アメリカのHP(ヒューレット・パッカード)社は現地時間19日、ヒューストンで開催された自社のイベント「HP Reinvent」において、Windows MR / Stram VRに対応したPC接続型HMD「HP REVERB VIRTUAL REALITY HEADSET」を発表しました。
HPが攻める! 「HMD Odyssey+」を超える4K解像度のWinMR対応HMDが登場!
SAMSUNGの「HMD Odyssey+」が昨年10月に出て以降、大きな動きがなかったWindows MR戦線に新機種が登場です!
HPさんが自社イベントで大々的に発表したのはVRHMD、しかも4K解像度で650米ドル弱、という超お値打ち価格なハイエンドHMDです。まずはこちらがスペックの詳細。
- ディスプレイ: 2.89インチ液晶
- 解像度: 2160x2160ピクセルx2 (=4320x2160px) RGBサブピクセル方式
- リフレッシュレート: 90Hz
- 視野角: 114度(フルネルレンズを使用)
- トラッキング:インサイドアウト方式 / 6DoF(Windows MR)
- 接続端子:DisplayPort™ 1.3+USB 3.0, イヤホン/マイクジャック
- サイズ:55x177x84mm
- 重量:498g
- 付属品(2種類共通):ヘッドセットケーブル(3.5m)、モーションコントローラ×2、DisplayPort-Mini DisplayPort変換アダプタ
いよいよWindowsMR対応HMDとしては、初めて4,000ピクセルを超えてきました(これまでの最高がOdyssey+の2880ピクセル)。
また、Windows MRのHMDではおなじみのコントローラももちろん同梱されています。出荷時にベアリングが済んでいるので、購入してすぐに使えるそうですよ。
今回は昨年に同社からは発表されたバックパック型PC「HP Z VR Backpack」用のケーブルと、洗えるフェイスクッションがついてくる「Professional Edition」と、それらが付属しない「Consumer Edition」の2種類展開になることも併せて発表されています。
お値段は599米ドル(約67,000円弱)から! 日本上陸は如何に!?
気になるお値段は、
- Professional Edition:649ドル
- Consumer Edition:599ドル
※ともにHP公式ストアでのダイレクト販売価格
ということで、4K画質のHMDとしてもお求めやすい価格設定になっています。競合する商品としては「Pimax 4K」(販売終了、HMDのみで399ドル)あたりがありますが、コントローラー付き、かつWindows MR / Steam VR対応という間口の広さは大きなアドバンテージになりそうです。
問題は果たして日本での販売が行われるか否か。現時点で具体的な発表はされていませんが、もうすぐ詳細が発表されると噂の「Oculus Quest」「Oculus Rift S」の展開次第では十分有り得そうです。米国での販売は4月後半からスタートとのことで、今後の情報に期待したいですね!
記事元:HP社プレスリリース