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ドワンゴ、CG映像制作を行う新事業ブランド「TUNEDiD」を開始。大型モーションキャプチャースタジオ「TUNEDiD studio」も開設

株式会社ドワンゴは22日、CG映像制作を行う新事業ブランド「TUNEDiD(読み方:チューンディッド)」の開始、制作スタジオ「TUNEDiD film」、及びモーションキャプチャースタジオ「TUNEDiD studio」を開設したことを発表しました。

空前の「モーキャプスタジオ開設ラッシュ」、いよいよドワンゴが本格参戦

【新春スペシャル】それからのシーグラフ(1・バンダイナムコスタジオその1)

皆様、大変長らくお待たせいたしました! 昨年末、我々は外に飛び出しておりました。SIGGRAPH Asia 2018でのご縁を経まして、今回SA2018事務局様、バンダイナムコスタジオ様、オー・エル・ ...

バルス、3D空間上のXRエンタメスペース「SPWN(スポーン)」を本日池袋HUMAXシネマズにて開始

バルス株式会社は15日、新たな3D空間上のxRエンターテイメントスペース『SPWN(スポーン)』を本日2月15日(金)にローンチしたことを発表しました。 「銀河アリス」「MonsterZ MATE」な ...

VRSionUp! #3へ行って、「世界で最も高いモーションキャプチャ」と「VTuber初のシチュエーションコメディTVドラマ」の真価を確かめてきました!

その日。筆者は六本木ヒルズにおりました!(3回目) 4月12日、GREE VR Studio LabはVRに関する研究をベースにしたワークショップ「VRSionUp! #3」を開催しました。 前回に引 ...

VRonではこれまでに様々なモーションキャプチャー技術に関するニュースを取り上げさせていただきました。新春スペシャルでお届けした「BanaCAST」のバンダイナムコスタジオさん、今や飛ぶ鳥を落とす勢い!「SPWN」のバルスさん、そして先日お届けしたばかりですね、現在評価中の「世界で最も地価の高い場所にあるモーションキャプチャースタジオ(仮)」を公開したばかりのグリーさんと、今年に入ってからモーキャプに関する話題が続いております。

この3つのスタジオにて共通していることがあるのですが、なんだかわかりますか? ……3社さんとも、機関部分となるキャプチャー機材が「Vicon」という光学式モーションキャプチャーシステムなんですねー。

こちらは、今年の3月にViconの創立35周年を記念してチャレンジされた「35人同時キャプチャー」の映像。35人って!

今や3DCG制作やエンターテイメント領域での用途にとどまらず、バーチャルアバターの分野でも盛んに利用されるようになっているモーションキャプチャー技術ですが、今回新たに新スタジオの稼働開始を引っさげ発表を行ったのが、ドワンゴさんであります。

(C)DWANGO Co., Ltd.

上でもご紹介しました「バーチャルさんはみている」を制作したドワンゴさんが今回発表したのは、高品質な3DCGアニメーションからモーションキャプチャーを駆使したキャラクターのバーチャルライブまで、最新の映像制作サービスを提供することを目的としたスタジオの稼働開始、及びそれに伴うCG映像制作を行う新事業ブランド「TUNEDiD」のスタートであります。

中でも今回ドワンゴさんが開設したモーションキャプチャースタジオ「TUNEDiD studio」(東京都品川区東品川2-2-8天王洲スフィアタワーCW棟3F)は、12m×8m×6mの空間に、モーションキャプチャーカメラ「Vicon Vantage V5」を54台設置するという非常に大掛かりなもの。

これらの機材により、同時に10人以上のリアルタイムCGキャラクター生成を可能にしているそうです!

また、CG制作スタジオ「TUNEDiD film」には……

  • 松野美茂(CGスーパーバイザー)/『ラブライブ!2期』、『GUNDAM EVOLVEシリーズ』 他
  • 林成輝(CGスーパーバイザー)/『ゾイドジェネシス』、『バトルスピリッツ 少年突破バシン』 他
  • 佐藤浩一郎(CG合成編集スーパーバイザー)/『SDガンダムフォース』、『ポケットモンスターシリーズ』 他
  • 富永竜二(モーションキャプチャースーパーバイザー)/ライブ施設「ニコファーレ」の立ち上げ、有名ゲームタイトル多数 他
  • 岡田有章(コンセプト・デザイナー)/『翠星のガルガンティア』、『さよならの朝に約束の花をかざろう』、『クロムクロ』 他

といった皆さんが参加されているということでございまして、これまで以上にハイレベルな3DCGのクリエイティビティが期待できそうですね!

バンダイナムコスタジオさんは2015年頃から活動を始められていますが、ここへ来て数々の企業が自社でモーションキャプチャースタジオを持つ流れが続いている、というのは現在の大きな潮流の一端を表しているのかもしれません。

自前でモーキャプスタジオを持つ企業が増えている、ということはつまり、自社運用を行えるだけのメリットやビジネスラインが見えつつある、ということの証左でもあります。となれば、そこから生み出されるコンテンツもバンバン増えていく、というわけでして、これはちょっと胸熱じゃないですかー?

果たして、ドワンゴさんが今後どのような形で「TUNEDiD」を活用していくのか……。注目していきたいところです!

記事提供:株式会社ドワンゴ

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