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ワントゥーテン、通信対戦型VR車いすエンターテイメントの新作『CYBER WHEEL X』を発表

株式会社ワントゥーテンは28日、車いすマラソンやレースの魅力を伝えるVRエンターテイメント「CYBER WHEEL(サイバーウィル)」を更に進化させた『CYBER WHEEL X(サイバーウィル エックス)』を発表しました。

「超人スポーツ」にも認定された「CYBER WHEEL」が「X」に進化!

「CYBER WHEEL」は、パラ陸上のレースで使用される「車イスレーサー」を未来型にデザイン。VRHMDを装着しハンドリム(駆動輪を回す手すり)をこぐことで、AD2100年のTOKYOを走り抜けるエンターテインメントコンテンツとして開発されています。2017年1月に発表されて以降、超人スポーツ協会にて「超人スポーツ」として認定を受けた他、「2017年度のグッドデザイン賞を受賞」するなど、注目されました。

「CYBER WHEEL」では5種類の直線コースが用意され、400mが想定されたコースを左右のタイヤに付いているハンドリムを回す速さによって、VRの中の映像も疾走していく……という内容になっています。

「CYBER WHEEL」の開発背景として「パラスポーツの普及」というテーマがあります。パラスポーツはとてもエキサイティングなスポーツですが、他のスポーツと比べると、観戦する機会や実際に体験できる機会が少なく、競技自体への興味や関心、理解はまだ深まっていないという現状があります。ワントゥーテンではこれらのパラスポーツをベースに「CYBER SPORTS(サイバースポーツ)」シリーズを立ち上げ、より多くの人にパラスポーツの楽しさや魅力を伝えたいという思いのもと、開発が続けられています。

・1→10「CYBER SPORTS」プロジェクト WEBサイト:https://cyber.1-10.com/

新バージョンではコースがより立体的に!、通信対戦・データ対戦、身体フィードバックも!

さて、今回の新バージョンである『CYBER WHEEL X』は、モータースポーツやロボット、パラスポーツのギアのデザイン・技術開発を手がけボーダレスな社会を目指す株式会社RDSと共同で開発しています。今回のアップデートでは、直線だけだったコースに、カーブやアップダウン(勾配)などの表情をもたせ、モーターによる負荷制御よって体験性を強化しているそう。

また、東京の街をスキャンした3Dの未来都市空間を疾走するコースや通信対戦・データ対戦も可能になった他、障がい者の方が車いすレースを練習できるトレーニングモードを用意。世界記録やトップレーサーとのデータ対戦、ハンドリムの回転数の確認や負荷の調整が可能になりました。

また、本バージョンではハンドリム(駆動輪の外側についている持ち手)ウエイトの技術を導入。これによってレース中、上り坂では負荷がかかり、下り坂では加速し、より実践に近い車いすレースを体験することができます。

今年2019年7月には、株式会社NTTドコモの第5世代移動通信方式(5G)の実証実験において、遠隔対戦に対応した『CYBER WHEEL X』のプロトタイプを開発。場所を問わず臨場感の高いパラスポーツ体験が可能となりました。 また現在こちらの「X」は東京ソラマチ® イーストヤード5F「PLAY5G 明日をあそべ」にて体験が可能になっています。

2020年のオリンピック・パラリンピックに向けて、xR技術をベースにしたスポーツ関連コンテンツが着実に増えつつありますね。ワントゥーテンさんは大阪の「VS PARK」にもパラスポーツの「ボッチャ」をベースにした「CYBER BOCCIA」を提供していますが、いよいよ2017年に大注目を浴びた「CYBER WHEEL」が劇的な進化を遂げて登場します。今後様々な場所でこの『CYBER WHEEL X』が体験できる機会が増えそう。楽しみですね!

記事元:リアルな重力を感じる四次元体験の通信対戦型VR車いすエンターテイメント『CYBER WHEEL X』発表 -PR TIMES-

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