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ソニーと東大が「人間拡張学」でコラボ、わずか20gの超小型ドローン、そして「AI運行バス」! 3月14日のAR・VR・IoTニュース

ソニーと東京大学、新しい学問領域「人間拡張学」の推進で合意

ヒューマンオーグメンテーション学という新たな学問領域を開拓していくことで、「産業界と教育界を活性化させ、未来を創る人材の育成と強化に繋げていく」としている。

AV Watchより

産学協同の新しい潮流になるか?

ソニーが3月13日に発表しましたプレスリリースによりますと、ソニーと東京大学は新たな学問領域となります「ヒューマンオーグメンテーション学」を、東京大学大学院情報学環において2017年4月より推進していくことで合意したとのことです。

ヒューマンオーグメンテーション、とは「人間拡張」という意味だそうで、東大大学院教授・ソニーCSL副所長の暦本純一さんが提唱するコンセプトです。4月1日から3年間、ソニーの寄付講座として実施されます。

最近は様々な機器や概念が爆発的に広がり始めています。AI、ディープラーニング、というコンピューターの分野、IoT、ドローン、触覚センサー、など端末機器の発達、AR・VRという人間の感覚へのフィードハック……これまでに業務などで利用されていたり未知の領域であったりした物が、ゲーム機やスマートフォンなどの民生機器や、IoTなどの家電製品にも広がり始めていますね。まさに今回の「ヒューマンオーグメンテーション」にてプレスリリースで触れられているものばかり!

これらを統合的に扱う学問分野として開拓されていくんでしょうか……? 胸熱! 今後に注目です!

VRによるFPVにも対応、超小型ドローンが登場! 重さわずか20g!

「リアルライブテトラル」は41万画素の画像、動画が撮影でき、それを無料の専用アプリをインストールしたスマホ、タブレットからリアルタイムに見られるドローン。コントローラーにスマホを設置して手元で確認しながら操作できるほか、アプリをVRモードにして市販のゴーグルを使えば、自分が空を飛んでいるような視点で楽しむことも。

ねとらぼより

バンダイの子会社であります株式会社シー・シー・ピーより、わずか20gという小ささのドローン「リアルライブテトラル(→公式サイトの商品紹介ページ)」がリリースされています。

VR対応というのは、スマホとドローンを接続することで、ドローンに設置されたカメラによる飛行映像をVRゴーグル経由で見られる、というもの。すでにAmazonにて予約販売が始まっております(Amazonページへのリンク)ので、気になる方はぜひ!

NTTドコモと未来シェア、「AI運行バス」の共同開発を発表

交通事業者が運行する「AI運行バス」では、AIが事前に移動需要、時間、乗車人数を予測し、それに応じて最適な走行ルートや配車数を決定するという。

TechCrunchより

こちらは3月9日のTechClunchさんの記事から。

2016年に発足した「大学発ベンチャー企業」である未来シェアが9日、ITやAI(人工知能)を活用した新しいモビリティサービスプラットフォーム構築に向けた共同開発基本合意書を、NTTドコモと締結しました。その中に出てきているものの一つが上記の「AI運行バス」。2018年中の実現を目指したいそうです。早い!

両社のプレスリリースにも書かれていますが、やはり焦点となるのは、近年特に大きな課題となっている限界集落や過疎地といった「交通空白地での交通手段確保」へのアプローチ。まずは運転するドライバーに対し、AIを駆使して乗り合い情報ルート情報を提供して運用していく、ってな感じで始まりそうですね。

その先に見えるのは……、やっぱり自動運転かな?

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