1/200秒で全身を撮影、撮影した写真データから一体あたり約10分で3Dモデルデータを作成することのできる3Dスキャナーです。

撮影から3Dモデル化までのスキャンプロセスを自動化したことで、高度な専門知識を必要としないオペレーションを可能にしつつ、高額な費用を要した従来の全身フォトスキャナーと比較して、大幅なコストダウンを達成しているそう。

また、筐体全体を組み立て式にすることで梱包して運搬することが可能。イベント会場などでの外部使用もできるようになっています。

今回の新モデルの進化ははこれだけではありません。これまでDIGINELさんが開発してきた製品に比べて撮影カメラ台数が増加しておりまして、より高精細な全身スキャンを実現しています。

全体の設計見直されていて、上記のような可搬性に加え、板金フレーム構成による筐体の強度向上により「空輸」にも耐えられる堅牢な筐体になっています。これ、大きなポイントですよ!

初公開はバンコクで!「Bangkok Design Week2019 (BKKDW2019)」にて初お披露目

今回、DiGITAL ARTISANさんはこの新型スキャナー「3D GATEWAY」の量産モデルを、タイのバンコクで1/26~2/3に開催される「Bangkok Design Week2019 (BKKDW2019)」にて、1/26, 27の二日間に渡り、TCDC(タイ・クリエイティブ・デザインセンター)3階のFabCafe Bangkokにて初公開しています。

当日は300人を超える方が3Dスキャンを体験されたそうです。スキャンされたデータの一部はSketchFab内同社オフィシャルページにて閲覧できますので、気になる方はぜひチェックを!

今後のバーチャルアバター展開において、フォトグラメトリ技術は間違いなく進化のための鍵となるもの。その意味においても、3Dスキャンのテクニカルな発展はこれからもっともっと注目すべきポイントになっていきます。DiGITAL ARTISANさんと「3D GATEWAY」の今後の展開に、超期待です!

記事元:「DIGINEL開発 全身3Dスキャナーの新型量産モデルを海外の展示会で初披露」 -PRTIMES-

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