コラム

【2020年8月版】VRゴーグル・VRHMD・MRグラスざっくり購入・比較ガイド

2020/7/28追記 Oculus Goの年内販売終了を受けて、記事内容を更新しました

ちまたには非常にたくさんの種類の「ヘッドマウントディスプレイ(Head Mount Display、以降HMD) / XRヘッドセット / XRゴーグル」「MRグラス」が販売または配布されていますが、これらをザッと分類してVRonのオススメ順にザっと並べると、XRHMDは4種類、MRグラスは2種類になります。

XRHMD / VRHMD

  1. スタンドアローン型・使用時に他になにもいらないもの
  2. 他に「パソコン」が必要なもの(Oculus Riftシリーズ / HTC VIVE PRO / Windows MR / PIMAX)
  3. 他に「ゲーム機」が必要なもの(PlayStation VR / Nintendo Switch Labo: VR Kit)
  4. 他に「種類は問わないが、VR動画を再生できるスマートフォン」が必要なもの(Google CardBoard規格)

MRグラス・ヘッドセット

  1. スタンドアローン型・使用時に単独で動作するもの(Microsoft HoloLens2)
  2. グラス / コア分離型・グラス部分とは別にCPU・ストレージ・バッテリーなどの「コア」の双方とつなげて使用するもの(Magil Leap 1 / Nreal Lite)

それぞれでメリット・デメリットがありますので、特徴に合わせて自分にあった種類のものを選ぶとよいでしょう。また、最近は「パススルー」といって、VRHMDながら前方の視野が確保され、MR機能を持つものも多くありますので、このページでは「XRHMD」と表記しています。

では、種類ごとにご説明しますね(以下の画像の一部にはAmazon販売ページへのリンクを張ってありますので、ぜひご利用ください!)。

ご注意:特に日本での販売において、正規の販売網がない機種を中心に「正規代理店」を騙った「並行輸入」販売がされているケースが散見されます。並行輸入の場合「保証が受けられない」「本来の価格よりも高い」など、本来のサービスを受けられない可能性がありますので、Amazonを含め、購入の前に「正規の代理店販売かどうか」の確認をされることを強くおすすめします。

XRHMD

スタンドアローン型VRヘッドセット(使用時に他になにもいらないもの)

今一番ホットな分野です。セッティング時や有線を使ったデータ取り込みなどの場合を除いて、単体で動作しケーブルもないXRHMDがこちらになります。

各製品によりスペックなどが大幅に違いますので、特徴を個別にご紹介しましょう。

Oculus Quest

Oculusが「Santa Cruz」として開発していたハイエンドスタンドアローンVRHMDが、2019年5月1日に「Oculus Quest」としてリリース、日本でも公式サイト、及びAmazonにて販売されています。お値段は……

注意!:Amazonにおいて非常に品薄が相次いでいます。上のAmazonのリンク先で表示されている金額が上記記載の価格ではなかった場合、中古品・マーケットプレイス・並行輸入による非正規販売になりますので、その場合はOculus公式ストアを利用されることを強くオススメします。

特徴は

メリット

  • インサイドアウト方式のポジショントラッキングに対応、6DoFコンテンツを使用可能
  • これまでの豊富なOculus StoreのVRコンテンツがQuestにも多く互換する予定
  • Riftシリーズとほぼ同じ価格帯でスタンドアローンを実現、さらにRift CV1(無印)に比べて高解像度化
  • MR機能を搭載(「パススルー」機能)
  • 64GBと128GBの2タイプを用意し、高データ容量にも対応
  • ルームスケールをパススルー機能を使って行う「ガーディアン」が超便利
  • New!! 「ハンドトラッキング」機能を実装。まだベータ版ながら「手」だけで操作が可能に
  • New!! 「3DoFモード」の実装により、多くのOculus Go用アプリが動作するように
  • New!! 「Oculus Link」機能により、USB3.0ケーブルとVR Ready PCを繋げばRift用のアプリケーションをQuestで動作可能に
  • New!! 「DMM VR動画プレイヤー」アプリがリリース

デメリット

  • Oculus Rift向けネイティブVRコンテンツは審査が厳しいこともあり、まだまだ数が多くない
    ※例えば「VRchat」はQuestに対応していますが、アバターやワールドなどに制限が課されます
  • 最初のセッティング時に「iOSかAndroidスマホ+Oculusアカウント」が必要なので、このゴーグルだけで100%完結するわけではない
  • Pimax、WinMR系4KハイエンドHMDに比べると解像度の面で劣る(1600x1440ピクセル×2、実質3K解像度)
  • メモリ拡張ができない

