突然のビッグサプライズです!
韓国のSamsungはアメリカ時間で18日、サンフランシスコで開催された「Samsung Developer Conference(SDC 2017)」において、360度VRカメラ「360 Round」を発表しました。
17個のカメラで4K+3Dライブストリーミングが可能
同時に発表されたプレスリリースによりますと、水平に2つずつ8組+天井部分に垂直配置されら1つのカメラを備えておりまして4K画質のの3D映像と空間オーディオをライブストリーミング可能、としています。マイクのポートも2つ用意されているとか!
内部メモリ10GB+40GBストレージを備えるほか、256GBまでのSDカードと2TBまでのSSDを外付けすることができるそう。重さ1.93kgと軽量化が図られておりまして、かつファンレス・ジャイロセンサー・加速度計搭載、さらに防塵・防水にも対応(IP65)しているとのことで、屋外での撮影や配信、つまりモバイルユースも想定したスペックであることがうかがえますね!
気になるリリースは今月中にアメリカで。価格は現時点で未発表
2つのPCソフトウェア(カメラ制御/ストリーミングとコンテンツ表示用)も付属するのですが、かなり大きなデータになるんでしょうか、要求されるビデオ編集・配信用PCの最低スペックがかなりお高めでございます。ザックリ書くと「Oculus Ready PC」以上のスペックが必要な感じ。
配信もするとなるとメモリ64GB以上、グラフィックカードもGTX1080Tiの2枚刺しを必要とするなど、ハードルはさらに高くなりますね。詳細はプレスリリースをご参照ください。
発売の詳細は「10月にアメリカで先行発売します」だけ。価格も現時点ではアナウンスされておりません。スペック的にはかなりハイエンドな感じで、カメラの数からしてもGoogle Jumpをほうふつとさせますが、そのくせしてモバイルユースに寄った点も多く、多くの謎を秘めております。
果たして日本にもやってくるのか、そして肝心のお値段は!? 続報を待ちましょう!
(14:35追記)
あれからいろいろ調べてみたのですが、今回の製品はSamsungが2014年に発表した「Project Beyond」の流れによって生まれたものなのではないか、との言及が各所でされていますね。そういやそんなのあったなー!
このプロジェクトは、17個のレンズを搭載したカメラで360度3D撮影を実現し、Gear VRにて「その場にいるような」体験を提供する、というものでした。カメラの配置も似てるし、あながち間違ってないかもね!
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