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カバーとANYCOLOR、所属ライバー・タレントに対する誹謗中傷行為等の根絶に向けた共同声明を発表

ついにこの日が来ましたね……。

カバーとANYCOLORは5日17時、誹謗中傷行為などに対する共同声明文を発表しました。

二大巨頭が手を取り合って誹謗中傷という名の悪に立ち向かう

不謹慎かもしれないたとえであることを承知で、あえて記しておきましょう。これはまさしく「激アツ展開」であります。

本日17時に両社が発表した共同声明は、誹謗中傷など所属タレントに対する名誉毀損・プライバシー侵害・営業権侵害などの攻撃的行為に対する強い対決姿勢を打ち出しています。法的処置はもちろんのこと、警察署機関とも連携体制を構築するなど非常に踏み込んだ内容です。

本声明においてもう一つ大きなポイントは「具体的なケースを明示し発表している」ことにあります。以下引用します。

※ 2022年10月から同年11月にかけて、私たちは、所属バーチャルライバー/所属タレントの名誉又は信用を貶める情報を掲載していると判断した一部のいわゆる「まとめサイト」運営者に対して連携して交渉を行い、同サイト運営に対して、今後両社及び所属バーチャルライバー/所属タレントへの権利侵害及び誹謗中傷等の助長行為を一切行ってはならない旨の一定の条件を付す形で、示談書の締結に至っております。

-共同声明文より引用

実は先月、いわゆる「まとめサイト」のうち、特にホロライブやにじさんじのネガティブな話題に特化してきたいくつかのサイトが活動を停止・停滞化させた、という事象が起きていました。今回の声明でそれらがカバー・ANYCOLOR両社による交渉がもたらした結果であったことが公になった格好です。

VTuberに限らず、ファンと共に歩んでいくタレントさんにとってこういった悪雪な行為とは隣合わせの関係です。様々な行為がネット上で蔓延している中で、タレント個人が対応するのには限界があります。そんな中、VTuberの世界で大きな足跡を残し続けているまさしく「ライバル同士」の事務所が連携し立ち向かう姿は、こんな状況にならざるを得なかった現状を大いに憂うとともに、強大な悪の力に立ち向かうべく前進する様がただひたすらにたくましく、そして清々しく映ります。

我々は、これまでに様々な形でタレントのみなさんが誹謗中傷に苦しみ、くずれていく姿を見てきました。どんな経緯や理由があれ、誹謗中傷はあってはなりません。この声明がVTuberの世界にとって福音となり希望となることを、今はただ願わんばかりです。

おちぐちゃん、私も同じ気持ちです!

決して茶化しているのではありません。先頭をひた走る2つの事務所が手を取り合うその姿こそが、この世界・タレント・ファンにとって今まさしく必要な風景なのです。

手と手を携えることができた、その大きな一歩にまずは最大級の賛辞を。

記事元:カバー株式会社 / ANYCOLOR株式会社公式サイト

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