インサイドアウト形式のポジトラに6DoF+6DoFコントローラ、という魅力的なスペック。しかもVR対応PCがあればRift用アプリも動き(Oculus Link)、さらにはハンドトラッキングまで実装しちゃう、という非常にエッジの効いたスペックです。

Oculus Goの販売終了が決まった今、間違いなくQuestは今後エントリーモデルとして機能することになります。ネイティブ対応コンテンツも増え、いよいよこのVRHMDがメインストリームとして君臨することになりそうです。DMMプレイヤーも出ましたし!(これ、けっこう日本では重要なファクターであります)

「3DoFモード」が用意されたことによりOculus Go専用アプリの一部がQuestでも利用できるようになり、一気に対応アプリが増えました。今後の動向に注目していきたいですね。

製品についての詳しく記事はこちらをどうぞ。

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Oculus Go(2020年末に販売終了)

Oculusの「エントリー向け」スタンドアローンVRHMDが「Oculus Go」です。

  • Snapdragon 821を搭載
  • 1280×1440ピクセル×2枚の液晶ディスプレイ、リフレッシュレートは60Hzか72Hz

コントローラーが3DoF対応(ポジショントラッキングなし)。Gear VRの全コンテンツが互換しますので、コンテンツ不足の心配もなし。すでに「NetFlix」「Hulu」「RedBull TV」など大手コンテンツサプライヤーのアプリもリリースされています。あ! もちろん「DMM VR動画プレイヤー」もありますよ!

通常価格は32GBモデルが19,300円、64GBモデルが25,700円Amazonでも正規で発売中です(リンク先は32GB)。なお、最初のセッティングのためにスマートフォンが必要ですので、ご用意の準備を。

特徴は

メリット

  • スペックはほぼ「Gear VR(Galaxy S7使用時)」と同じ
  • Oculus準拠・Gear VR互換のため、対応アプリ・コンテンツが豊富(1000以上)
  • 安い(通常価格・32GBで19,300円)。

デメリット

  • 2020年内で販売が終了するため、今後の大幅なアップデートや、新たなコンテンツリリースが望めない
  • 位置トラッキングがない(3DoF)ので「動き回れる」VRコンテンツの体験はできない
  • 最初のセッティング時に「iOSかAndroidスマホ+Oculusアカウント」が必要なので、このゴーグルだけで100%完結するわけではない
  • リフレッシュレートが低いので、ハイエンドなVRHMD(90Hz~120Hz)に比べて「酔いやすい」可能性がある(個人差があります)
  • メモリの拡張ができないので、大容量コンテンツ(長尺のVR動画など)の取り扱いには不向き

今手元になーんにもない! Galaxyもない! という方にお勧めしたい「VRエントリーモデル」としてご紹介してまいりましたが、ついにGoも役割を終えることになります。早かったな……。

6DoFではない分、VRエクスペリエンスとしての幅は限られますが、6DoFのステップアップにも最適なので、お持ちの方が周りの方々に布教するのにもってこいですね! 販売終了についての詳細は以下からどうぞ。

Facebook、スタンドアローン型VRHMD「Oculus Go」の販売を年内で終了

いよいよこの日が来ましたか……。 Facebookは日本時間で24日、廉価版のスタンドアローン型VRHMD「Oculus Go」の販売を年内で終了すると発表しました。 具体的なロードマップとして、20 ...

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Mirage Solo

レノボが発表したスタンドアローンVRヘッドセットです。6DoF対応(コントローラーは3DoFまで)にインサイドアウトトラッキング機能を搭載しています。

特徴は

メリット

  • インサイドアウト方式による位置トラッキングに対応。動き回れるタイプのVRコンテンツをプレイできる(ルームスケールVR)
  • Google DayDream互換のVRコンテンツを利用できる(現時点で250以上)
  • 位置トラッキング(6DoF)対応のスタンドアローンHMDとしては安い
  • 内蔵のカメラにより「パススルー機能」を持つ

デメリット

  • Oculus / HTC Viveに比べると純正対応アプリの数が多くない(特に位置トラッキング(6DoF)対応タイトル)
  • コントローラーは3自由度対応(3DoF)まで
  • Gmailアカウントが必須(予めPCやスマホなどで用意しておく必要がある)
  • Bluetooth非対応のため、ヘッドホンは有線のものを使う必要がある

残念ながらLenovoでの直販は現在行われていませんが、Amazonでは現在もだいたい27,000円前後で販売されています。Deydreamプロジェクトは終わってしまいましたけれども、パススルー機能部分はQuest以上ということもあり、今後はロケーションベースでの活躍が期待できそうですね!

