コンテンツ東京2018に行って、VR/AR/MRの最先端を見てきました！（その4・株式会社クロスデバイス）

4月4日から6日にかけて東京ビッグサイトにて開催されました「コンテンツ東京 2018」内の展覧会「先端デジタルテクノロジー展」、本日も取材させて頂いた出展社さんをご紹介して参ります。

本日はこちらです！

株式会社クロスデバイス / 株式会社NTTテクノクロス「idoga VR」

昨年もご紹介させて頂きました、株式会社クロスデバイスさんのブースにお邪魔してきました。

クロスデバイスさんが株式会社NTTテクノクロスさんと共同で開発を行っているのが『idoga VR』。「パノラマ超エンジン」を活用した8Kクラスの超解像度VR配信技術など、様々な展開を行っています。

こちらが昨年のCEATEC JAPAN 2017にて初登場した「8K 60fps VR映像配信・視聴システム」のデモンストレーション。

1000ppi以上という高精細なパネルを使用したヘッドマウントディスプレイ（NTTドコモ製・立体音響対応）を使い、かつディスプレイ上に表示されている領域のみを8K解像度にしてストリーミング配信することで、市販されている一般のパソコンレベルのマシンでも、ストレスなく高画質のVR体験ができるようになっています。右にあるノートパソコンが実際に配信しているマシン。

筆者も拝見させて頂きましたが、「えー！　この8K360VR動画が、そのノーパソで動いてるんすか！」と担当の方に思わず聞いてしまいました。

スペックを聞いたところグラボこそ積んでいるものの、至って普通のCore i7ノート（マウスコンピュータ製）。これには驚きましたねー。

4つの360度カメラをライブスイッチングできるデモンストレーションも！

「これだけじゃないんです。今年はこんなのもご用意しました！」と次に見せてくださったのが……

【 #コンテンツ東京2018 】 #株式会社クロスデバイス さん @idoga360 の「 #idogaVR 」を実際に体験してきました！
#先端デジタルテクノロジー展 #idoga pic.twitter.com/sxPxxzablZ

— VRon -VRARニュースブログ- (@VRonjp) April 10, 2018

4台の360度VRカメラによる動画をライブ配信し、かつその4台の映像をその場でスイッチングできるというデモンストレーションです！

これスゴイ！　ぜひ上の動画を見て頂きたいんですが、それぞれの360度VRカメラが捉えている映像が下に表示されていまして（もちろんライブ配信中）、各映像を選択すると即座に切り替わる、というものです。

「例えばスポーツの試合中継で見られるような『マルチ画面』を360度VR、かつライブ配信でやっている感じですね。いつでも自分で切り替えられるのが大きなポイントです」とのこと。idogaさんのライブ配信技術もここまで進化しているんですね……！

その他、多人数で同時にVR映像を体験できる「プロジェクションVRシアター」や、自転車を漕ぐスピードとVR映像が連動する「サイクリングVR」など、様々な展示を展開されておりました。

今回SDKの販売も開始されるなど、昨年からさらに進化している『idoga VR』、今後の展開が大いに期待できますね。

次回もコンテンツ東京2018の出展ブースをご紹介します。お楽しみに！