北京のHMDメーカーPico Technology Co., Ltd.は現地時間で27日、スタンドアローン型VRヘッドセットの最新モデル「Pico G2 4K」を発表しました。
スタンドアローンHMD「Pico G2」の新バージョンが登場、いよいよ4K画質へ
-
Pico、最新型スタンドアローンHMD「Pico G2」を発表、9月から日本でも45,000円(税別)で販売開始
VR/AR向けハードウェア、ソフトウェア開発などを手がけている中国のPico Technology Co., Ltd.は現地時間で7月31日、最新のスタンドアローン型HMD「Pico G2」を発表しま ...
昨年のコンテンツ東京で展示され、その後実際に販売となったPicoさんのスタンドアローンHMD「Pico G2」、その新バージョンが登場です!
現在日本で発売されているバージョン「Pico G2」は、現在のラインアップで言うところの「Pico G2 Pro」に当たります。
- チップセット:Qualcomm Snapdragon 835
- メモリ:4GBのRAM+64GBの内蔵ストレージ、MicroSDスロットあり
- 解像度:3.5インチ3K(1440×1600)のLCDディスプレイを2枚
- リフレッシュレート:最大90Hz
- 視野角:101度
- 3DoF
- 前面にカメラあり(2D、ポジショントラッキング機能用ではなく、前方確認やQRコードなどの読み込み用途)
- 3DoFコントローラーを標準装備
というスペック。昨年の9月より日本で発売が始まりましたが、あくまで「BtoB」、エンタープライズユースとしてリリースされています。
さて、今回新たに発表されました「Pico G2 4K」は、
- チップセット:Qualcomm Snapdragon 835(同じ)
- メモリ:4GBメモリに32GBの内蔵ストレージ、MicroSDスロットあり
- 解像度:4K(3840×2160)、5.5インチ
- リフレッシュレート:最大75Hz
- 視野角:未公表
- 3DoF
- カメラなし
- 3DoFコントローラーを標準装備
という仕様になりまして、4K解像度を実現させています。すごい! また、ディスプレイのアップデートに伴いエッジのにじみや粒状感を改善、圧倒的な臨場感と高精細の映像・空間再現を実現しているそうですよ。ただし、その分のトレードオフなのでしょうか、リフレッシュレートが若干下がりましたね。また、内蔵ストレージも32GBに戻りました。
この大幅な解像度アップにもかかわらず、重さはわずか10グラム増加の「278g」。かなり軽いですねー。また、メガネをかけたままの使用が可能な他、やわらかいシリコン素材のフェイスパットで使い心地が良く、お手入れも簡単。調整可能なベルトにより、装着しやすいデザインになっているそうです。
プラットフォームはこれまでと同様「Pico Store」と「VIVEPORT」に対応しています。今回もターゲットは法人向け、エンタープライズユースでの販売です。
「第5回 先端デジタルテクノロジー展」にて実機展示。4月末出荷開始に向けて、只今法人向けに予約受付中!
そんな「Pico G2 4K」を引っさげて、今回Picoさんは4月3日(水)~5日(金)の日程で開催されます、「第5回 先端デジタルテクノロジー展 (西1ホール、ブース1-8・コンテンツ東京内)」に出展されますよ。今回「Pico G2 4K」を日本国内初展示、体験できるブースが用意されるそうです。
昨年は6DoF対応を実現した「Pico neo」も登場したコンテンツ東京での実機展示が今年も行われるとのことでございまして、これは楽しみですねー。昨年はしのびや.comさんとの共同展示でしたが、今回は単独のブース出展になります。
「Pico G2 4K」は現在4月末の出荷予定に向けて公式サイトにて予約受付が始まっています(価格は非公表)。今年もVRonはコンテンツ東京へ取材でお邪魔させていただきますので、実機レポートをお楽しみに!
記事元:Pico Technologyが3月27日、中国で4K解像度のディスプレイ搭載のスタンドアローン型VRヘッドセット「Pico G2 4K」を発表! -Value Press-