レノボ、スタンドアローン型VRヘッドセット「Mirage Solo」日本での予約開始を発表。5月11日リリース

レノボ・ジャパン株式会社は24日、スタンドアローン型VRヘッドセット「Lenovo Mirage Solo with Daydream」(以下Mirage Solo)を正式に発表、昨日より日本での予約 ...

HTC Vive Focus / Vive Focus Plus

 

HTC社によるスタンドアローンHMDです。希望小売価格は66,750円(税抜)ですが、GugenkaさんとのコラボモデルなどがAmazonの上新電機(Joshin Web)などから5万円弱で販売されています。

  • クアルコムの「SnapDragon 835 VR」を搭載
  • 6DoF(6自由度)のインサイドアウト形式トラッキング機能
  • Vive Wave VRオープンプラットフォームが利用可能
  • 1440×1600ピクセルの有機ELディスプレイ×2、リフレッシュレート75Hz、FOVが110度

を備えるハイスペックタイプです。ビジネス向けの位置づけになりますが、正規販売代理店・公式販売店にて購入が可能。また、6DoFコントローラーがセットになった「Plus」もリリースされています。今年3月の各メディアによる報道では、どうやら「VIVE Focus Plus」に一本化していくようですね。

Focusについて詳しくは以下のページをどうぞ。

HTC VIVEがスタンドアローンVRHMD「VIVE FOCUS PLUS」を発表。6DoFコントローラーがセットに

HTC Viveは現地時間で21日、スタンドアローンVRヘッドセット「Vive Focus Plus」をエンタープライズ向けに発表しました。 アナウンスされていた「6DoFコントローラー」がついた新バ ...

Pico Neo / Pico G2 4K

Pico Technology JapanさんがリリースしているのがスタンドアローンVRヘッドセット「Pico Neo」。解像度は「Vive Pro」や「Samsung Odessey」などと同クラスの2880×1600ピクセル(3K)、視野角(FOV)は101度。6DoF(6自由度)のインサイドアウトトラッキング機能を持つなどスペックは高め。こちらは一般の市販はされていませんが、ロケーションVRなどで使われていくそうです。詳しくはこちらの記事をどうぞ。

コンテンツ東京2018に行って、VR/AR/MRの最先端を見てきました!(その5・しのびや.com / Pico Technology Japan)

4月4日から6日にかけて東京ビッグサイトにて開催されました「コンテンツ東京 2018」内の展覧会「先端デジタルテクノロジー展」、取材させて頂いた出展社さんをご紹介しております。 本日はこちらです! し ...

また、3Dof+3Dofコントローラーの構成ながら4K解像度を実現したスタンドアローンHMD「Pico G2 4K」が発表されています。お値段50,384円(税込み)SOFTBANK Selectionにて発売中です。製品の詳細は以下の記事をどうぞ。

Pico Technology、4K解像度のスタンドアローン型VRヘッドセット「Pico G2 4K」を発表

北京のHMDメーカーPico Technology Co., Ltd.は現地時間で27日、スタンドアローン型VRヘッドセットの最新モデル「Pico G2 4K」を発表しました。 スタンドアローンHMD ...

他に「パソコン」が必要なもの Oculus Rift(S) / HTC VIVE PRO, PRO EYE, COSMOS / Windows MR / Pimax / Valve Index

HMDとパソコンをつなげるタイプの物ですね。

Oculus Rift S

みんな大好き!「Oculus Rift S」です。ポジトラ形式が「インサイドアウト形式」に変更になった他、「パススルー+」の追加、解像度の改良などいろんな改善がなされています。

Oculus公式サイト(リンク先は公式サイト)、及びAmazonで販売中(リンク先はAmazon)、価格は49,800円。最近は在庫の方も落ち着いてきたみたいですね!

