コラム

【クリスマス特別企画】独断と偏見で選ぶ!「この #VTuber がすごい!2019」

それでは聞いてください。ブンブンサテライツで『STARS AND CLOUDS』。【年末年始のご挨拶】

こんばんわ。VRonWEBMEDIAです。 本年はこちらのエントリを持ちまして最終更新とさせていただきます。本年は多くの皆様から多大なご協力、ご支援を賜りました。誠にありがとうございました。この場を借 ...

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このエントリーは、はれのそらさんが主催している「VAC Virtual Advent Calendar 2019」に参加しています。

12月25日 3:40 ぽんぽこさん / ピーナッツくんを追加

メリークリスマス! ということで、今年も暮れていってしまいますね……。

今年は年末まで取材がつまっておりまして(27日はバーチャフリーク!)、年の瀬ギリギリまで記事をお届け出来そうですが、年末はVRon的に真面目なコラムを書く予定ですので、今日はクリスマスですし、去年やりました「このVTuberがすごい!」を今年もやってしまおうと思います。祭りだ祭りだー!

今年は昨年にもまして多くの出来事がこの世界を震わせました。ちょっと予想以上だった、というのが正直な感想ではあります。

一番印象に残っているのが「動画勢」「配信勢」という軸の顕在化、でしょうか。自分の中では今でも些細なことというか、いろいろあっていいじゃないか、動画も配信もいいぞ! という気持ちなのですが、そこは最終的に好みの問題もあるのでしょう、この点に関する議論が多かったのは非常に心に残っています。

ただ、それも含めて、この「バーチャル・ビーイング」という世界が大きくなるための通過儀礼であり、ハイプ・サイクルにおける「幻滅期」を超えるためには必要なプロセスである、という思いは変わりませんし、むしろその思いを強くしました。ここで途絶えてしまうわけには行かない、そう皆さんが思い、地に足をつけた努力を積み上げられてこそ今があります。我々はその足跡を言霊に変え、ネットの波に乗せることでこの世界を支えるお手伝いがしたい、そう決意しながらこの一年を迎えました。

では、そんな「激動」という言葉で片付けるには余りにも大きい2019年を、「このVtuberがすごい!」で振り返るとしましょう。

筆者独断「この #VTuber がすごい!2019」

今年もこの独断と偏見にまみれた「この#VTuberがすごい!」を書くに当たりまして、上半期版をnoteに掲載した際のルールを再掲します。

ルール1 これまでご紹介してきた方は全員「殿堂入り」とし、2度以降の紹介はしないことにします。よって、以下の方は対象外にします。
【2018年】ヒメヒナ / 東雲めぐ / 九条林檎 / 銀河アリス / MonsterZ MATE / 朝ノ瑠璃・朝ノ茜 / 周防パトラ / かしこまりwithパンディ / ウェザーロイド Type A AIri / 富士葵
https://note.mu/hiroakiohmori/n/nb1fb9ea1c486
【2019年上半期】月ノ美兎 / 花譜 / 斗和キセキ / 天開司 / 歌衣メイカ・イツミ / 夜子・バーバンク / めっちゃばぶ美 / 浅倉由衣
https://note.com/hiroakiohmori/n/nccfd34f0eeb5

ルール2 以下の5名は「BIG5」とし、対象から外します。
キズナアイ / 輝夜月 / ミライアカリ / 電脳少女シロ / 猫宮ひなた

今回は悩みに悩みました。昨年よりも意識して多くのVTuberの皆さんを拝見するようになったこともありまして、選ぶのがめちゃくちゃ大変なことに……。そんな中、断腸の思いで選ばせていただきました。

あくまでもこれは筆者の趣味・独断・偏見によるものでありますことを予めご了承くださいませ!

