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「DIVE XR FESTIVAL supported by SoftBank」1日目へ行って、バーチャルビーイングライブの可能性を垣間見ました!【ライブレポート】

その時、筆者は幕張におりました!

DXF実行委員会は9月22日、23日の両日に「DIVE XR FESTIVAL supported by SoftBank」を幕張メッセにて開催しました。

「DIVE XR FESTIVAL」は、アニメ・ゲームのキャラクターやインターネット空間で活躍するバーチャル・シンガー、VTuberやAIたちなどが1つの同じ空間に集結し、非日常的な世界を創りだす“クロスオーバー型”のミュージックフェスと題されまして、そのメンバーの「幅」が注目を浴びました。以下がその出演者ラインアップです。

9月22日

アズマリム、あんさんぶるスターズ!、 ARP、 EMMA HAZY MINAMI、 かしこまり、花譜、 Kizuna AI、デビルズ・パンク・インフェルノ、初音ミク、波羅ノ鬼(ハラノオニ)、HUMANOID DJ、 富士葵、WHITEHOLE、MonsterZ MATE、YuNi、りんな、洛天依(ルォ・テンイ)、八王子P × BRDG

9月23日

AVATAR2.0 1st All Stars、あんさんぶるスターズ!、カミナリアイ feat. ボヤッキー、銀河アリス、流石乃ルキ 流石乃ロキ、SHOWROOMバーチャルスターズ、電脳少女シロ、ときのそら、猫乃木もち、初音ミク、響木アオ、HIMEHINA 、 まりなす(仮)、ミス・モノクローム、ミライアカリ、洛天依(ルォ・テンイ)、クロスオーバー特別企画「ヤッターマン(カミナリアイ、ボヤッキー) × 北斗の拳(ケンシロウ、ハート様)」、八王子P × BRDG

やっぱりこうやって文章にするとインパクトがでかいですね! 今回VRonは1日目の夜の回にお邪魔させていただきました。ライブ会場内はプレスも含めて撮影不可でしたので、公式に頂きました当日のフォトを共にレポートをお伝えしてまいりましょう!

「DIVE XR FESTIVAL supported by SoftBank」1日目(夜)レポート

会場に到着してまず感銘を受けたのが、このエントランス! いいですね、まさしく「DIVE」しているようなイメージを形にしていらっしゃいました!

八王子Pのセレクトがもうやばくてね! ニコニコを通ってきた方にはおなじみの曲ばかりで、非常によかったです!

いやいやどうして、上の数字はお世辞でもなんでもなく、ほぼフルハウスの観客が集まりました。また、別途「女性専用エリア」も用意されていたそうで、様々な配慮が見られたのも好印象。

(C)DXF実行委員会

特に圧巻だったのがこちらの空間演出。左右にはたくさんのモニターが仕込まれていて、中央上部にある四角形のディスプレイとシンクロするように様々な演出が施されていました。しかも音響は立体音響! 爆音でギュインギュインと音が回っていく体験が非常に新鮮! 楽しかったなー。

(C)DXF実行委員会

トップバッターを飾ったのは初音ミクさん。バーチャルアバターの源流に位置する初音ミク先輩のステージは流石の一言につきました。今現在も、そしてこれからも現役であり続けるマスターピース。

ニコニコ世代な筆者にとっては「ワールドイズマイン」も嬉しかったけど、やっぱりこの曲はいつ聞いても刺さりますね! もう7年前の曲なのに、全く色褪せない!

(C)DXF実行委員会

前半戦、特に印象に残ったのがこちらの波羅ノ鬼さんでした。いや、花譜さんもEMMA HAZYさんも素敵なお声でしたけども! やっぱりねー、

DXF実行委員会、「DIVE XR FESTIVAL supported by SoftBank」出演者第2弾を発表

DXF実行委員会は5日、9月22日(日)・23日(月・祝)に幕張メッセで開催する「DIVE XR FESTIVAL supported by SoftBank」の出演者として新たに4組の出演を発表しま ...

