SIGGRAPH Asia 2018 TOKYO コラム ニュース 特集

SIGGRAPH Asia 2018 TOKYOレポート16(「REAL TIME LIVE!」その1)

(C) ACM SIGGRAPH 出典: SIGGRAPH Asia 2018

2018年12月4日から7日までの日程で、東京・有楽町にあります東京国際フォーラムにて開催されました「シーグラフアジア2018」(SIGGRAPH Asia 2018)。いよいよイベントのラストを飾ったプログラム、「REAL TIME LIVE!」の本編をご紹介してまいりましょう!

MR360 Live: Immersive Mixed Reality with Live 360° Video(ヴィクトリア大学・DreamFlux / ニュージーランド)

では、早速本編の動画をご覧くださいませ!

SIGGRAPH Asia 2018 TOKYOレポート7(「VR / AR」その3)

2018年12月4日から7日までの日程で、東京・有楽町にあります東京国際フォーラムにて開催されました「シーグラフアジア2018」(SIGGRAPH Asia 2018)。只今各プログラムに出展されてい ...

REAL TIME LIVE!のトップバッターを飾ったのは、ニュージーランドにありますヴィクトリア大学「CMIC」とDreamFluxによる「MR360 Live」。先日「VR / AR」ブースでもご紹介しました、360度映像とMRグラフィックを融合させた「MR360」を活用したデモンストレーションです。

「MR360 Live」は、3D内の仮想オブジェクトをライブストリーミングされた360度映像にリアルタイムでブレンドし、ビデオ内のオブジェクトに溶け込ませることができる、というもの。プレゼンテーションでは、実際に撮影された360度映像に3Dオブジェクトとして作成された家具を配置するなどのデモが行われました。

このMR360 Live最大の特徴は、リアルタイムストリーミングに対応すること。壇上に設置されましたVUZE CAMERAが就労している360度映像をリアルタイムスティッチングし、かつその空間に新たな3Dオブジェクトを配置して表示させているんですね。

今回の研究では専用のツールキット(MR360 toolkit)を開発。360度映像内に設置された光源を検出して、その光源に基づいたシェーディング(陰影処理)の描画を実現していたり、リアルタイムの差分レンダリングにより仮想のオブジェクトを現実世界の背景と合成するなどの機能を備えています。今回のプレゼンテーションではこの機能をふんだんに活用されていますね!

また、360°映像を使用した「MRテレポーテーション」のアプリケーションを紹介しています。このアプリでは、VRユーザーが異なる360°ビデオに移動することを可能にしている他、映像内にあるデジタルオブジェクトを追加するなど、独自のMR空間を作成できるようになっているのが特徴です。例えば、こんなことも!

なんかもー、昔映画で見たような世界が現実になっている感がハンパない発表でございました!

“REALITY: Be yourself you want to be” (グリー株式会社・株式会社Wright Flyer Live Entertainment・IKINEMA

お次は! キター―――――!! グリーさん / WFLEさん / IKINEMAさんの「REALITY」です!!

VTuberを追いかけている皆さんにとってはもはやおなじみの3Dアバターライブプラットフォームとなりました「REALITY」。今回グリーの白井暁彦先生(@o_ob)が自らバーチャルアバターを操り、世界に向けてREALITYのシステムを使った「バ美肉」パフォーマンスを行うということで、大きな注目を浴びていました。

(C) ACM SIGGRAPH 出典: SIGGRAPH Asia 2018

こちらがパフォーマンス中の白井先生(写真右)。頭部のフェイストラッキングにはiPhoneを使用(おそらくiPhone X)している他、ボディトラッキングにはXSENSE社の製品を使用。これらによって実現したのが……

いやー、我々はもはや見慣れた光景でありますが、海外からいらっしゃった方々からの歓声が凄いこと凄いこと! 非常に強烈なインパクトを兼ね備えたプレゼンテーションでございました。

白井先生が「みんな! 『テディ』ってコールしてー!」と可愛くコール&レスポンスをすればちゃんとクマも降り注ぎ(このあと「花火」「ラーメン」も降ってきました)、

「ちゃんと指も動きますよ!」とフィンガーセンサーを使ったセンシングのデモンストレーションも。そして……

最後のパフォーマンスは、VTuber「KMNZ」によるオリジナル楽曲「VR」をバックにしたダンス!

私(筆者)、実はこの時人知れず、涙をこらえておりました……。

白井先生は前後のツイートで、この「REAL TIME LIVE!」に壮絶なまでの力と情熱をもって挑まれていることを吐露されていました。前日は徹夜だったとも。それもすべては、「日本にVTuber、バーチャルアバターここにあり」ということを白井先生ならではの切り口で、世界最先端の現場で、ダイレクトにプレゼンテーションするためだったのだ、そう、このときに知ったのです。

ものすごくハッピーな内容のプレゼンテーションだったのは、ただ技術を披露するのではなく、バーチャルアバターというものの可能性と未来が如何に輝きに満ちているのかを示すためだからこそ。本当に素晴らしいプレゼンテーションでした!

こちらはIKINEMAさんによるハイライトと舞台裏です。こちらもぜひどうぞ!

次回も「REAL TIME LIVE!」が続きます。ご期待くださいませー!

※こちらで公開している映像については、SIGGRAPH Asia 2018の許可に基づいて、映像収録と掲載を行っています。

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