因幡はねる(有閑喫茶あにまーれ / 774 inc. / upd8)

有閑喫茶あにまーれの一員にして、因幡組組長の因幡はねるさん。一言で申し上げるならば、彼女の最大の魅力は「企画力の塊+鋼のメンタル」ではないでしょうか。

大型企画として因幡さんの代名詞になった「#VakaTuberは誰だ」、人気シリーズである「Vのから騒ぎ」など、多くの企画を立案・遂行される力はVTuberの世界でも屈指です。上にご紹介した第4回の「#VakaTuberは誰だ」をご覧いただければおわかりかと思いますが、あらゆる事務所から著名VTuberが一堂に会する光景は、もはや天開司さんと比肩するほどと表現しても過言ではないと思います。

そんな彼女の頑張りはあの「サンリオ」をも動かしました。兼ねてから「大好き」と公言していたサンリオのキャタクター「ポムポムプリン」と夢の共演を果たしただけでなく、サンリオピューロランドでのオフイベントまで実現させるなど、彼女の華麗なフットワークは大きな原動力となっています。

もうひとつ、彼女の配信で随所に見られるトーク能力・MC能力の高さや、様々なハプニング・炎上をも物ともしない胆力の高さも特筆すべきでしょう。このポテンシャルの高さが数々の名企画を生み出し、クオリティの高いコンテンツとなって昇華されています。今後も大型企画を始め、彼女の生み出す企画から目が離せません。

おめがシスターズ(upd8)

今や「動画勢」の雄として絶大な人気を誇るおめシスのお二人。満を持して今年、推薦させていただきます。「きょうはねえ!」

上記の動画はそんな中非常に珍しい「配信」動画。しかし、そこで行われたのは「生前葬」というハイブロウな誕生日企画でございました。にじさんじの面々が追悼動画を送るなどネタ仕込みも万全。非常に抱腹絶倒の素晴らしい配信でした(生で見てた)。

毎週のように投稿される大量の動画はどれをとっても面白いものばかり、ハズレが一切ないというのがもはやすでに驚異的です。その内容も千差万別で、2018年3月の活動開始以降企画のペースもクオリティも全く落ちません。これがどんなにすごいことか!

特筆しておきたいのは、VTuberの中でも特にXR系のE-Tech事情についてアンテナが高く、上記のような最新のHMD最新ネタをも積極的に動画にするその姿勢です。またYouTubeの公式コントリビューターにも就任するなど、とにかくテクニカルなラインへの造詣が深いことで富に知られます。これがおめシスのおめシスたる所以、最大の武器になっていると言えるでしょう。

そのくせして歌を歌わせるとめちゃくちゃ上手いし。すげえな! 来年も独自の目線をキープしながら我が道を行かれることでしょう。おめシスはいいぞ。

織田信姫(upd8)

Twitterでの様々な釣りツイートや煽りツイート、挑発的な内容の動画の数々など、古き良き炎上系YouTuberのスタイルを貫き続ける織田信姫さん。動画を自ら「クソ動画」と銘打つなど先鋭的な側面ばかり目立ちがちな戦国武将ですが、家臣の皆様ならおわかりでしょう、彼女の人気の本質はそこだけではありません。

元々歌を歌わせれば玄人はだし、そしてコラボ配信などの外部配信企画に参加したときの裏回しの上手さやピエロムーブの巧みさは、彼女の隠されている「爪」であります。元々動画メインの活動をされてきただけに、あまりこの側面が自分のチャンネルで顕になる機会は多くありませんでした。

しかし……。彼女がついに「配信」に手を出したのです!

11月16日の初配信では初手から「はじめまして! 新人バーチャルYouTuberの織田信姫です!」と華麗なジャブを繰り出す一方で、普段の動画では見られないような真面目ムーブも見せるなど終始飛ばしまくり、さすがの7万再生を記録しています。数々のクソ動画にこの配信で見せたトーク力の高さが加われば、まさに「鬼に金棒」。ここから1段も2段もレベルアップが期待できるのではないでしょうか(すでに人気なのに!)。その意味でも、来年が非常に楽しみな存在です。

白上フブキ(ホロライブ)

