ポリゴンマジック株式会社は20日、早稲田大学理工学術院 河合隆史教授と連携・製作した「視覚によって刺激される聴覚体験」を意図したVRコンテンツ『擬音VR - Seeing is Hearing -』を本日2019年6月20日よりYouTubeにて公開しました。
2年前にお披露目された「視覚+聴覚」に訴えかけるVRコンテンツ、いよいよ一般公開へ
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ポリゴンマジック、感覚間の相互作用を応用した『擬音VR - Seeing is Hearing -』の製作を発表
ポリゴンマジック株式会社(東京都港区)は27日、「視覚によって刺激される聴覚体験」をコンセプトにVRコンテンツ『擬音VR - Seeing is Hearing -』を製作したことを発表しました。 ク ...
こちらの「擬音VR」をVRonにてご紹介させていただいたのは、2017年11月のことでありました。あれから2年近く経ちました本日、YouTubeにて一般公開されましたよ!
この「擬音VR」とは、「見るだけで触感が伝わるシステム」といった、クロスモダリティ(感覚間の相互作用)を応用したVRやMRの研究で知られる、早稲田大学理工学術院 河合隆史教授の着想に基づいて製作されています。
無音のVR空間の中で「ヒュー」「ザッ」といった擬音が、風や雨などの天候を模したアクションで表現される様子を、ヘッドマウントディスプレイとノイズキャンセリングヘッドホンを装着して見渡すうちに、聞こえないはずの「音」を感じるという、一種の錯覚現象を意図して作られました。こちらが実際のコンテンツです!(1分19秒)
ポリゴンマジックさんは様々なコンテンツ制作をされていることで知られます。最近だと2.5次元系演劇などのイベント制作事業で有名ですね! そんなポリゴンマジックさん、以前からVRコンテンツにも果敢に挑まれておりまして、その一つがこちらの「擬音VR」であります。
『擬音VR - Seeing is Hearing -』は、2017年10月30日にUPLINK渋谷にて開催された『闇の中の眠り姫』サラウンド上映後に限定公開。その後、約2年が経過し、クロスモーダルというキーワードの広がりを受け、この実験的な試みを一般に公開することとした、としています。
また河合教授は、クロスモーダル錯覚の一つである「マガーク効果」をラップで楽しむという映像を、双子のラッパーである上鈴木兄弟と共同で製作し、こちらも2019年6月15日よりYouTubeにて公開されています。こちら!
VRコンテンツの世界では映像だけなく、立体音響などの音声に関する研究も様々な試みが行われていますが、こちらは2年越しの一般公開ということで、今後何らかの展開につながるといいですねー。ポリゴンマジックさんの今後に注目です!
© POLYGON MAGIC INC.
記事元:ポリゴンマジック製作クロスモーダルコンテンツ 「擬音VR - Seeing is Hearing -」 YouTubeで公開 -ValurPress!-