スペックなどの詳細は以下の記事をどうぞ。

Oculus、インサウドアウト方式を採用したRiftの新機種「Oculus Rift S」を発表。お値段49,800円。その存在意義を考える

Oculusは現地時間で3月20日、Ouclusシリーズの新製品として、PC接続型VRHMD「Oculus Rift S」のリリースを発表しました。 目次1 Lenovoとの提携でOculusが目指し ...

HTC VIVE PRO / VIVE COSMOS

 

HTC VIVE PROと、アイトラッキングに対応した……

VIVE PRO Eye」が主力製品。どちらも伝統のアウトサイドイン形式ポジショントラッキング。詳しくは以下の記事をどうぞ。

「2019 VIVE デベロッパー・デー」へ行って、HTC Viveの未来戦略を確認してきました!(詳細レポート)

その時、筆者は神保町におりました! HTC NIPPONは16日、ベルサール神保町にて「2019 VIVE デベロッパー・デー」を開催、新商品及びSDKなどの発表を行いました。 VIVEさんによるイベ ...

HTC Vive PROは2,880×1,600ピクセルの有機ELディスプレイを搭載します。お値段こそ張りますが、解像度がアップする他、ステーションの追加により動き回れる範囲が格段に広がります(ここが最大のポイント)。

特にロケーションVRの分野において採用率が高く、ハードユースに耐えうるのが大きなポイント。さらに「アイトラッキング」に対応した「Vive Pro Eye」も発売され、ラインナップが拡充されています。とにかくハイクオリティな環境でVRを体験したいんだ俺は!という方には、VIVE PROが大きな選択肢になります。

昨今上記2機種は値下げが相次いでおりまして、以前よりもお求めやすくなっています。ポジトラも2.0になったことで10m✕10mまで対応!(PRO Eyeの場合) 広範囲なポジトラが必要な場合や、トラッカーを使ったボディトラッキング用途ならVIVE PRO Eyeの独壇場ですね!

さらに、インサウドアウト形式を採用した「HTC VIVE COSMOS」がリリースされています。現在このCOSMOSについては複数機種展開が進んでおりまして……、

廉価版的位置づけ、トラッキング用カメラが4つにすくなった代わりにお安くなった「COSMOS Play」(日本未発売)、

ベースステーション1.0とのセットでトラッキング性能を向上させた「COSMOS Elite」(プレオーダー中)が展開されています。

COSMOSについて詳しくは以下の記事をどうぞ。

デジカ、HTC VIVE COSMOSの事前予約販売を発表、明日から。お値段89,882円 (税抜)

  株式会社デジカは19日、国内発売を10月11日(金)に控えたHTC社製VRHMD 「VIVE COSMOS」 の事前予約販売を、9月20日(金)10:00~10月10日(木)23:59ま ...

Windows MR

MicroSoftが主導しているHMD規格。こちらはAcerがいち早くリリースした「AH101」。Windows Mixed Realityについてはこちらの記事で詳しくご紹介しています。

【2018年版】Windows Mixed Realityいよいよ始動! これまでのざっくりとしたまとめ

© 2017 Acer Inc. All rights reserved. さあて、10月17日がやってまいりましたよ! 10月17日がどうしたのって? 決まってるじゃないですか、Windows Mi ...

最近は上位版も登場しています。こちらはHPが発表した「HP REVERB VIRTUAL REALITY HEADSET」。4K解像度を実現しています。詳しくは以下の記事をどうぞ。

HP、4K解像度+視野角114度のVRHMD「HP REVERB VIRTUAL REALITY HEADSET」を発表、お値段599米ドルから

アメリカのHP(ヒューレット・パッカード)社は現地時間19日、ヒューストンで開催された自社のイベント「HP Reinvent」において、Windows MR / Stram VRに対応したPC接続型H ...

