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GREE VR Studio Lab、「なりたい声」を選べるボイチェンWebサービス「転声こえうらない」のβ版をリリース

(22時47分追記:森勢将雅先生の所属の記述に誤りがありました。大変失礼致しました。訂正させていただきますとともに、ご指摘に厚く御礼申し上げます)

GREE VR Studio Labは28日、スマートフォンなどから気軽にボイスチェンジャーを体験できるWebサービス転声こえうらない(てんせいこえうらない)」のβ版をリリースしました。

声のバーチャルリアリティ! いいですねー!

「転声こえうらない」は、「小学生」「カワボ」「おにいさん」などの計13種類から「なりたい声」を選択し、その後実際にマイク経由で声を録音して「転生」ボタンを押すことで、ボイスチェンジした状態の音声が再生できる、という仕組みです。「美調整」というパラメータにて声の高さや声質変換など細かい調整も可能になっています。

こちらがトップから選ぶことのできる声の種類。いろんなものがありますねー。VRonでは早速この中から左上にある「カワボ」を選んでみました。

すると、こんな感じで……

(クリックで拡大表示)

ボイスチェンジャー処理された音声を聞いたり、上のツイートのようにシェアすることができるようになります。ボイスデータは保存に期限が設定されていますが、これは気軽に「ボイスチェンジャー」という機能そのものを体験できますね!

こちらの「転声こえうらない」に使われているのが、森勢将雅先生(明治大学総合数理学部先端メディアサイエンス学科)によって開発された音声分析合成システム「WORLD」。UTAUの合成エンジンや、音声創作ソフトウェアCeVIOの音声分析の一部にもこの技術が使われています。

(追記:森勢将雅先生の所属の記述に誤りがありました。大変失礼致しました。訂正させていただきますとともに、ご指摘に厚く御礼申し上げます)

GREE VR Studio Labさんによる当サービスの説明によりますと……

このサービスは グリー株式会社「GREE VR Studio Lab」の研究として公開されています。 
楽しい体験とシェア機能を通して、みなさんの「なりたい自分」についての調査、特に声の変換(ボイスチェンジャー)の品質を改善するためのデータを収集しています。 
みなさんからのデータを個人に紐づけないで収集する代わりに、無料で楽しく、気軽に利用できるようにしています。

(中略)

でも、開発者の声だけでは十分な変換精度や、多様な表現の可能性につながらないことがわかり、 
このサービス「こえうらない」を作って公開実験を通して改善することとなりました。

ぜひ皆さんの「なりたい声」を選んで、演じてみてください。 
タグの中にその希望を埋め込んでみてください。 
そして、たくさんの人にシェアして「なりたい自分」を冗談交じりで伝えてみてください。 
きっと近い将来に、それが本当になるかもしれません。

「こえうらないについて」より引用

ということは、これは今後GREE VR Studio Labさんが本格的にボイスチェンジャー技術の醸成を行っていくということですね! めっちゃくちゃ楽しみじゃないですか!

この技術はおそらく今後の「REALITY」などのバーチャルアバター系サービス・技術に生かされていくことになりそうですね。となれば、スマホ1台でボイチェンしながらREALITYで配信、なんてことも……。これは流石に筆者の妄想ですが、それも不可能な話ではなくなるだけに、ここは期待したいところです!

白井先生がスッとパルマー・ラッキーさんの結婚祝賀メッセージに「こえうらない」を使ってるのがイカス! グリーさんの今後に注目です!

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