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FaceBook、OculusアカウントのFaceBookアカウントへの移行を発表。Oculusアカウントは2023年1月1日まで

いやー、今日はこのニュースがVR界隈を席巻しました!

Facebook社は8月18日(米国時間)、Oculus製品のログイン方法について重要なアップデートを発表、2020年10月より……

  • 初めてOculus製品を使用する際に「Facebookアカウント」でのログインが必要
  • すでにOculusアカウントを持っている場合は、FacebookにログインしてOculusとFacebookのアカウントを統合することが可能
  • 既存のアカウントで統合を選択しない場合でも、2023年1月1日まではOculusアカウントを継続使用可能

という形になります。つまり、Oculusアカウントを使用したログインからFaceBookアカウントでのログインに移行しますよ、というアナウンスです。これに伴い、Oculusアカウントのサポートが2023年1月1日をもって終了することもアナウンスされています。

アカウントを統合していない場合も、製品を引き続き使用することはOK。ただし全機能を使用するにはFacebookアカウントが必要になる、とし、「購入したコンテンツを引き続きお楽しみいただけるように善処しますが」、一部のゲームやアプリが作動しなくなる可能性がある(理由として、Facebookアカウント必須の機能が含まれたり、購入したアプリのサポートの開発者が終了した場合、など)とも発表しています。

世界最大級の実名系SNS「FaceBook」を擁するフェイスブック社を親に持つOculus、かねてから「Oculusによって培われたコミュニティを、FaceBookがどう取り込んでいくか」という観点はたびたび論じられていました。VRHMDが今以上に行き渡り、多くの利用者がOculusのHMDを使うようになれば、そのアカウント情報をFaceBookに取り込むことは容易に予想できたわけでした、いよいよFaceBookがこの観点において大きな舵を切る格好になります。

特に、FaceBookとしてはHorizon・Oculus Venuesなど、かねてから「ソーシャルVR」に関するアプローチを度々行っていますので、ここでFaceBookの膨大な利用者層とのシナジーをつなげることはもはや必然、と言ってもよいかもしれません。

さて、多くのみなさんが気になっているところの「FaceBookアカウントとの紐付けによる匿名性の有無」についてですが、フェイスブック社はこう発表しています。

Facebookアカウントでログインした場合でも、独立したVRプロフィールを作成したり管理したりすることができるほか、Oculus上の友達にFacebookの名前で検索されたくない場合は、Oculusの設定で 「自分のみ」を選択し、表示することもできます。また、投稿の許可を与えるか、設定を更新することにより、Facebookプロフィール、またはタイムラインに投稿するVRアクティビティに関する情報を選択することも可能です。さらに、複数の利用者が各自のFacebookアカウントを使って同じ製品にログインできる機能を導入し、それぞれの情報を保持したままヘッドセットを友人や家族と簡単に共有可能にする予定です。

FaceBookニュース「Oculusのログイン方法に関するアップデートとソーシャルVRの展開について」より引用

 なるほど。特に黎明期よりVRコミュニティに参加されている皆さんにとって「現実と仮想空間の関係性を切り離して活動する」のが当たり前だったことを踏まえてか、プライバシーなどについて配慮をしていることをくまなくアピールされている様子。

特に今回の発表で気になったのがこちらかなー。

例えば、Facebook上でのVR体験をライブストリーミングやシェアができるオプションを提供しており、まもなくVRアバターを他のFacebookアプリやテクノロジーで使用できるようになります。

現在のFaceBook、Instagramを中心としたアプリ群とVRアバターが紐づく、というのは非常に魅力的ですね!

そこらへんを踏まえ、フェイスブック社さんでは事前に告知を行った上で利用規約とプライバシーポリシーを更新するそう。特にFaceBookアカウントを利用することによるコミュニティの安全性やプラットフォームのトラブルシュートをよりコントローラブルにする目的について言明されています。また、Oculusサポート内に詳細な日本語FAQも用意されていますので、気になる方はぜひ。

何れにせよ、ここらへんの詳細は10月の移行開始あたりや、規約・ポリシー変更のあたりで全容がわかってきそうですね! まずはフェイスブックさんの動向に引き続き注目していきましょうか!

情報提供:FaceBook Japan

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