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NeUとFOVE、脳活動と視線情報を同時取得する一体型VRデバイスを開発、CEATEC JAPAN 2018で公開

国立大学法人東北大学と株式会社日立ハイテクノロジーズのジョイントベンチャーである株式会社NeU株式会社FOVEは15日、FOVEのVRHMD「FOVE 0」にNeUのNIRS脳活動計測センサー「HOT-1000」をビルトインした、VR視聴時の視線情報および脳活動の同時取得が可能な一体型デバイスを共同開発したことを発表しました。

アイトラッキングをいち早く取り入れたFOVE、次は「脳の活動」を検知!?

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FOVEさんと言えば、他社に先駆けて「アイトラッキング」を実装したPC接続タイプのVRHMD「FOVE 0」で知られます。全国の「VIRTUAL GATE」対応店舗に導入されていますので、ネットカフェにて体験された方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

そんなFOVEさんと、株式会社NeUさんが共同で開発したのが「脳活動と視線情報の同時計測を可能とした一体型VRデバイス」です。

VRゴーグルやHMDが検出するのは傾きや向き(3DoF)、及びポジショントラッキング(6DoF)がメイン。そんな中でもFOVE 0は家庭用クラスの価格帯ながら(599米ドル)、装着した人の目線を検出する機能を備えています。しかし、それ以外の「生体情報」を取得するとなると、心拍数とかならともかく、それ以上の情報取得には専用の機器が必要になっていました。

そこで! 「脳血流計測を軸としたニューロマーケティングサービス」を展開している株式会社NeUさんと共同開発に至った次第。NeUさんは、ヒトの共感や作業記憶を司る前頭前野の脳血流を計測することにより、広告や商品などへの興味関心や記憶の定着を評価するノウハウを強みとしており、既に50社以上の受注・検証実績をもちます。

このNeUさんの持つノウハウを生かして開発された「脳活動と視線情報の同時計測を可能とした一体型デバイス」が、今回発表されました「NeU-VR」です。

PCとHMDだけのシンプルなシステム構成で、高精度な視線情報および脳活動の一括計測を実現!

NeU-VRは、「視線追跡型VR再生装置」と、「脳の前頭前野をカバーするNIRS脳活動計測センサー」が一体型となった専用HMD、およびPC上の専用アプリよりサービスを提供します。これにより、VR体験中の「脳活動」、「心拍」、「各種視線情報(視点座標・瞬目・瞳孔径)」の同時計測が可能になる、というわけ。

また、視線や瞳孔径などの生体指標から「被験者の好みや集中度」などが類推できることなどを活かし、これら複数の生体指標を組み合わせることで、「VR視聴中の興味関心や没頭度を精度高く可視化、客観化できる」と考えていらっしゃるとか。

今回の「NeU-VR」サービスのターゲットは「デザイン設計での活用」や「VRコンテンツの評価」など。体験者の様々な生体情報を可視化することで、単なるヒートマップに留まらない分析やリサーチに寄与できる、としています。

11月初旬よりサービス開始予定、明日から始まる「CEATEC JAPAN 2018」で初公開!

そんな「NeU-VR」、気になるサービス開始は11月初旬を予定し。価格については案件に応じた個別見積ということで、企業向けのサービスとして始まるそうです。

また、明日10月16日より始まる「CEATEC JAPAN 2018」NeUブース(小間番号:B010)にてこちらのデバイスが初公開されます! 今回VRonは「CEATEC JAPAN 2018」へ取材でお邪魔させて頂きます。もちろんNeUブースさんへもお邪魔する予定ですので、取材記事をお楽しみに!

記事元:脳活動と視線情報を同時取得する一体型VRデバイスを開発  仮想空間内の興味関心や集中・注意を明らかにする 新サービス(NeU-VR)提供開始 -@Press-

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