Windows MRについてはOculus Rift / HTC Vive(CE)よりも解像度が高く、かつ位置トラッキングをインサイドアウト方式で対応しているので、ベースステーションなどの設置がいらず、かつ必要なPCの要件レベルが他のヘッドセットよりも比較的低い、という強みがあります。

Pimax 5K(PLUS / XR) / 8K / ARTIZAN

いろいろと話題に上っております「Pimax」。

現在日本Amazonでは「5K Plus」「5K XR」の2バージョンが購入可能です(ちょいお高め)。「5K」はどちらも視野角200度、5K解像度を誇ります。違いはディスプレイが液晶かOLEDか(XRのほうがOLED)。

なお、現地では「ARTIZAN」という新製品も登場しています。解像度こそ3.4Kながら170度の視野角を確保した上で450米ドル、という攻めた製品です(NOLO VR同梱により6DoF対応、SteamVR / Oculus Home対応)。個人代理店をやっていらっしゃるteru1783さんによれば「46,000円」で購入が可能だそうです。

Valve Index

Valve社が「Steam VR」のリファレンスHMDとして発売を発表したのが「Valve Index」です。3K解像度ながら144hzという高フレームレート対応、視野角130度、ハイクオリティでハンドモーション認識に長けるコントローラーなど、ハイエンドな仕様になっています。ただいまデジカさんで絶賛発売中。日本での販売については以下の記事をどうぞ。

デジカ、Valve社による「SteamVR™」 公式VRHMD「VALVE INDEX」の日本国内正規品取扱いを開始

株式会社DEGICAは22日、世界最大級のPCゲームプラットフォーム「Steam®」および、世界で最も利用されているVRプラットフォーム「SteamVR™」を展開するValve社が開発した、最新鋭のV ...

続きを見る

 

これらのPCHMDは、一言で言ってしまえば「ガチ仕様」。最前線・一流のVR体験が約束されるのが最大の強みです。ただ、接続するパソコンがそれなりにハイスペックでないと対応しません。お値段にして……最低でも100,000円以上するくらいのパソコンでないと、ちょっと厳しいですね。

特徴は

メリット

  • 現時点でメインストリーム・プロユースのVR仕様。クオリティは保証付き
  • 全て6DoF・ポジショントラッキングに対応(それぞれで形式は異なる)
  • Oculus / Vive / Windows MR / Valve Index共に本格的で様々なVRコンテンツ・アプリがリリースされている(各機器でネイティブプラットフォームが違うので、注意のこと)。どのHMDも「Steam VR」に対応。特にValve Indexは「Steam VR」公式HMDであることも強み
  • ポジション・トラッキングに対応。動き回れるタイプのVRコンテンツをプレイできる(ルームスケールVR)

デメリット

  • 現時点においてHMD+パソコンで最低でも150,000円以上の出費を覚悟しなくてはならない(HMD単体では5万円から)
    ※特に「Pimax 8K」については非常にハイエンドなPC・グラフィックボードが必要
  • パソコンのセッティングをするレベルの知識が必要
  • Windows MRについては「Windows 10 Fall Creaters Update」が必須
  • アウトサイドイン形式のHMDはトラッカー・ベースステーションの設置のためにある程度のプレイエリアを確保する必要がある

クオリティは間違いありません! できることなら、ぜひこちらのハイエンドクラスのヘッドセットでVRをご覧いただきたい!(切実) 今やHMD単体の価格なら5万円弱で手に入るようになりましたので、つよつよPCをお持ちならこちらを選択するのをお勧めします!

他に「ゲーム機」が必要なもの(PlayStation VR / Nintendo Switch Labo: VR Kit)

PlayStation VR

ソニーさんの「PlayStation VR」です。お値段は現時点で34,135円(Amazon公式)。だいぶ値下がりしましたねー!

※amazonでのご購入を考えている方は、その商品が正規品なのか、また正規の価格で販売されているかの確認をされることをおススメします。

特徴は

メリット

  • PS4の周辺機器として開発されており、PlayStation 4との相性は抜群
  • (スマホ+VRを除けば)現在最も出回っているVRHMDである(世界累計で420万台以上)
  • VRコンテンツに加え、VR対応ゲームが多数リリースされる予定
  • カメラによる位置トラッキング(アウトサイドイン方式)に対応。動き回れるタイプのVRコンテンツをプレイできる(ルームスケールVR)

デメリット

  • PS4が必要なので、トータルの価格ではGear VR(+スマホ)よりも高くなる場合がある
  • 位置トラッキングに対応しているVRHMDの中では解像度が一番低く(1920*1080)、位置トラッキングの範囲も狭い(周囲1.5mくらい)

「もうPlayStation4持ってます!」「PlayStation4でゲームをしたいし、VR体験もしたいよ!」という方にはこちらが選択肢としてはよいかもしれません。この価格ながらアウトサイドイン方式のポジショントラッキングに対応していることが大きな強みです。

今や値下げに次ぐ値下げでかなりお求めやすくなっています。PSVR専用のゲームタイトルも多くリリースされていますので、ここらへんもチョイスのポイントになりそう。スペックはともかく「全世界で最も出回っている6DoF対応のVRHMD」のアドバンテージは無視できません!

