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Unity、「Unite Tokyo 2018」にて、Unityエディターの日本語化対応プレビュー版を発表

ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン合同会社は7日、Unityカンファレンスイベント『Unite Tokyo 2018』の基調講演において、Unityエディターの日本語化対応プレビュー版リリースを発表しました。

ついにキタ! Unityエディター待望の「日本語化」が実現することに

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現在開催中の『Unite Tokyo 2018』。VRonのツイッタータイムラインは今まさにUnite Tokyo一色なのですが、そんな中、7日の基調講演で満を持して発表されたのが「Unityエディターの多言語化機能実装」であります。

上の画像をご覧ください。ばっちり日本語化されてますね!

複数のプラットフォームに対応する統合開発環境である「Unity」、現在特にVR・AR・MRなどの「XR」の分野において主力の開発ツールとしての地位を確固たるものにしています。で、これまでコミュニティレベルの多言語化はなされていたものの、肝心のエディター部分は英語のみの状態でした。今回の多言語化対応発表により、Unityへの参入障壁が大幅に下がることになります。

今回の日本語化対応は、このあとに予定されている多言語化対応に先立ってのプレビュー版としてリリース。フィードバックを重ねながらバージョンアップに努めるそうです。また将来のバージョンでは、複数のバージョンのUnityを管理できるランチャー「Unity Hub」からのインストール時に言語が選択可能になる予定だそう。

対応するUnityのバージョンは「2018.1」から。プレビュー期間中のリソース配布およびユーザーからのフィードバックは、Unityが運営するUnityクリエイターのためのコミュニティハブ「Unity Connect」内の専用グループで行われます。日本語化対応の手順もこちらに記載されていますので、Unity使いの方はまず以下の専用グループページをチェック!

Unityエディター日本語化フィードバック(Unity Connect内グループ)
https://connect.unity.com/g/5aefe5b903b0024a1c8aa7bf

プログラミングいらず!?「スマートアセット」を使ったVRゲームオーサリングツール「Carte Blanche(カルト・ブランシュ)」も併せて発表

また今回の基調講演では、VR空間内のオーサリングツール「Carte Blanche (カルト・ブランシュ)」も併せて発表されました。

「Carte Blanche (カルト・ブランシュ)」は、ゲームオブジェクトの位置や大きさ、振る舞い・機能などのメタデータを持つ「スマートアセット」を、VR空間内にVRコントローラーで直感的に配置や調整することで、プログラムができない人でもVRゲームを制作できるツール。

これまでは動画のみが公開されていましたが、基調講演ではライブデモンストレーションを公開、会場の喝さいを浴びていました。デモでは一切のコーディングを行わず、ゲーム内のオブジェクトを実際につかんで配置して、そのままプレビュー状態でゲームをプレイする……という一連の流れが行われました。

これは楽しそうー! というか、一番大事なポイントは「プログラミングが不要」というところでございまして、言ってしまえば「VRゲームツクール」のようなものをUnityが作っちゃってます! って感じ。ゲーム制作はもちろんですが、仮にゲーム以外のVRコンテンツ用途にも使えるのであれば、可能性がとんでもなく広がりますねー。

「Carte Blanche」のプレビュー版リリースは2018年10月を予定しているそう。今後の続報が楽しみです!

「Unite Tokyo 2018」は5月9日まで開催!

その他、実行時のサイズが僅か「72キロバイト」という、超軽量バージョンのUnityエンジン「Tiny Unity」が発表されています(現在開発中)。リリースされれば、これまで「Flash」によって培われてきた「ウェブページ上でミニゲームや動く広告などを表示させる」メソッドに一石を投じるものになる可能性を秘めておりまして、こちらについても要注目ですね。

Unite Tokyo 2018は明日9日まで開催されます。詳細は公式サイト(http://events.unity3d.jp/unitetokyo2018/)をどうぞ!

※Unity および関連の製品名は Unity Technologies またはその子会社の商標です。

記事元:「Unite Tokyo 2018」において、Unityエディターの日本語化対応プレビュー版を発表 -PR TIMES-

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