ときのそらさんがホロライブ不動のエースなら、白上フブキさんはホロライブの「屋台骨」とお呼びしても過言ではないでしょう。Youtubeファン数30万(全体で13位)、BiliBiliファン数74万(日本のVTuberで2位、1位はキズナアイ)という数字は、彼女がアジア圏を中心に絶大な人気を獲得しつつあることの証左でもあります。

MC能力、トーク力、裏回し、ゲーム実況力、現場適応力、どれをとっても全く隙きがありません。それでいて銀髪で尖りまくったオタク体質にショタ好き、ゲームは何やらせても上手いわ、MMDも玄人はだしで動かせるわ、TRPG配信でGM役をしっかりやりきるわ、とにかく「何でもできる白狐」さんです。

そして……

そのファン層はアジア圏だけでなく、欧米圏にも広がりつつあります。

彼女の動画で最高再生回数を誇るのがこちら。スキャットマン・ジョンの往年の名曲「Scatman (ski-ba-bop-ba-dop-bop)」(1994年)を彼女がカバーした動画が今年10月の投稿にも関わらず75万再生を記録し、コメントの殆どを英語が占めるという異常事態に。

この動画を見たドイツのMAD動画製作者であるHamburgagaさんがミックス、MAD動画に仕上げ、こちらも60万再生に届く勢いを見せます。

これに気を良くした白上さん、24日になってさらに3Dでダンス動画を燃料投下するという素晴らしき「良コンテンツの連鎖」を仕掛け、早くも大きな反響を呼んでいます。特筆すべきは、この一連の動きを踏まえて白上さんが英語圏へのアプローチを進めているところ。先日は「Ievan Polkka」(ロイツマ)のカバー動画を上げるなど、抜かりはありません。

とにかく彼女の「声」に魅了されている英語圏のファンが急増しているのが大きなポイントで、彼らがせっせとMAD動画を制作し拡散している様は、大袈裟に言うならば「ブレイク前夜のキズナアイさん」を見ているようです。キズナアイさんが海外で火をつけ現在の不動の位置を確立させたように、彼女が仮に英語圏でも多くのファンを獲得できれば、そのポテンシャルは存分に発揮されることでしょう。

2019年、九条林檎さんがキーパーソンとなって広範囲に活躍されたように(フリーランス化、おめでとうございます!)、2020年のキーパーソンとなるのは、おそらく彼女です。

大空スバル(ホロライブ)

「ホロライブの核弾頭」「自らを「バラエティVTuber」と呼ぶ女」、大空スバルさん。実家が火事で燃えたことをきっかけにお金を稼ぐためVTuberを志した、と公言した直後に「両親をハワイに連れて行くのが夢」と語る彼女が紡ぐ「地獄」はどれも一級品。特ににじさんじの舞元啓介さんとの「舞スバ」で繰り広げられる数々の「地獄企画」は、珠玉の作品があふれる玉手箱状態であります。この企画力のトガリ方よ!

そんな彼女の最大の魅力は「全VTuberの中でもトップクラスのバラエティ力・トーク力・つっこみ力」です。普段の配信において、「笑うポイント」でちゃんと「BGMを切る」という小技をさり気なく小刻みに繰り出していることにどのくらいの方がお気づきでしょうか。個性豊かなキャラクターで溢れるホロライブ内コラボでは白上フブキセンパイと双璧をなすほどの場回しを見せる他、外部コラボでも抜群のトーク回し、現場把握力に驚かされることばかりです。ダハハ。

そんな彼女のポテンシャルが存分に発揮されたのがこちら。お相手のピンキーホップヘップバーンさんとはこれが初カラミであるにも関わらず、ピンキーさんの絶妙かつマシンガンチックなひっかき回しに全て対応し、それでいて自らのカラーを全く曲げることなく配信を成立させるその胆力に圧倒されます(と同時に笑いすぎて腹筋が壊れます)。ピンキーさん自身が持つ高いタレント力に対し、彼女が全力でぶつかった結果、出来上がったのは極上のバラエテイ配信でした。

また、この動画に限らず様々な配信にてさり気なく全体的に散りばめられる「メタな小ネタ」の数々が「大空スバル」独特の空間を構築することに成功しています。これを全て計算ずくで繰り出しているのだとすれば、彼女はもはや一流の芸人に匹敵するテクニックを持っていることになり、そうでないとすればガチに天然でこの「メタな小ネタ」を雨のように降らせていることになるわけで、それはそれで彼女が「天賦の芸人頭を持った稀代の才能」の持ち主である、という証左になります。おそらくは後者ではないかと。天才か!?