また……

Nintendo Switch Labo: VR Kit

Nintendo Switch Laboにて「VR KIT」が発売されました。64のオリジナルゲームが用意されている他、自分でVRゲームを作ることができる、という「Toy-ConガレージVR」が搭載されています。

フルセットで7,980円(税別)、「ちょびっと版」が3,980円(税別)で販売されています。こちらは他のHMDとはかなりベクトルの異なるものですが、そのフォルムは間違いなく「VRゴーグル」。

「ゼルダの伝説 ブレス・オブ・ザ・ワイルド」などVRモードを搭載したタイトルも続々登場おりまして、「任天堂さん、はなっからこれを売る気でSwitch作ったんじゃないの!?」と言いたくなるくらいに「VR Kit」はハイクオリティです。Switchを持っている方なら、マストバイでしょう!

他に「種類は問わないが、VR動画を再生できるスマートフォン」が必要なもの(Google CardBoard規格)

おそらく、アマゾンや楽天などで一番多く取り扱いがあるのがこのタイプです。いわゆる「Google CardBoard 対応」のもので、製品紹介欄に

「iPhone、androidなど、様々なスマートフォンに対応します」

と書いてあれば、ほぼこれです。お持ちのスマホでVR動画を再生させてから、そのスマホをHMDにはめて、レンズのついた穴からのぞいて見る形になります。

一番シンプル・かつヘッドセットの種類も豊富なのが、。

ハコスコ・タタミ二眼

こちらは超定番!「ハコスコ」さんの製品(ハコスコ・タタミ二眼 1,000円)。段ボールでできていて、自分で組み立てます。なので安い!

HOMiDO Mini

こちらはクロスデバイスさんの「HOMiDO Mini」。折りたためてポケットに入っちゃってこれで2,000円です。視野が遮蔽されないことで没入感は減りますが、3DステレオVR映像の立体視を気軽に体験するなら、これでもOK!

サンワダイレクト 400-MEDIVR7SET

また、こんな感じのゴッツイタイプのものもあります。

こちらはサンワサプライが販売している多機能タイプの「サンワダイレクト 3D VRゴーグル + Bluetoothコントローラー iPhone/Androidスマホ 対応 動画視聴 ヘッドマウント ヘッドホン付き レンズ位置調整 400-MEDIVR7SET 3,280円」。メガネをかけたままでもかぶれたり、ダイヤルで調整ができたり、イヤホンがついているタイプ。かつコントローラーがセットになったお得なヤツです。

HOMiDO Prime

さらにはこんなハイエンドなモデルも。

クロスデバイスさんの「【ワンランク上のVR】フランス生れ HOMiDO PRIME Google Cardboard 認定 True Immersion™ Optics 専用レンズ VRゴーグル 純正品」。110度の広い視野角(FOV)を持ち、かつ超広角レンズを搭載しています。お値段税込み11,800円。詳しくは以下の記事をどうぞ。

クロスデバイス、モバイルVRゴーグル「HOMiDO」の新モデル「HOMiDO PRIME」の販売を開始

360VRサービス『idoga VR』を展開する株式会社クロスデバイスは1日、同社が販売しているVRゴーグルシリーズ「HOMiDO」の新モデルとして、新たに高品位本格志向VRゴーグル「HOMiDO P ...

特徴は

メリット

  • 気軽にVR動画を視聴できる(現役のスマホならほぼ全て対応します)
  • 安い(0円から、高くても15,000円くらいまでで収まります)

デメリット

  • 映像が荒かったり、視野が狭かったりして、「その場にいるような感覚(没入感、と言います)」に浸るのが難しい
    ※ 特に頭に固定しないタイプや、視野が遮蔽されないタイプのものでは没入感を得にくくなります。
  • 使用するスマートフォンの解像度・処理速度などにより、使用感が大きく左右される
  • これらの結果、6DoF対応するVRゴーグルに比べると、格段にVR体験の質が落ちてしまう
  • 位置トラッキングがないので「動き回れる」VRコンテンツの体験はできない
  • 専用のVRコンテンツアプリが動画プレイヤー以外では多くリリースされていないため、特に3DCGベースのVRゲームをプレイするのは難しい

VR動画の仕組みだけなら、これで十分理解できます。でも、これではVRの本当の凄さがなかなか伝わりません。もどかしい。

ただ、最近はハイエンドなスマホを使うことで、これまで3DoFVRゴーグルにおいて優位を保っていた「Gear VR」「DayDream」(両方とも展開終了)に匹敵する体験を得られる場合もあります。特に「今自分が使っているスマホで安くVR映像を見たい!」という方には、まずこちらからがスタートラインかな?


