VRonWEBMEDIAです。
旧年中は大変お世話になりました。本年はこちらのエントリにて更新開始とさせていただきます。昨年も多くの皆様から多大なご協力、ご支援を賜りました。誠にありがとうございました。この場を借りまして、熱く御礼申し上げます。
コロナのバカーッ!!
2020年という年は、我々の住むこの世界が激震した1年であった、と言えるかと思います。新型コロナウィルス(COVID-19)によるパンデミックは収まることを知らず、我々の住む東京都で今まさに2度目の緊急事態宣言が発令されようとしています。
私達VRonが追いかけてきた世界でも、その余波は津波のようにやってきました。まず真っ先に触れなければならないのは「ロケーションVR市場の劇的な変化・衰退」です。
バンナムさんが一大決心で挑んだ「MAZARIA」も、残念ながらコロナには勝てませんでした。コヤ所長がIntoFree西川さんの配信で「コロナのバカー!!!!」と叫んでおられたのが今でも鮮明に思い出されます。渋谷からVR体験施設が一掃されてしまう、そんな世界線がやってくるなんて、誰が予想できたでしょうか。
一方で、VRプラットフォームは巣ごもり需要の後押しも受けて大幅な市場拡大を遂げています。今現在開催されている「Vket5」も盛況を迎え、いよいよオンラインでのアバターコミュニケーションが現実の領域に入りつつ有ります。
そして、この荒波の影響をまともに受けた世界がもう一つあります。「VTuber」です。
オンライン上を主戦場とするアバターエンターテイメントの世界は、この混沌の中で新たな局面を迎えます。アジア圏を中心に展開が続いていた日本型のリアルタイムアニメーションアバターによるライブコンテンツは、ついにその垣根を超えて英語圏での人気が爆発。その原動力となったのが、多種多様なコンテンツを盛んに発信し続けてきた「バーチャルタレント」達の存在でした。
また、リアルライブの度重なる中止から、オンライン開催を経て「コロナと付き合う形でのイベントコンテンツ展開」を各々が模索し、今も格闘を続けています。結果としてオンラインライブプラットフォームは劇的な勢いで浸透を見せました。
この中で、VTuberを取り巻く環境は目まぐるしく変わっていきました。upd8終了、ホロライブの躍進、にじさんじの知名度拡大、そして、個々に獅子奮迅している「個人勢」の存在感……。YouTube100万Fans超えを果たしたバーチャルタレントが5名にまで増えた今、「アバターエンターテイメント」の世界では、各国における再勃興を今後日本がどう迎え撃ちつつ、どのようにして共存し高めあっていくかが大きな焦点になっていくことでしょう。
弊社も、新型コロナウィルスの影響をまともに受けました。これまでの取材・記事執筆体制をドラスティックに変更せざるを得ない状況下にあります。記事公開までに至らずおまたせしている皆様、大変申し訳ありません。
しかし、この未曾有の自体だからこそ丁寧な記事制作を心がけるべく、個々の取材につきまして並行して作業を進めております。どうか、どうか今しばらくお待ち頂ければ幸いです。
まずはVTech Challenge 2020・最終発表会のレポート、及びグランプリを受賞されましたEnchan様のインタビューをお届けせねばなりません。昨年末にインタビューをさせていただきましたので、どうぞご期待くださいませ。
最後はこの曲を聞きながら。今年もよろしくお願いいたします
最後は、大好きなこの曲を聞いてください。BOOM BOOM SATELLITES 『BACK ON MY FEET』です。
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来年もよろしくお願いします。それでは1曲聞いてください。レイ・ユア・ハンズ・オン・ミー。
こんにちわこんばんわ。 もう少しでVR元年が終わろうとしています。 弊社も仕事納めを迎えました。今回のエントリで今年は最後。来年は6日頃より更新予定です。 今年最後なので、2016年を振り返ってみよう ...
今からちょうど4年前の年末、筆者が決意表明のつもりで書いた記事があります。その時にご紹介したのがブンブンサテライツでした。それは、これからやってくるであろう未来に対する希望と不安を、ラジオのような感じで表現できないだろうか、なんて考えた末にひねり出した、ある種の「鎮魂歌」のようなものでした。
2020年はより攻める年にしよう、そう考えていた矢先に訪れた未曾有の事態に、我々はまだまだ翻弄され続けることでしょう。しかしその中でも、「信念」だけは曲げてはならない。もう一度兜の緒を締めて、今この瞬間に正面から向き合っていこうと思います。
BOOM BOOM SATELLITESを率いてきた中野さんは、ついに新たなグループ「THE SPELLBOUND」を立ち上げられました。この混沌の時代に踏み出す一歩がどれほどなまでに勇気のいることか。私も、この勇気を見習い糧にしていく所存です。
5年目を迎えてもまだまだ至らない当サイトですが、今年も、VRonWEBMEDIAを何卒よろしくお願いいたします。
2021年1月3日 編集責任者:大森弘昭(oomori@81plus.co.jp)