コンテンツ東京2017でVR・ARの最新事情を見てきました！（その5「ステレオ3DVR編」・株式会社クロスデバイス / 株式会社フューチャーリープ）

6月28日（水）から30日（金）まで東京ビッグサイトにて開催されました「第3回先端コンテンツテクノロジー展」に大注目！　特設されました「VR・ARワールド」の出展社様を中心にバシバシ取材してまいりました。数回に分けてご紹介しておりまして、本日は5回目です。

今回ご紹介するのは、先日Google / YouTubeが発表したVR動画フォーマット「VR180」で今大注目！の「ステレオ3DVR」について出展されておりました企業様です！

株式会社クロスデバイス / idoga VR

まずは株式会社クロスデバイスさんのブースから。クロスデバイスさんは360VRサービス『idoga VR』や、VRゴーグルブランド「HOMiDO」の販売で知られておりまして、先日HOMiDOブランドの新製品をご紹介させて頂いたばかり。

今回のブースでは『idoga VR』に関する展示を精力的にされていらっしゃいました。スマホで8K相当のVR映像を配信する、NTT-TXの「パノラマ超エンジン」を活用した配信技術などが目を引きましたが、VRon的に注目させて頂いたのがこちら！

「立体視ライブ配信システム」でございます！

海外でもそこかしこでサービスが始まっている3D（ステレオ）VRのライブ配信、YouTubeの「VR180」でもライブ配信のサポートが発表されている他、日本ではすでに「SHOWROOM VR」がサービスを提供していますね。

クロスデバイスさんの展示では「4K対応」「今年末にはパノラマ超エンジン対応により8Kへも対応」という超攻め攻めのスタイル！　実際にデモンストレーションが行われておりましたので、早速拝見させて頂きました！

ブース内に設置されているこのデジタル一眼レフカメラ2台で撮影されているVR動画を、そのまま生で見ることができる、という仕組み。デモンストレーションでは先日ご紹介した「HOMiDO Grab」で実際の配信されている動画を見ることができるようになっていました。

拝見させて頂きましたが、アレですね、カメラに映っている自分の体をVRゴーグルを介して立体視で見る……というのはとってもフシギな気持ちになりますね！

お忙しい中お話を伺いましたところ現状ではだいたい30秒程度のラグ（遅延）があるんだそうですが、これからの開発でさまざまな面を改善していきたい、とのことでした。今後の展開に要注目、ですね！

株式会社フューチャーリープ / 3DVR撮影サービス・Quick VR

もう一つは株式会社フューチャーリープさん。3DVRコンテンツの撮影から編集、販売までをパッケージングした「3DVR撮影サービス」と、QRコードを使用したVRコンテンツ販売ソリューション「Quick VR」のご紹介をされていらっしゃいましたよ。

ブースでは実際の撮影の模様を再現していらっしゃいました。しかもモデルさん付き！

画像を見て頂くとわかるのですが、なにやら白い耳のお化けのようなもにがついてますね。あれはバイノーラルマイク（3Dio社製）。マイクの前には2台のGoProが設置されています。こうやってみると、3DVRの撮影が如何に360度VRとも、通常の動画撮影とも違うか、ということがよーくわかりますね！

今後もこのような3DVRのサービス開始がいろいろと始まりそうな印象を会場の熱気からビシビシと感じました。いやー、楽しみで待ちきれません！