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「東京ゲームショウ2018」に行って、XRコンテンツの最前線を目の当たりにしてきました!(10・出展社ダイジェスト))

9月20日から23日まで幕張メッセにて開催されました「東京ゲームショウ2018」。各出展社様のご紹介をさせて頂いてまいりましたが、いよいよ今回が最終回です。

今回はその他に取材させて頂きました出展社様の模様をダイジェストでお届けします。では、どうぞー!

株式会社クラウドクリエイティブスタジオ「V-REVOLUTION」「VR ROOMシステム」

まずは株式会社クラウドクリエイティブスタジオさん(10ホール 45・50)。ゲーム特化型VRプラットフォーム「V-REVOLUTION」の新機能「VR ROOMシステム」を引っ提げての出展です。

こちらがその「VR ROOMシステム」。プレイスペースの正面・左右の壁面にゲーム画面が映し出され、HMDなしでゲームの世界に没入することができるというものです。

「V-REVOLUTION」では、従来のHMDを利用したゲームと「VR ROOMシステム」を利用したゲームのどちらも配信をしており、面倒なハードウェア切り替えなども手軽になっています。スタッフさんから……

こちらのシステムはパソコンを含めたパッケージとして、ロケーション先へリースさせて頂いております。10月からSDK(Unityに対応)をリリースしますので、今後はSDKを使って開発して頂いたものをプラットフォームとして配信できるようにしていきたいですね。

今後もV-REVOLUTIONを通じて、VRというものを広げていく力になれればと思いますので、何とぞよろしくお願いします!

(カッコ内は筆者による補足)

とのお話を頂きました。すでにSDKは公式サイトにて配信が始まっています(要申込)ので、興味がある方はぜひ!

株式会社EXPVR『BE THE HERO』

株式会社EXPVRさん(ブース番号 10-W29) はVRマンガヒーローアクションゲーム『BE THE HERO』を出展します。ブースでは、

  • VRアクションゲーム『BE THE HERO』のTGS版『BE THE HERO TGS ver.』が体験できる「ゲーミングブース」
  • MR合成を利用してヒーローになりきって記念撮影ができる「MR撮影ブース」

の2種類が用意されておりました。機材提供としてALIENWAREさん、MR合成協力としてLIV様さんが協力されています。

以下がその「MR撮影ブース」の模様。うおおおおおお! とヒーローになりきってVR空間を走っております!

『BE THE HERO』はSteamにて絶賛販売中です!

Cybershoes(オーストリア):「Cybershoes」

続きまして、オーストリア・ウィーンのスタートアップ企業「Cybershoes GmbH」(ブース 10-W28)。

現在同社が開発中のVRアクセサリー「Cybershoes」が出展されていました。「Cybershoes」は両足に装着するVRアクセサリーで、VR空間やデジタル空間を実際に足を使って動き回れるようになる、というデバイス。足の裏にローラーがついておりまして、このローラーと位置情報をトラッカーで読み取って、歩行体験をVR空間にフィードバックする、という仕組みです。

実際に体験させて頂いたのですが、「足にCyberShoesを装着して「回転式の丸椅子」に座って脚を動かす」というのがとっても斬新な感覚でした。VR空間を自由に歩くとなればそれなりに広めのスペースが必要なところを、回転式の椅子+足裏のローラーで解決しちゃえ! という発想が実に面白いですね!

そんなCyberShoesですが、実は1日よりKickStarterにてクラウドファンディングが開始しておりまして、わずか2日でゴールを達成。現在すでに1600万円を突破しております! すごーい!

来年1月発送予定で、今のところはまだ151ユーロ(約2万円)のアーリーバード分が若干残っていますよ。もちろん、「回転式の丸椅子」は自分で用意する必要がありますので、ご注意を。

株式会社ビーライズ「ラストライドVR」「洞窟探索」with StarVR One

最後は株式会社ビーライズさん(10‐W13)。「StarVR One」を使用した2つの体験出展をされておりました。

上の写真は「VR歩行装置」(洞窟探検 + StarVR One)。

重心の変化や大腿部の動きを計測することで、VR内での自然な歩行感覚を実現するシステムです。簡易的な構造で足が滑ることなく、安全でより自然な歩行体験が可能になっていて、これによりVR酔いも軽減できる仕組みになっています。

さすがにStar VR Oneが関東初登場、ということで順番待ちの行列ができておりました。筆者も体験させて頂きましたが、「コンテンツ東京」で体験した開発者版Star VRよりも付け心地が改善しているような印象。もちろん、210度という視野角の広さは変わることなく「圧倒的」でした!


ご協力いただいた皆様に、最大級の感謝を

 

というわけで、実に3週に渡ってお送りしてまいりました東京ゲームショウ2018の特集、今回で以上となります。ご協力いただいた出展社の皆様、誠にありがとうございました!

今後も精力的に取材を続けてまいりますので、どうぞお楽しみにー!

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