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HTC、新しいスタンドアローン型XRHMD「VIVE XR Elite」を発表 事前予約は2月15日まで

HTC NIPPON株式会社は2023年1月6日、新しいXRHMD「VIVE XR Elite」の事前予約受付を開始しました。希望小売価格は179,000円(税込)で、事前予約特典として$100以上相当の5つのコンテンツがつくキャンペーンを実施中です。

HTCの本気再び。スタンドアローン+PCストリーミングでハイエンドなコンテンツも楽しめるXRHMDを投入

そのフォルムとスペック、やはりHTCさんは本気であります。

昨今のVRヘッドセット・VRゴーグルを取り巻くトレンドをキャッチするように、今回の新作はMRパススルー(フルカラー)を前提としたXRHMDとして展開します。高性能のオールインワンXRヘッドセットとして利用するだけでなく、モジュールを付け替えることで、VRグラスとして持ち運んで利用することもできるという切り口。ルックもかなり洗練されている印象ですね!

まずは気になるスペックから。

解像度 片目1920 x 1920ピクセル(両目3840 x 1920ピクセル)
ヘッドセットトラッキング 6DoFインサイドアウトトラッキング
リフレッシュレート 90 Hz
視野角(FOV) 最大110°
オーディオ デュアルマイク(エコーキャンセレーション)
内蔵スピーカー
プロセッサー Qualcomm® Snapdragon™ XR2
ストレージ&メモリ 128 GB / 12 GB
インターフェース 1x USB 3.2 Gen-1 Type-C 側面ポート
1x USB 3.2 Gen-1 Type-C パワーポート
Bluetooth 5.2 + BLE
Wi-Fi 6 + 6E*
*Wi-Fi 6E対応状況は国により異なります。
センサー 4xトラッキングカメラ
16 MP RGB カメラ
深度センサー
加速度センサー
ジャイロスコープ
近接センサー
トラックエリア条件 -立位 / 座位両方可能
-ルームスケール
・立位時の最小プレイエリアは 1.5m x 1.5m
・最大 10 x 10m のプレイエリア推奨

というわけで、横幅実質3.8K(3840px)に視野角110度と、Meta Quest Proをかなり意識したようなスペックになりました(Quest Proは3.6k、視野角横幅で106度)。使われているCPUはXR2ということでQuest Proと同じ、大きく違うのはRAM容量でQuest Proの1/2です。定番のハンドトラッキングに対応しており、今後はフェイストラッカーおよびアイトラッカーパーツも発売する予定になっています。

そうか、フェイストラッキングがついてないんですね! とはいえ、もともとトラッキング技術に一日の長があるHTCさんですから、ここは今後のリリースに期待して良さそう。もちろん、PCとのUSB接続・Wi-Fi6接続で実現させるストリーミングによりハイエンドなVRコンテンツにも対応します。

コントローラーはFocusやCOSMOS シリーズを継承するような意匠、もうおなじみですね!

2月15日までに予約すると上記の5つのアプリが無料でもらえるキャンペーンも実施されています。商品の発送は2月22日以降。

そして! 一番の注目点は何と言っても価格です。税込み179,000円とQuest Proよりも約5万円安い価格で勝負してきました。メモリの違い、フェイストラッキングなし、コントローラーにカメラセンサーなしという違いこそありますが、20万円を大幅に切ってきた価格設定がターゲッティングをかなりコンシューマに寄せている印象をもたらしてくれます。キャンペーンもゲームだし!

Quest Proがクリエイティブユースを意識したプロモーションをしているのとはかなり対照的です。さて、この勝負はどちらに軍配が上がるのか? まずはリリース後のパススルーの評判などを楽しみに待つことにしましょうか!

記事元:HTC VIVEから、さまざまな用途に応える高性能なVIVE XR Eliteが登場 -PR TIMES-

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