それでいて歌を歌わせれば上手いし、3D配信で見せるムーブは全部可愛いし、四月一日さん家で見せた演技は一級品だし。彼女のような素晴らしい才能が存分に光っている「ホロライブ」という箱が如何に秀でているか、ということに気付かされるとともに、「大空スバル」という天才がこの世界で開花したことを、心より祝福したいと思います。むちゃくちゃ大げさに書いているように読めるかもしれません(自分でもちょっとだけその自覚はあります)が、私は至って本気です。

舞元啓介(にじさんじ)

舞元啓介さんはにじさんじ所属のライバーさん。今年念願のファン数10万人を突破し、勢いに乗っています。

上記大空スバルさんとの「#舞スバ」では数々の名企画を生み出し、多くのファンを楽しませてきました。特筆すべきは上の動画にあります通り、事務所の垣根を超えたコラボグッズ販売を実現させたことでしょう。「大空家(舞元・スバルに加え、大空スバルのママ(キャラデザ担当)であるしぐれういさん)」でデザインされたグッズの販売が待ち遠しいですね。

舞元さん、スバルさんのお二人による「#舞スバ」は、VTuberという世界に悠然と横たわる「優しい世界」の象徴であり続けています。これが芸能界なら「事務所が違う」というだけで非常に高い壁になるだけでなく、男女のコラボとなればさらに様々な要素が絡むのは必至です。

そんな中、「舞スバに逃げはない」の合言葉の元に企画・遂行されてきた様々な企画の数々は、そんな壁をいともたやすくぶち壊してしまうほどの破壊力とエンターテイメント性に優れていました。だからこそファンは心の底から楽しみ、この二人を「舞スバ」と銘打って安心して推せるのです。

上でスバルさんのことを「稀代の才能」と書きましたが、その才能を全身で受け止め、真っ正直に打ち返していくこの無尽蔵のパワーこそが、舞元さんの魅力の源ではないでしょうか。

そんな舞元さんにも大きな一つの目標があります。それは「応援実況で勝負する」ということ。

「裏実況」はニコニコ生放送が立ち上がって以降、一時期一つの大きな潮流になる動きも見られましたが、大きな枠組みとしては成長しませんでした。それはVTuber隆盛の現在でも変わることはなく、積極的に応援実況に取り組むライバーさんはほとんどいらっしゃいません。その数少ないお一人が舞元さんでした。

配信で舞元さんはにじさんじからデビューする際、いちからさんのスタッフから「応援実況でやっていくのは難しいですよ」と言われたこともあったそうです。

しかし、彼の地道な努力は今年、ラグビーW杯にて結実します。ラグビー日本代表が決勝トーナメント進出を賭けた大事な試合の応援実況配信には数多くの来場者が訪れ、舞元さんと一緒に試合の行く末を見守ります。

日本が劇的な勝利を収めた瞬間、雄叫びを上げる舞元さん。しばしの沈黙の後、感涙にむせぶ舞元さんをコメント勢が気遣います。そして彼が放った渾身の一言が、涙を誘いました。

舞元「……こういう配信が、したかった……!(号泣)」

2時間以上にも及ぶ配信は現時点で異例の11万再生。コメント欄は、舞元さんへの感謝の言葉で溢れています。これも、彼の努力と人柄が為せる業です。

彼自身がスバルさんや、相方のジョー・力一さんと共に繰り出す企画もどれも一級品、楽しいものばかりですが、彼の真骨頂はそれらだけでなく、その答えがこの動画に詰まっています。どんなことにも愚直にまっすぐ進むその男気と誠意が、画面からひしひしと伝わってくるのです。