アルテマ音楽祭(6月14日)にて初めてお見かけしてからというもの、初の大舞台にて見事にパフォーマンスを完遂する姿がキラキラしてました……。

(C)DXF実行委員会

Microsoftの秘蔵っ子(?)、AIりんなさんも強烈な印象をフロアに残していきました。いやいや、CG表現がエモすぎます! 上の写真にある通り、具象的な顔の表現などが一切排され、まさしく「点」と「線」で表現されていたのがめちゃくちゃ振り切っていて……。あと上のディスプレイで膨大な数のタイポグラフィが乱れ飛んでいたのも、素晴らしい演出でした!

(C)DXF実行委員会

やっぱねえ、最推しが大舞台で歌う姿をこの目で見届ける、というのはまさに僥倖です(涙)。セトリもド定番の「Live Your Life!」からの衣装着替えて「千年愛」。AR LIVEの特性を最大限に生かしたパフォーマンスができる、というMonsterZ MATEの強み、ここに極まれり、って感じでした!

(C)DXF実行委員会

今回のラインナップで最大の収穫は彼らのパフォーマンスを実際に見られたことですね。声の担当+モーション担当+技術スタッフにより、リアルタイムで行われるライブのクオリティの高さといったら! オーディエンスへの煽りも立て板に水のようで、ただただ感嘆するばかりでした。

(C)DXF実行委員会

実は2012年デビュー! 中国で絶大な人気を誇る洛天依(ルォ・テンイ)さん、今回は日本での初ライブでございました。実は、ラストの楽曲が「極楽浄土」だったんです!

いやー、niconicoから生まれた音楽ユニット「GARNiDELiA」のあの名曲を持ってくるとは……、おじさん不意を突かれましたよ。素晴らしいパフォーマンスでした!

(C)DXF実行委員会

今回『あんさんぶるスターズ!DREAM LIVE』の2017年公演が「タイムスリップ」としてラインナップに加わったことは、事前に以下のような表現で公表されておりました。

※あんさんぶるスターズ!は2017.10.28初回公演にタイムスリップして登場する演出となります

実はこちらの「スタライ」、この秋に第4回公演が予定されておりまして、まさに11月にここ幕張メッセで開催されるんですね。一つのスマホゲーがアニメになり、2.5次元演劇になり、そしてこのようなXR LIVEにまで発展した、まさしく大人気コンテンツの「第1回公演初日」を持ってくる。筆者はここにこのイベントにおけるメッセージを見た気がしました。

「AIりんな」が未来なら、このパフォーマンスは「過去」。それもAR LIVEとして歴史的な一日を「タイムスリップ」として持ってきたわけで……。そして、そのメッセージは、最後に登場した彼女によって完成することになります。

(C)DXF実行委員会

白眉!!!

いやー、これで終わりじゃなかったんですね、メッセージ!

大トリ(2日目)を飾ったのは初音ミクさんでした。

Twitterでもファンの方から教えていただきました。過去と未来を行き来しながら、今現在における世界線にてXRが交差する。その象徴としてミクさんはこのイベントを制していたんですね。1日目では親分にバトンを渡しながら、それでいて2日目では圧倒的な存在感で「永遠なる現役」としての初音ミクを示していたわけですね。2日目は残念ながらお邪魔できなかったのですが、さぞかし素晴らしいライブだったんでしょうね……!

バーチャルアバターという概念において、今月は様々なチャレンジが行われます。その一つとして行われた本ライブは、非常にチャレンジングで、それでいて感慨深い内容になっていたのではないかと思います。

一昨日の時点で総観客動員が「12000人」と発表されていました。これは1回の公演に4,000人が来た計算になります。バーチャルビーイングの名のもとに様々な創作活動が始まってまだ数年という状況でこの動員数は、着実な進化を遂げていると言ってもよいのではないでしょうか。

今回のライブは、いわば初音ミクさんという「先輩の肩を借りる」形になりました。今、各所で活動されているバーチャル・アーティスト(シンガー)のみなさんが、この日をきっかけにますます力をつけ、より大きな舞台へ足をすすめることができる未来が来ることを、今はただ祈ろうと思います。そしてその「特異点」が、この日になることも、一緒に祈りましょう。

楽しかったです! ぜひ次回の開催もお願いしたい! また同じ空間でお会いできることを!

取材協力:DXF実行委員会

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