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HTC NIPPON、HTC VIVEの新商品を発表 「Pro2」「Focus 3」共に両眼4.9k解像度、120度視野角を実装

やべーのキタ!!

HTC NIPPONは12日、同社が展開しているXRHMD「HTC VIVE」シリーズの新商品を「VIVECON 2021」を通じて発表しました。

いよいよVIVEも次の次元に突入。ハイエンドベースのラインナップでOculusと真っ向勝負

今から16時間ほど前のこと、HTCにて行われました「VIVECON 2021」キーノートスピーチに於きまして、いよいよHTC VIVEの新商品が発表されました。

XRHMDメーカー2大巨頭の一角であるOculusが「コンシューマーユース」にかじを切り、ソニーのPS5に対応した次期「PSVR」のベールがちょっとづつ明らかになりつつあるなか(何やらインサイドアウトトラッキングかつ中心窩レンダリング搭載らしいですよ!)、HTCさんはあくまでハイエンド、かつビジネスユースの方向性を掲示した格好です。まとめると、

- HTC VIVE Pro 2:シャープ、精細、没入- 他に類を見ないPC VR
- HTC VIVE Focus 3:ビジネスVRの新時代 - パワフルで用途の広いオールインワン
- 両ヘッドセットでともに5K解像度、120°の視野角、リアルRGBサブピクセル
- VIVE Pro 2 HMD は5月12日限定予約販売、VIVE Pro 2 HMD、VIVE Focus 3ともに6月下旬発売予定
- VIVE Business:あらゆる規模の企業向けに特別に設計された一連の新しいツール

ぬおー! これはまた攻め攻めのスペック! 早速各商品をご紹介していきましょう。

HTC VIVE Pro 2

VIVE Pro 2はProシリーズの両眼2.8kから4.9k(公称5k、片眼2448 × 2448 ピクセル・両眼 4896 x 2448 ピクセル)と、横ベースで1.75倍の解像度アップを実現しています。視野角も120度にアップしたほか、最大で120hzのリフレッシュレートに対応するようになりました。さらにリアルRGBサブピクセルによるディスプレイにより、よりスクリーンドア効果を抑えているそう。なお、このスペックはこのあとご紹介する「Focus 3」も同じです(リフレッシュレートのみ90hz)。

最大の特徴は、NVIDIAおよびAMDとの連携により、XRHMDで初めて「ディスプレイストリーム圧縮(DSC)」を採用したことにあります。DSCはVESAにて策定された映像信号非可逆圧縮技術で、これによりハイエンドPC(GeForce® RTX 20 Series (Turing)・AMD Radeon™ 5000 (Navi) シリーズ以上が推奨されています)にて最良の効果を発揮する他、DisplayPort 1.2との下位互換性や、従来のVIVE対応のグラボ(GeForce® GTX 1060以上かAMD Radeon RX 480以上)にも対応するという下位互換性を保持します。これ、なにげにデカイ!

微調整可能な瞳孔間距離(IPD)ダイヤル、均等に分散された重量バランス、調整可能なヘッドストラップを備えている他、Hi-Res 認証を取得したヘッドフォンを使用した3D空間サウンドも完備。外部ヘッドフォンも使えますよ。

もちろん、これまでの周辺機器はそのまま使用可能(コントローラー、全世代のVIVEトラッカー、VIVEフェイシャルトラッカーなど)。さらにはVALVE INDEX ”knuckle” コントローラーなどのコントローラーやグローブなど、SteamVR対応のアクセサリーもSteamVRセットアップ経由でちゃんと動作します。

もういいことづく目! なこちらのPro 2、なんと本日から予約受付が始まっています! VIVE Pro 2 HMD単体の販売は6月下旬を予定、Base Station 2.0とVIVEコントローラーを含むVIVE Pro 2 フルセットは8月頃になるとのことです。

気になりますVIVE Pro 2 HMD単体の希望小売価格は、103,400円(税込)。VIVE Pro 2フルセットは178,990円(税込)。うーん、ハイエンド! 以下販売概要!