3D化はまず力一さんが先に達成されましたが、彼が3D化した際にやりたいと公言している「レインメーカーポーズ(オカダ・カズチカ)で入場」を、早くこの目で拝みたいものです。

ジョー・力一(にじさんじ)

そんな舞元さんの相方、ジョー・力一さん。「かー」ではないですよ。「りきいち」って読みます。先日の「Virtual to LIVE in 両国国技館」で満を持して3Dデビューを果たし「君は薔薇より美しい」「林檎もぎれビーム!」を熱唱、話題をかっさらったのは記憶に新しいところです。

にじさんじでは「にじさんじSEEDS」の2期生として舞元さん、夢追翔さん、鷹宮リオンさん、でびでび・でびるさんらと共に2018年8月にデビュー。にじさんじでは少数派である動画投稿主体のスタンス(でも配信もするよ)で人気を獲得していきます。なんといっても最大の魅力は、上の動画を見れば一目瞭然、にじさんじでもトップクラスの「トーク力」です。

そのスキルはもはや「噺家」レベルだと言っても過言ではありません。配信で見せるトークセンスはもちろんのこと、動画でも随所に見られる構成力の高さは特筆すべきでしょう。

さらに歌わせても一級品。伸びのあるロングトーンで来場者を魅了します。そんな彼が昨年9月にツイートしたのが……

こちら。VtL両国のときにもご紹介しましたね。このツイートがバズったことで彼は勢いに乗り、数々の企画を成功させていきます。

彼の魅力を堪能するなら、舞元さんと配信しているラジオ企画「舞元力一」がおすすめ。彼のトークスキルが存分に発揮されていますので、ぜひ。

にじさんじには夢追翔さんなどMC能力に長けた方が数多くいらっしゃいますが、その中でも彼は頭一つ抜けています。3D化によりさらなる活躍を遂げられるのは間違いないでしょう。これからに注目です。

本間ひまわり(にじさんじ)

月ノ美兎委員長がにじさんじのヘッドライナーにして「月」なら、彼女はまさしく「太陽」。今やファン数34.8万人(全体の9位)、にじさんじでも委員長に続き2位に位置する、現在のにじさんじの屋台骨を支える一人です。

昨年7月ににじさんじゲーマーズの一員としてデビュー以降、彼女が見せる「ド・天然」な配信と天真爛漫でポジティブな性格が、見る人見る人をすべて鷲掴みにしていきます。気がつけばにじさんじの3トップである先輩の樋口楓さん、静凛さんをさっそうと追い抜き、現在の絶大な人気を獲得していきました。

ゲーマーズ出身なだけあってゲームスキルの高さも大きな魅力ですが、なんと言っても一番の魅力は、方言丸出しで飾らない彼女の「素」が存分に発揮される独特な配信スタイルでしょう。にじさんじという箱の中において仮に「世代」というものを考慮に入れるとするならば、彼女が次世代のエースであることは間違いありません。

ホロライブ・にじさんじの強みとしてこの「世代の醸成」に成功している点は押さえるべきポイントだと思います。しかもにじさんじの場合本間さんが一番若いわけではなく、さらに新しい世代がいます。では、その2019年デビュー組からお一人。

戌亥とこ(にじさんじ)

2019年3月にデビューした3名のうちの一人。ファン数16.9万人こそ同期(リゼ・ヘリエスタ、アンジュ・カトリーナ)に次ぐ数字ですが、実はここ2週間で1万人以上ファン数を伸ばしています。その原動力となったのが、にじさんじ内でトップクラスを誇るその歌唱力でしょう。

先日開催された「VtL両国」で彼女が歌った「小さきもの」が絶大な注目を浴びたのも当然で、その片鱗は上記動画「RE:! AM」でじっくりと堪能することができます。この動画は現在実に150万再生を突破し、勢いが衰えることを知りません。

