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KDDI、クリエイティブチーム「au VISION STUDIO」を発足

KDDI株式会社は10日、先端テクノロジーとアイデアによって、ユーザーに数年先の未来の体験を提供するチーム「au VISION STUDIO」を発足しました。

KDDIが挑む「XR」と「5G」の新たな展開。バーチャルヒューマンも登場!

「au VISION STUDIO」では、5GやXRといった技術に加え、これまでのXR施策で得た知見をもとに、ものづくりのプロである社外のクリエイターともコラボレーション。新たな体験を企画・制作していくとしています。その第一弾として発表されたのが、「5G MEC」(ユーザーに近いモバイルネットワーク内でデータ処理などをする技術)を活用したバーチャルヒューマン「coh(コウ)」。

バーチャルヒューマンの分野で先行している「Aww」(immaなど)や、「CTRL Human」の開発で知られる「Quantum Capture」など、錚々たるカンパニーと事業パートナーシップを結び、この「Coh」を作り上げています。

従来のモバイル端末上では処理することの難しい膨大なデータを5G MECによるクラウドレンダリングを活用することで、スマートフォンなどでもその高精細なクオリティを維持したままリアルタイムでの描画処理を可能としている他、社外のパートナーとともに、バーチャルヒューマンが動く・話す・表情を変えるなど人間のように動作するための仕組みづくりを実施。今後もこの研究開発を推進し、バーチャルヒューマンを現実世界に実装する仕組みの事業展開を目指す、としています。

すでにコラボレーションがいくつか決まっておりまして、このCohを実際に見られるイベントがすでに始まっております。以下概要!

「Coh」コラボレーションスケジュール

(1)日本科学未来館「HYPERLANDSCAPE(ハイパーランドスケープ)」
実施日:2021年3月11日から2021年3月14日
5G・VPS・スマートグラスを活用した、KDDI、日本科学未来館、KDDI総合研究所による実証イベント。スマートグラスを通してのみ現れる、デジタル世界にある「もうひとつの日本科学未来館」の中に、バーチャルヒューマン「coh」がアテンダントとして登場します。体験者がより直感的に、より分かり易く、展示空間を楽しめるようサポートします。
詳細はこちら(https://news.kddi.com/kddi/corporate/newsrelease/2021/03/10/5007.html

(2)KDDI ART GALLERY
実施日:2021年3月26日開始
au 5Gとスマートグラスによる新しいアート鑑賞体験。「coh」はナビゲーターとして登場し、ギャラリーに展示されている美術作品の解説をおこないます。その他にも、5G技術により高精細ARで再現されたエミール・ガレの作品「風景文花瓶(ふうけいもんかびん)」を内側から鑑賞できる特別な体験を提供します。

(3)コスメブランド「KANEBO」
実施日:2021年4月(予定)
「I HOPE.」を掲げ、美しさではなく、希望を発信するブランド「KANEBO」とのコラボレーション。メイクアップアーティストのイガリシノブさんがKANEBO商品で「coh」の個性を引き出し、それを高めるメイクを施し、テクニックなどを伝授する次世代美容コンテンツを「@cosme TOKYO -virtual store-」にて公開予定です。

「au VISION STUDIO」ではこのバーチャルヒューマンに加え、5つのテーマを掲げています。

(1)五感を拡張するUX
スマートグラスに代表されるような新たなデバイスを探求するとともに、コンテンツの3D表現や視野一面へ の表示を通じて、直感的な情報収集を実現させることで、ヒトの五感を拡張します。

(2)バーチャルヒューマンの日常化
誰もが簡単にデバイスを使いこなす未来とは?究極のインターフェースとして、表情や仕草などで情報伝達が出来るバーチャルヒューマンを活用し、日常的に活躍する仕組み作りをしていきます。

(3)ゼロ・ディスタンスな世界
XRの使い方を工夫することで、バーチャル空間でありながら、本当の旅行やリアル店舗での買い物を楽しめるような、「距離」を感じさせない世界を創っていきます。

(4)人と地球にやさしいショッピング
理想の自分を叶え、また、サステイナブルな社会へ貢献するために、ARトライオンやAI診断、バーチャル空間の活用で、簡単に自分に似合うものを見つけられ、無駄な在庫を生まない完全受注生産の世界を実現し、人にも地球にもやさしい購買体験を実現していきます。

(5)アンリミテッドな鑑賞体験
エンターテインメント・スポーツの鑑賞に更なる熱狂を与えるため、デジタル化されたスタジアムやアリーナでの見たことのない演出、映像のカメラアングルを自由に操作出来るなどの未知の体験づくりを進めます。

おおおお、これはなかなか気合の入ったビジョンであります。今後も公式サイトから目が離せませんね!

サイトURL:https://au5g.jp/visionstudio

記事元:KDDIプレスリリース

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