カヤック、VRプラットフォーム「VR SPARC」を発表

株式会社カヤックは2日、3DVRプラットフォーム「VR SPARC」を発表しました。

「傷物語VR」やソニーへの技術協力などで知られるカヤックが立ち上げる「VRプラットフォーム」とは……！

面白法人カヤックさん。これまでにVRonでは「傷物語VR」や、『カリード Young Dumb & Broke VR』への技術協力などについてご紹介してきました。

実は今年8月に創立20周年を迎えられたそうで！　スペシャルコンテンツ「技術で振り返るカヤック20年」がめちゃくちゃ凝った作りになっておりまして、#インターネット老人会 な方は必見ですよ（筆者も今年でインターネット歴24年目です）。

そんなカヤックさんが本日発表されたのが「VR SPARC」であります！

コミュニケーションの表現技術に重点をおいた「全てのエンターテインメントを拡張する空間（プラットフォーム）」

「VR SPARC」は、VTuberや音声通話にも対応し、多人数がリアルタイムに参加可能なコミュニケーションをすることができる「現実を超えた3Dの仮想空間プラットフォーム」。カヤックさんがこれまでに培ってきたVR・ARの表現技術を活かすことによって現実世界では難しい演出を可能とし、かつてない体験を視聴者に提供する、としています。

また配信者と視聴者間のインタラクションだけではなく、コミュニケーションの表現技術に重点をおくことによって、参加する視聴者同士がストレスを感じることなく「VR SPARC」で展開されるコミュニティを形成することができるそう。

将来的には、従来のライブイベントや展示会などのエンターテインメントに「VR SPARC」を用いることで、地理的制約を超えて世界中の人々にコンテンツをとどける事業にチャレンジするとのことです。

まだ公式サイト（ https://sparc.tokyo/ )はCOMING SOON表示だけ。詳細について多くは語られていませんが、昨今立て続けにサービスのローンチが続いている「ライブ型VRプラットフォーム」（Cluster、VARK、Oculus Venueなど）へ目くばせしつつ、「VRChat」のようなマルチコミュニケーションを視野に入れているようですね！

大型イベントの開催も予定。「傷物語VR」などを担当した天野清之さんがプロデューサーを担当

また、今年度末には「VR SPARC」を活用した大型イベントの開催も予定されています。

プロデューサーを務めるのは、「傷物語VR」・「画家が見ていた世界を仮想現実(VR)で再現する技術『Art Immersion Technology（AIT）』」（ピエール・ボナール展）などを担当された、同社の天野清之（あまのきよゆき）さん。HMDを使ったVRでの参加はもちろんのこと、パブリックビューイング等の2Dでも参加可能にするそうです。

先日ご紹介した「VARK」に続き、日本発のVRプラットフォームが登場することになります。しかも、VRコンテンツ開発において多くの実績を持つカヤックさんが手掛けるとなれば、これは注目しないわけには行かないですね！

まだなーんにもわからないだけに、期待が膨らんじゃいます。続報を待ちましょう！

記事元：カヤック、全てのエンターテインメントを拡張する空間「VR SPARC」を発表～年末には「VR SPARC」を活用した大型イベントを開催予定！ ～ PR TIMES