さらにはRK MUSIC「IMAGINATION vol.2」にも参加、「気まぐれロマンティック」を朗々と歌い上げています。この歌声は本物です。

それでいて、彼女の配信が歌配信一辺倒ではないことも大きな特徴です。ゲーム実況、雑談などで見せる彼女のコケティッシュな魅力には引き込まれるものがあります。

こうして「小さきもの」を聞くと、彼女がこれからどこまで活躍を遂げていくのか、楽しみで楽しみで仕方ありません。

もちひよこ

今年の「もっと伸びていい人」枠その1。今年末に起きたENTUM解散で再び個人勢となったもちひよこさんです。

この方こそ「なんでもできる人」。特に3Dモデリングでは個人勢トップクラスとも言われる技術の持ち主で、あのヤッターマンIPのVTuber「カミナリアイ」「ボヤッキー」さんのモデルも彼女の手によるもの。今年はさらに「もちプロ」というユニットも立ち上げるなど、テクニカルな活躍を続けていらっしゃいます。動画の質や3Dモーションの安定性など、ご自身一人でやっているとはとても思えないクオリティです。

2018年1月に個人勢としてデビュー後、4月に設立されたENTUMに参加。1年半あまりを経て、また個人勢として活動を続けてこられます。しかし、彼女がENTUMに入る前から現在に至るまで全く、まーったく変わっていません。それがすごいのです。ここまで安定している方も非常に珍しく、頼もしい存在であると言えます。

そんな彼女が未だ6万人強。もっと伸びていいはずです。今後彼女がどんな活動をしていくのか、引き続き注目していきたいと思います。

marpril(岩本町芸能社)

今年の「もっと伸びていい人」枠その2。岩本町芸能社の核弾頭「marpril」のお二人です。

「あんたま」時代からVTuberの中でも早い段階で3Dモーションキャプチャーの環境を揃え、「VRアイドル」として「えのぐ」を推進してきた岩本町芸能社が新たなユニットとしてデビューさせたのがこのお二人。

そのプロデュースを握るのが、「若きコンテンツメーカー」エハラミオリさん。彼独特の感性により紡がれる楽曲と動画・配信スタイルに、谷田さん、立花さんのお二人が一生懸命食らいつく姿がファンの心を震わせ、笑わせ、笑顔をもたらします。

ファン数は2万人強。まだまだいけるはず。ここからどう弾けるかに注目していきたい! ということで、選ばせていただきました。

ナギナミ(三洋物産)

今年の「もっと伸びていい人」枠その3にして、今年一番「攻めた」VTuberとして、こちらのお二人を挙げさせていただきます。曰く「はんなま系VTuber」。

演者の手を映像に出す、実写をバンバン出していくスタイルがめちゃくちゃ新しい! ここまでやりきるのを見ているのが非常に清々しく、「いやー、攻めてるなー」と感心させられることしきりでした。やっぱり色眼鏡で見ちゃアカンな! と彼女らの頑張りに襟を正しましたね……。

このツイートがバズり、俄然注目を浴びた彼女ら。今年7月のデビューからまだ5ヶ月、ファン数も7000人弱とまだまだこれからですが、上がっている動画はどれも攻めの姿勢を崩していません。「VTuber」という枠組みでどんなことがトライできるだろう?というフロンティア精神で溢れています。

「はんなま系VTuber」と言い切ったその時から、彼女たちのチャレンジは始まっているのです。パチンコメーカーの「SANYO」が運営に携わっていることもあり、今後も多くのトライアウトに期待できそう。今後に注目です!

