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バーチャルキャスト、3Dデータ流通プラットフォーム 『THE SEED ONLINE』がβ版へ

株式会社バーチャルキャストは26日、アバターやアイテムを持ち込める3Dデータ流通プラットフォーム「THE SEED ONLINE」のβ版をリリースしました。

エンジンかかってきたー! 3Dデータプラットフォームの一角が、いよいよβ版へ

 

「THE SEED ONLINE」は、「作って(作成)、あつめて(投稿・流通)、VR 空間であそべる(自由な使用)をワンストップで」と銘打たれた、3Dデータ流通プラットフォーム。「VRM」形式のアバタ―や、3Dアイテムなどのあらゆるデータをアップロードすることで、各種 VR サービスや連携アプリ内の共通データとして利用することができるようになるのが大きな特徴であります。

サービス名称の由来は、『ソードアート・オンライン』作中に登場する「ザ・シード」。さまざまなVRプラットフォームへ行き来するための基盤として開発するべく、この名前を冠しています。命名にあたり『ソードアート・オンライン』著者の川原礫先生から許諾取得済みです。

さて、上記の図は昨年3月のα版リリース時のもので、上の表右上にあります「販売」の部分は現在も準備中ですが、今回のアップデートにより「ストア機能の一部」がリリースされました。それまでは「公開アイテム機能」と称されていたもので、今後の有料販売を見据えた機能追加です。これにより、これまで「取り込み」と称していたものが「購入」という扱いになります。

これに伴い、取り込み(購入)の制限数が今までの30個から無制限になりました! また、アセットの持ち出しについても最大で60アセットを持ち出すことが可能になり、より連携先アプリへの取り込みもスムーズになるよう仕様変更されています。

さて、こういった名称の変更がβ版移行に伴い大きく行われています。その他の主な変更箇所については以下の通り。

【インベントリ機能が追加】
連携アプリへの「アセット」の持ち出しを管理できるインベントリ機能が新しく追加され、今までよりもスムーズな運用が可能になりました。

【投稿されている「アセット」の人気順表示が追加】
ユーザー利用頻度の高い順にソートが可能になり、話題のアイテム作品が見つけやすくなりました。

【展示用の公開が可能に】
これまではアイテムをアップロード・公開に際して他ユーザーとの共有が前提となっていましたが、マイページの刷新により、自分の作品を公開のみ(他ユーザーの取り込み不可)とすることができるようになりました。

 

今回の公開アイテム廃止に伴い、ユーザ側の煩雑さが増えることを回避するため、バージョンアップのメンテナンス時に存在する公開アイテムについて無料商品を作成する作業を実施されています。具体的には上記表のとおりです。

今回の「購入」システム導入により、アイテムの公開状態をYouTubeの動画っぽく制御するようにもなっていますね。

さらに、今回の購入システム導入あたり、ついにシステム内通貨「Virtual Cast Credit (VCC) 」が実装されています。VCCの購入はまだ公開されていません(準備中)が、SEED ONLINEが着々と3Dデータコマースプラットフォームへの変貌に向けて、その基盤を着々と築き上げているようですね!

株式会社HIKKYさんの「バーチャルマーケット β」と同様、3Dデータ市場の情勢がどうなっていくのか? これからに注目ですね!

情報提供:バーチャルキャスト株式会社

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