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「第26回 3D&バーチャル リアリティ展」に行って、3DとVR技術の最前線を見てきました!(その3・日本バイナリー株式会社)

先週の6月20日から22日まで、東京ビッグサイトにて開催されました「第26回3D&バーチャルリアリティ展」、今回取材させて頂いた企業様をご紹介しています。本日はこちら!

「VRHero」「Virtuose 6D」(日本バイナリー株式会社)

VRヘッドセット「VRHero」

バーーーンとゴッツイ見栄えのVRゴーグルを展示していらっしゃったのは、「日本バイナリー株式会社」さん。

日本バイナリーさんは、3Dプリンターやロボットなど、様々な産業用機器の販売を手掛けている会社。最先端の電子機器及びその関連システムの取り扱いが多いのが強みです。特に商品化したてのホットな次世代向けの各種制御装置及研究開発支援システムなどの導入に自信があるそうで、クライアントも企業だけでなく、国公立研究所や大学をメインとした学術機関など、幅広く展開されています。

で! 今回日本バイナリーさんは様々な取り扱い機器の展示をされておりまして、例えば……

こんなドーム型スクリーンや、主力である3Dプリンターなどが軒を連ねていたのですが、特にVRon的に目を引いたのがこちらのVRヘッドセット「VRHero」でございます。

裏面はこんな感じ―。

こんな感じに七色に光るのが個人的に大好きです。スペックも伊達じゃありませんよ!

  • 解像度:2560×1440ピクセル×2枚(5K解像度)
  • 視野角:150度~170度
  • リフレッシュレート:60~90Hz
  • 重量:850グラム
  • 8つのプログラム可能なボタンつき(上面両サイド)
  • ポジショントラッキング:アドオンで可能

最大のポイントが、写真右側についている2つのダイヤル。これは「瞳孔間距離(IPD)」と「フォーカス」の調整用に取り付けられておりまして、使用者に合わせて調整をすることが可能になっています。また、ケーブルが(DisplayPort 1.2)最大で100mまで伸ばすことができ、さらに「ミリタリー(軍事)用」というバージョンが用意されているのも大きな特徴です。

開発しているのは、チェコに本社を持つ「vrgineers, inc.」。その公式サイトでもはっきりと「プロユース」と書かれておりまして、基本的には企業向けの製品となります。特に自動車業界・航空宇宙業界での導入実績が多いそうです。

スタッフの方にお話を伺ったのですが、「まだリフレッシュレートがよくても70Hzくらいしか出ないのですが、今後のアップデートで改善される予定です」とのこと。Unreal SDK / Unity SDK の他、AutodeskのVREDコンフィグも用意されているあたりが「業務用!」って感じですねー。

形も含めてStarVRと似通った点もある「VRHero」でしたが、細かなカスタマイズが可能な仕様であることもあって、真っすぐにプロユースを見据えているなー、という印象を受けました。

6軸・力触覚フィードバック装置「Virtuose 6D」

もう一つはこちら。6軸・力触覚フィードバック装置「Virtuose 6D」です。

Haption社製の力覚フィードバックデバイス「Virtuose 6D」は、「産業用途向け大型力覚デバイス」として開発されたもの。3D画面上に表示されているアームと完全に同期しているだけでなく、画面内にあるオブジェクトに触ると、その感覚がそのまま手に伝わるんです!

上の写真は、画面に映っている3Dのアームが、ジェンガのように積まれたブロックをつかもうとしていうところ。ちゃんとアームがブロックに触ったとたんに手ごたえが来るんですよ! この後ジェンガを倒しちゃうんですけど、その倒れたブロックがアームにあたる感覚もしっかりと手に返ってきます。不思議な感覚でしたー。

日本バイナリーさんではこれからも様々な最先端機器を日本にお届けしていきたい、とのことです。今後の展開に期待できそうですね!

次回も「第26回3D&バーチャルリアリティ展」の模様をお伝えしていきます。お楽しみに!

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