■ 製品名:VIVE Pro 2 HMD(単体)
■ 型番:99HASW007-00
■ 希望小売価格:103,400円(税込)
■ 予約販売:5/12(水)VIVEオフィシャルECサイト、5/19(水)VIVE正規販売店※予約は限定数となりますので、限定数に達した時点で終了とさせて頂きます。
■ 発売日:6月下旬予定
■ 製品詳細WEB:https://www.vive.com/jp/product/vive-pro2/overview/

HTC VIVE Focus 3

「ビジネスVRの新時代」と銘打たれました、スタンドアローン型HMDの新作「Focus 3」。映像系スペックはリフレッシュレートが90hzであること以外はPro 2と同じです。現在のスタンドアローン系HMDにおける主流「Qualcomm® Snapdragon™ XR2」を採用することで、オリジナルモデルVIVE FocusからCPUとGPUのパフォーマンスが2倍、AI処理が11倍とパワーアップしています。

Focusシリーズは元々「ビジネスユース」を謳って展開されてきましたが、今回もそのラインは不動。それに伴い、バッテリー交換の簡便性や急速充電、堅牢で軽量なマグネシウム合金フレーム、クイックリリースボタンや、簡単に取り外し可能なマグネティックなフロント及びリアガスケットの採用などによる高い利便性がアピールされているのが大きな特徴です。

前商品と大きく違うポイントとして、デュアルドライバーをペアで備えた新しいオープンバックスピーカーの採用が挙げられます。VR会議などのユースケース向けに特別なオーディオプライバシー設定が用意されていて、近くの人が鳴っている音を聞くリスクが大幅に軽減されるという工夫までされているという念の入れよう。コントローラーも再設計されており(Oculus Touchに似てきましたね)、軽量化+6DoFを実現しています。さらに「ハンドトラッキング」も将来的に採用するみたいですね!

2021年6月下旬に発売を予定しており、予約開始は6月11日から。VIVE Focus 3の希望小売価格は130,900円(税込)。現在のPlusが98,725円(税込)であることを考慮すればかなりお値段を抑えてきた印象ですが、そこはやはりビジネスな価格設定ですね! 以下販売概要!

■ 製品名:VIVE Focus 3
■ 型番:99HASY000-00
■ 希望小売価格:130,900円(税込)
■ 予約販売:6月11日(金)VIVEオフィシャルECサイト及びVIVE正規販売店※予約は限定数となりますので、限定数に達した時点で終了とさせて頂きます。
■ 発売日:6月下旬予定
■ 製品詳細WEB:https://www.vive.com/jp/product/vive-focus3/overview/

VIVE Business​

さてさて、今回実はもう一つ大きな発表がありました。それが「VIVE Business」です。

VIVE Businessはソフトウェアとサービスのソリューションとして展開され、XRを最大限に活用しようとしている企業のニーズをサポートする、としています。スケーラビリティとセキュリティ面の高さが押しポイントです。

中核となるVIVE BusinessデバイスマネジメントシステムはMDM(モバイルデバイス管理システム)です。VIVE Businessを通じて複数のデバイスを一括管理し、コンテンツ共有・アップデートやプライバシー保護などをコントロールします。ISO認定も取得済。VIVE Focus 3がAndroid Enterprise MDMで動作するように設計されているため、既存のMDMソリューションや環境に組み込むのも可能です。

また、VIVEPORTストアのノウハウを生かして新たに設けられる「VIVE Business AppStore」では、トレーニング、コミュニケーション、視覚化などのさまざまな分野をカバーする厳選されたアプリとツールを提供。特定のニーズに合わせてアプリをカスタマイズするために作成者に連絡することもできるようになっています。

さらに「VIVE Businessトレーニング」にてあらゆる規模のトレーニングセッションをサポートする他、「VIVE Businessストリーミング」ではケーブルを介したVIVE Focus 3のPCへの接続をサポート、将来的には完全なワイヤレスストリーミングのサポートも予定されているそう。

VIVE BusinessサービスはFocus 3の他にCOSMOSシリーズ向けのサービスとなります。詳しくは以下のページからどうぞ。

■ 製品詳細WEB: https://enterprise.vive.com/jp/

 

その他に、アバターベースのビジネスコミュニケーションツールとして現在ベータ版がリリースされている「VIVE Sync」についても紹介されました。これは正規リリースが近そうかな? まずは正式なリリースを待つことにいたしましょう! 販売先などについては、以下のリンクをご参照ください!

【VIVE Japan Twitter】https://twitter.com/htcvivejapan
【VIVE Japan Facebook】https://www.facebook.com/vivejapan/
VIVE正規販売店一覧及びECリンク URL: https://www.vive.com/jp/storelocations/

※HTCとHTCロゴはHTC Corporationの登録商標です。
※QualcommおよびSnapdragonは、Qualcomm Incorporatedの商標または登録商標です。Qualcomm Snapdragonは、Qualcomm Technologies、Inc. および/またはその子会社の製品です。
※その他の社名および商品名は、それぞれ各社の登録商標または商標です。
※ここに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。最新の情報と異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

記事元:HTC VIVEは、2つの新しいVRヘッドセットとプロツール専用SUITEでビジネスを次のレベルに引き上げます! -PRTIMES-

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