甲賀流忍者!ぽんぽこ / オシャレになりたい!ピーナッツくん

個人勢の代表格として、独自の活動を繰り広げられているぽんぽこさんとピーナッツくん。もはや大型企画として抜群の知名度を誇る「ぽんぽこ24」、ピーナッツくん生誕2周年二周年記念配信で制作費約100万円(1体約50万円)の着ぐるみ公開……など、型破りな企画で知られるお二人です。

今年はピーナッツくんが「ゆるキャラグランプリ2019 in しあわせ信州 NAGANO」において、企業・その他部門で優勝を飾るなど、大きな飛躍の年となりました。その一方でぽんぽこ24の有識者会議ではそうそうたる面々とひたすら真面目にVTuberの未来を語り、独自の目線においてこの世界を俯瞰しながら活動されるその真摯な姿勢は、もっともっと評価されてよいと思います。

実写の活用やリアルへのアプローチなどを経て、VTuberの垣根をひょうひょうと超えていくお二人の今後の活動から、目が離せません。

犬山たまき

この方も今やファン数21万人ですよ。犬山たまきさんはENTUMの協力の下VTuber活動を始め、今や個人勢としてトップクラスの人気を誇ります(ENTUM解散後の活動形態変更の有無については未発表)。

その独特なコンテンツや配信スタイルから色眼鏡で見てしまいがちな犬山さんですが、企画力とネットワーク力は全VTuberでもトップクラスだと言えます。肝心の企画内容こそ好き嫌いが別れるものばかりではありますが、事務所の枠を軽々と飛び越えてコラボを展開していくフットワークの軽さは随一と言ってもいいかもしれません。

それがファン数や、今年見事に達成した3D化、そして自己プロデュースによる新人VTuberの立ち上げなど、大きな結果となって現れているのは間違いないと言えるでしょう。そのくせしてゲストで呼ばれたときの裏回しの上手さとか、キュッと企画を影で締めていく真面目さとか、やっぱりこの方は「プロ」なんだな、と思わせられることしきりです。

これからも「VTuber」という世界を彼女なりの目線からひっかき回していく存在になっていくでしょうし、それを期待してしまいますね。

馬犬

今年、VTuberの新人賞を決めるとしたらもうこの人しかいません! 動画わずか4本でファン数20万人、伝説の「ニコニコ馬鹿四天王」の一人、ネット歴12年目の新人VTuber、馬犬さんです。

BS日テレが制定した「Vアワード2019」でも新人賞をかっさらい、キズナアイさんとのコラボ権まで獲得してしまった伝説のお人。11年ぶりに姿を表したレジェンドの降臨に、心を震わせた方は多いはずです。コメントに「王の帰還」って書いてあったのを見て、「それな」って思わずうなずいてしまいました。

この完璧主義者なところが動画投稿の頻度を邪魔する感じとか、ぜんっぜん変わってない! それだけでたいそう安心したと言いますか、ニコニコで長く活動してきた筆者は、彼の正体が明らかになった瞬間、そっと涙を流しておりました。

だって、こんなにドラマチックな復活劇なんて、あります!? ニコニコで一時代を築いた彼が、まさかLAMさん謹製のガワを纏ってVTuberデビューとか、誰が考えつきますか!?

私は、彼の存在だけを見るだけでも「VTuberの未来は明るい」と思えるんです。Vtuberはオワコン? とんでもない。まだ始まってもいませんよ!

もう一度このまとめツイートを掲げて、この記事を〆ようと思います。今年の年末は、昨年以上に多くのVTuber関連イベントがひしめき合います。ついには地上波が年またぎ番組を企画するまでになりました。

確かに今年はいろいろな事がありました。心揺さぶられるばかりだったことは認めます。ですが、それ以上に新たな息吹が生まれ、この世界を確固たるものにしていく力がみなぎっていくのを感じます。これまでもたらされてきた経験は嘘を付きません。ここから得られるものが、来年に向けての糧になるはずです。

VRonは来年も引き続きVTuberの皆さんを追いかけていきたいと思います。まずは……、

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Vtech Challengeからですね!

もちろん、今年の記事更新はまだまだ終わりませんよ。大型企画も控えておりますので、引き続きよろしくお願いいたします。それでは最後にもう一度……

メリー・クリスマス!

2019/12/25 VRonWEBMEDIA 大森弘昭

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