株式会社 HIKKYは23日、バーチャル空間の為のマーケットプレイス「バーチャルマーケット β」を発表しました。
述べ70万人の来場カウントを記録した「Vケット」が新たに仕掛けるのは、独自のマーケットプレイス!
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株式会社HIKKY、VR空間の展示即売会「バーチャルマーケット3」#Vket3 を9月21日より開催
いよいよ明日です! 株式会社HIKKYは、VR空間で開催される展示即売階「バーチャルマーケット」の第3回を2019年9月21日(土)から5日間の期間で開催します。今回は6ワールド全15会場、出展スペー ...
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今年の秋、600スペースに拡大され開催された「Vケット3」。9月23日未明より同日夕方頃までVRChatに接続出来ない不具合が発生したのを受け、5日間の予定が8日間に延長された結果、実に来場者数カウントが70万を超えるというビッグイベントに成長した「Vケット」、その次の一手となるのがこちらの「バーチャルマーケットβ」であります。
バーチャルマーケットβは、世界最大のバーチャル空間内マーケットフェスティバル「バーチャルマーケット」の公式ECサイトとして立ち上がります。取り扱う商品は「バーチャル空間で利用することを前提としたデジタルプロダクト」。人々が生きるもう1つの現実としてのバーチャル空間を実現することを目指し、人・商品・お金・情報の流通を通じて、バーチャル空間に価値を創造する、としています。
バーチャルマーケット4開催時(2020年4月28日(火)~5月10日(日))に出展者・来場者共に便利になるよう開発を進めて行く予定で、現在のバーチャルマーケット4のサイト(https://www.v-market.work/)βのサイトになる予定です。
バーチャルマーケットβのロードマップ
今回発表されましたロードマップは以上の通り。バーチャルマーケット4の開催と連携して、アバター文化とバーチャル空間に寄り添う機能の実装を行っていくそうです。まずは来年1月から開始予定の「オープンβ」が楽しみですねー。
バーチャルマーケットβの3つの特徴
さて、今回の「バーチャルマーケットβ」、3つの特徴が発表されています。
二次創作の収益化を許諾。商品ツリー公認プログラム(仮称)
今回「バーチャルマーケットβ」では、商品ツリー公認プログラム(仮称)というものが導入されます。これは、あるアバターやブランドに対して、そのアバターの専用衣装や髪型などを子商品として登録することで、二次創作をシステム的に許諾して収益を分配する……という仕組み。
二次創作の許諾システムと、それにおける利益分配をパーツごとなどに細分化した上でシステムに入れ込む形ですね! 将来的にはサイト内で複数のアイテムを組み合わせ、自分専用のアバターとしてまとめて購入するといった機能を予定しているそうです。
世界に1つだけのアバターを手に入れる!入札機能
また「入札機能」が導入されますよ。こちらはクリエイターが作るアバターを、入札者だけが購入できるオークションのような機能。入札者・価格は伏せられるため、ユーザーにとってもクリエイターにとっても便利で安心な機能となります。
ワンオフ商品の非公開入札……。この非公開入札というのがなかなか斬新ですね!
セミオーダーメイド/フルオーダーメイド機能
もう一つは、バーチャルマーケット4開催後である5月以降を見据え、自分専用のアバターやアイテムのフルオーダーができる機能等も実装していく、というもの。イベント終了後も実店舗的な機能をもたせつつ、ここでさらなるマーケットプレイスとしての機能性を高めていくノリのようですね!
3つの特徴を通じて強調されているのは「アバター文化に寄り添う機能」です。3Dオブジェクトの販売マーケットは今でこそPIXIVさんによる試み(FANBOXなど)などが挙げられますが、「仮想空間で使用するデジタルプロダクト」に特化したECサービス、というのがまたHIKKYさんらしいアプローチですね!
来年春に開催予定の「Vケット4」に向け、強力なコマースサービスをHIKKYさんが立ち上げようとしています。まずは来年のオープンβが待ち遠しいですね。
さて……。
実は、VRonは株式会社HIKKY代表取締役の舟越靖さんにインタビュー取材をさせて頂きました! 動く城のフィオさんとも会ってきましたよー! 只今絶賛執筆中。ぜひぜひ取材記事をお楽しみにー!
情報提供:株式会社HIKKY