MRグラス

Microsoft HoloLens 2

Microsoftが社運をかけて展開しているスタンドアローン型MRグラス。前モデルである「HoloLens」に比べて解像度は片目2Kと倍増、着用感なども改善し、お家芸でありますハンドトラッキングについても大幅に向上しています。

なんといっても最大のポイントは「スタンドアローン」であるということ。競合MRグラスが「コアユニット」との複合構成であるのに対し、こちらは単体で動作するという大きなアドバンテージがあります。

視野角(FOV)は水平方向:43度 垂直方向:29度 対角方向:52度。

お値段は単体で383,800円(税別)。マイクロソフト ストアの法人サポート窓口、および認定リセラー(日本ビジネスシステムズ大塚商会)から購入が可能で、基本的にはビジネスユース前提になります。とはいえ、MRグラスを先頭で引っ張り続けているのは間違いありません!

Magic Leap 1

いよいよ2020年5月からNTTドコモがドコモショップなどで一般販売を始めます「Magic Leap 1」。

メガネをモチーフにしたデザインのヘッドセット「Lightwear」、有線でヘッドセットと接続されるプロセッサとバッテリーを内蔵したユニット「Lightpack」、そして手に持つコントローラーの3つでワンセット(コントローラーは個別販売も予定されています)。コントローラーでの操作のほか、ハンドトラッキング、アイトラッキング機能を搭載。グラスに搭載されているカメラをつかってインサイドアウトのポジトラをする点はHoloLensと同じです。

視野角は水平方向:40度 垂直方向:30度 対角方向:50度。解像度は1280x960pxと、片目720p相当になっています。

お値段は現在のところ公式ショップ価格で「2,295米ドル」。上記の通り今年5月よりNTTドコモが日本での一般販売を開始しますが、まだ日本での価格の発表はされていません。

Nreal Light

toC向けスマートMRグラス「NrealLight」先行体験会へお邪魔して、 Nreal Ltd.の次の一手を伺いました!

その時、筆者は赤坂におりました! スマートMRグラス「NrealLight」のデベロッパーであるNreal Ltd.は7日、 日本市場での事業計画発表及び 2020 年に発売予定の NrealLigh ...

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KDDIと業務提携を結び、MRグラスの一角に名乗りを上げたNreal。すでにディベロッパーズキットのリリースも始まり、あとはコンシューマ版の発売を待つばかりです。

 

これが開発者向けの「デベロッパーズキット」。左から順に、「NrealLight」の心臓部となるコンピューティングユニット、「NrealLight」本体、そしてコントローラーです。

  • 視野角(FOV):52度
  • 本体トラッキング:6DoF(インサイドアウト)
  • コントローラートラッキング:3DoF
  • グラス部分重量:88g
  • コンピューティングユニット:Snapdragon 845ベース / OS: Android / Unity・UE4のSDKを配布
  • コネクト規格:USB-C

なんと言っても最大の武器は、グラス部分の軽さです。他の2製品が400~500gの重量を持つ中、レンズ部分でわずか88gは驚異的です。今年発売予定のコンシューマ版もレンズのみの発売で、コア部分は対応するスマートフォンの力を借りる、というのがミソ。

現在KDDIと共同で様々なデモンストレーションを展開していますが、まだコンシューマ版を含めた日本での一般販売の情報は届いていません。対応するスマートフォン(Android限定)はどうやらかなりハイエンドなスペックを持つものに限定されそうで、今デモなどで使われているのはXPREIAやGalaxyのハイエンド機種みたいですね(機種詳細も含め公式には未発表です)。

なお、すでに公開されているコンシューマ版の価格は「499米ドル」。お値段でも3機種の中では頭一つ抜け出す形になります。

 

続き…

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