ショーンさん、またすんごいやつを引っさげてきましたねー!!
デスクトップ・ライトフィールド・ディスプレイ(同社では「ホログラフィック・ディスプレイ」と表現)の開発で知られるLooking Glass Factoryは3日、同社の主力製品「Looking Glass」の最新製品「Looking Glass Portrait」を発表しました。
あのルキグラスがここまでコンパクトに、かつお安くなって登場!
-
Looking Glass Factory、グループビューを可能にした #ルキグラス の新製品「Looking Glass 8K Immersive Display」を発表【取材レポート】
うわああああああああああああ! やべーの出た!!! 業界初のデスクトップ・ホログラフ・ディスプレイの開発製造を手掛けるLooking Glass Factoryは13日、「Looking Glass」 ...
続きを見る
昨年の11月に驚異的なイマージング・ディスプレイ「Looking Glass 8K Immersive Display」が話題をかっさらったのは記憶に新しいところです。
-
ソニー、3DCG映像を裸眼で見られる「空間再現ディスプレイ」『ELF-SR1』を発売
https://twitter.com/sony_jpn/status/1316914255267024898 こりゃまた、ソニーさんがすごいものを出してきました……。 ソニーは16日、高精細の3DC ...
続きを見る
その後、SONYが同様の空間再現ディスプレイ『ELF-SR1』(ソニーストア価格:税抜500,000円)を出してきましたが、CEOであるショーン・フレイルさんが出してきた回答は、「縦型」「コンパクト」「低価格」という強烈な個性をもったライトフィールドディスプレイでございます!
その重さ、なんと660g。 しかも希望小売価格は「349米ドル」で、さらに発表と同時に開始されたKickstarter(http://look.glass/portrait)でアーリーバード(150米ドル引き:すでに終了)、及び特別価格キャンペーン(100ドル引き)が行われています。いやー、ルキグラスが定価ベースでも4万円切りますか!!!
あっという間にKickStarterも1億8千万円を集め軽々ゴールを達成、ぐんぐんプレッジ額が伸びております。めちゃくちゃ注目されてますねー。
ショーンさん曰く、
「小さな子供の頃から、自分のホログラフィック・ディスプレイを持つことができる瞬間を夢見ていました。誰かに、ホログラフィックの誕生日メッセージを送り、とても可愛らしい孫娘にホログラムで挨拶することを想像していました。ブルックリンと香港を拠点とするチームによる6年間の仕事の集大成であるLooking Glass Portraitは、これまで以上に多くの人にそのような夢を現実のものとするでしょう」
とのことで、手応えは十分のご様子。
Looking Glass Portraitのサイズは「7.9インチ」。画像をデバイスから浮かび上がらせるように再設計された独自の光学系を搭載し、画像の視覚的品質を強化する、改劇的に改善された周囲の反射防止特性をサポートしています。
数十から最大100までの3Dイメージやオブジェクトを生成し、それらのパースペクティブを同時に投影します。Looking Glass Portraitは、3Dメガネやアイトラッキング、またはヘッドセットを必要とせずに、デバイスによって生成されたホログラムのユニークな立体視を複数の人が同時に完全な3Dで見ることができるようになっています。
ビルトイン・コンピュータを搭載
また、今回のルキグラスは内蔵コンピュータと60fpsのフレームレートによって保存されたホログラフィックメディアを実行可能。つまり、スタンドアローンで動作します! 付属のUSB-Cケーブルを使って、Looking Glass Portraitを電源に接続するだけでいけるそう。過去にもコアシステムを搭載したワークステーション「Looking Glass Pro」をリリースしているルキグラスさんのノウハウが活きてる感じ!
上記が主なスペック。視野角は58度と前回製品よりもちょいと広がりました。解像度はiPadと同じくらいですかね!
さらに今回、新HoloPlay Studioソフトウェア(PC/Macの互換性保持)が搭載されておりまして、ユーザは最大1,000のホログラフィックメディア(iPhone X、11、12などの携帯電話の新しいキャプチャ機能によりホログラフィック写真に変換された家族写真、ホログラフィックビデオメッセージ、アニメーション3Dキャラクターなど)を無限ループでアップロード、編集し、Looking Glass Portraitにロードすることができるようになっているそう。おお、まじでポートレートな趣き!
Azure Kinect、IntelⓇ RealSense™、ポートレートモード機能を搭載したiPhoneカメラをサポートしており、ライトフィールド映像を撮影して他のLooking Glass Portraitユーザとビデオを共有できるようになっている他、上級者向けにUnrealⓇ エンジン、UnityⓇ、AutodeskⓇ MayaⓇ、Blender など、Looking Glass のWebサイトに掲載されているすべての統合ソフトウェア/開発ソフトウェアを完全にサポート。これまでの資産を活かせる点は変わりません。
気になる価格は「349米ドル」。現在Kickstarterでキャンペーン割引中
さて、そんなLooking Glass Factory は、上でご紹介したとおりKickstarterで期間限定の特別価格キャンペーン中です。すでにアーリーバードは速攻で売り切れてしまいましたが、現在キャンペーン価格(100米ドル割引)でのプレオーダーを受け付けています。くわしくは以下のページからどうぞ。
URL: http://look.glass/portrait
販売は2021年前半に受注順で出荷開始する予定で、リリース後の希望小売価格は349ドル。いやー、まじで安いなー! Looking Glass Portraitの詳細は https://lookingglassfactory.com/ をご覧くださいませ!
情報・画像・GIF提供:Looking Glass Factory