「Insta360シリーズ」のメーカーであるArashi Vision社(本社:中国)は日本時間の8日23時、「Insta360 Nano」の上位機種となる新モデル「Insta360 Nano S」を発表しました。
合わせてラスベガスにて1月9日から開催されます「CES 2018」にて、同製品が展示されることも発表しています。
iPhoneでの使用に特化した360度全天周カメラ「Insta360 nano」、ついに新バージョンがお披露目
「Insta360 Nano」はiPhone専用の360度全天周カメラ。iPhone本体のLightningコネクタに接続して気軽に360度写真・動画撮影が楽しめることで人気のコンシューマモデルです。そんなnanoの新しいモデルがこちらの「Nano S」でございます!
3K(3040×1520ピクセル)だった動画撮影解像度はいよいよ4Kにグレードアップ! 静止画撮影に至っては20メガピクセルと大幅に解像度が向上しています。
これでお値段がなんと! 税込み31,299円!
非常に攻め攻めな価格設定です。そして、今回のNano Sはこれだけではありません!
360度動画チャット機能を搭載。Facebook/YouTube/Twitterのライブストリーミングにも対応
Insta360 NanoはもともとSNSへのシェア機能が充実しておりまして、Nanoで撮影した画像や動画を専用アプリを通じてシェアできるようになっておりましたが、今回はいよいよ「360度動画チャット機能」+「ライブ動画配信」が搭載されます!
360度動画通話は「Insta360 Nano S」アプリでリンクを作成し、チャットやソーシャルアプリ経由で受信者に送信するだけ、という手軽さ。送信先のスマホから360度ビューをスワイプして見ることができるってんですから、これはものすごい進化ですねー(なお、受信者側の端末が最小システム要件を満たしている必要があります)。
ライブ動画配信についてはFaceBook、YouTube、そしてTwitterへの対応がアナウンスされています。Insta360 ONEにも搭載されているライブ配信がこの価格帯でも実現するとは。やりますねー!
複数の角度から見た画像を同時に1画面にまとめて表示する「マルチビュー機能」
もう一つ注目すべき機能が「マルチビュー機能」。この機能により、すべての方角を一度にキャプチャできる360度動画のユニークな特徴をうまく活用することが可能になっています。
マルチビューでは5つのテンプレートが用意されておりまして、そのテンプレート上に360度動画から切り出された最大3つのキャプチャーフレームを配置可能。それぞれのキャプチャーフレームの内容を調整したり、ズームもできたりしちゃいます。
さらにこのマルチビューは上記の「ライブストリーミング」「動画チャット」でも使用可能! もちろん360度写真や動画の編集にもこのマルチビューを活用できますよ。
Insta360 ONEゆずりの「フリーキャプチャー」や、次世代の手振れ補正機能も搭載
他にも、Insta360 ONEに搭載され注目された「フリーキャプチャー」(撮影済の360度動画から見せたい部分を自由な画角で切りだした2D動画を作成可能)を搭載している他、iPhoneのジャイロスコープを活用したスタビライゼーション(手ブレ補正)機能も備わっています。スゲー!
ここまでの機能がついてお値段が3万円強ですか……! ONEに続いてスゴイ製品に仕上がっているようです。
日本での販売はもちろん、総代理店のハコスコさんで行われます( https://hacosco.com/insta360-nano-s/ )。販売時期などの詳細はこちらのハコスコさんのサイトをチェックしましょう。今からリリースが楽しみですね!
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