「Gugenka®(グゲンカ)」は9日、タレント本人の稼動を必要としない、タレントのコピーアバター化サービス「コピbot(こぴぼっと)」、及び「コピbot」に会えるOculus Go専用のバーチャルプラットフォーム「AvaTalk」の開発を発表しました。
攻めるGugenka、今度は「『中の人』を必要としないバーチャルアバター」のサービス+VRプラットフォーム
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先日、東雲めぐさんの「レディ・プレーヤー1」アンバサダー就任のニュースをお伝えしたばかりのGugenkaさん、今度はまったく別のアプローチでバーチャルアバターを活用したサービスが発表です! それも2つ!
「中の人」いらず! タレント本人のコピーアバターを創れちゃう「コピbot」
まずは「コピbot」から。
今や絢爛期を迎えたと言っても過言ではない「バーチャルタレント」の皆さんですが、タレントさんそれぞれに「中の人」が存在します。つまり、バーチャルタレントが活動するには、「中の人」そのものの活動が不可欠なわけです。こらー、「中の人などいない!」とか言わないのー!
これはつまり、例えば「中の人」が別のことで忙しいと、「バーチャルタレント」としての活動が停滞してしまう、ということを意味します。
ということは、すでに現実の世界で活動されている「タレント」さんが「バーチャルタレント」として別の活動をしようとすると「2つのタレント」業を一人でやらなくてはならなくなる、というのに等しくなるわけでございまして、現在活躍中のタレントさんがVTuberに興味があっても、なかなかそっちには手を出しずらそうですよねー。
そこで! 「じゃ、タレントさんの「コピー」を作って動かせばいいんじゃね?」とGugenkaさんが考えたかどうかはわかりませんが、生み出されるサービスが「コピbot」です。曰く、
- Gugenkaさんにて、「中の人」そっくりな3DCGアバターを作成。カクカクとしたポリゴン感のある表現「カクルック」を使ったデザイン
- アバターをAIによって動作させ、音声認識で文字を起こし、それを音声合成技術を活用した「決まった声色で」しゃべらせることが可能 =「中の人」がいる必要なし
- 時には「中の人」が実際にアバターを動かして、ファンと直接コミュニケーションを取ることもできる
これが「カクルック」デザインによるアバターのイメージ。確かに角ばっております!
この「コピbot」によって、アニメの世界で描かれているような本人のコピーが存在する世界を具現化させ、タレント本人の稼働なしに既存ファンとのコミュニケーションや新規IPとしての商圏を広げることができる、としています。なお、「コピbot」のメイングラフィックデザインはGugenkaさん所属の3DCGアーティストであります「SAE」さん( https://twitter.com/SAE_ggnk )が担当されるそうです。
Oculus Goに対応! コピbotに会えるVRプラットフォーム『AvaTalk』
もう一つ発表されたのが、その「コピbot」に会うことができる専用のバーチャルプラットフォームサービスです。その名も「AvaTalk」。VRon的にはこちらの方が本命な感じ。
『AvaTalk』は、Oculus Goで複数人とコミュニケーションが取れるソーシャルVRアプリとしてリリースされるのが一番の特徴。ほお! Oculus Go対応ですか!
また、「AvaTalk」内の様子は各配信プラットフォームへの配信が可能になるそうです(詳細は未発表)。なお現段階では一般公開せず、会員限定のコンテンツとして展開していく予定だそう。こちらがそのトレーラー動画。
なかなか謎が謎を呼ぶ感じのムービーに仕上がっております。
すでに「AvaTalk」は男性バーチャルアイドル専門プロダクションであります「株式会社VMP」への採用が決定しているそうでございまして、ここまでの情報から推察するに、「ファンクラブ」的な使い方から始まっていきそうな感じ。詳しいところはこれからの追加情報公開待ちな部分が大きいのですが、「コピbot」により、既存のタレントさんによるバーチャルタレント分野への参入が進むきっかけになるかもしれませんね。
それと、やっぱり一番気になるのは「AvaTalk」が「Oculus Goベース」で「複数人とコミュニケーションが取れる」という仕組みになっているところでしょうか。詳細はまだわかりませんが、Gugenkaさんが手掛けるサービスなだけありまして、VRプラットフォームとして大化けする可能性は十分ありそう!
今日は他にも、超有名YouTuberである「はじめしゃちょー」がバーチャルアバター化してミライアカリさんとコラボなんてニュースも飛び込んできておりまして、バーチャルタレントの話題が鳴りやまない状況になってきてますね。これらが今後のVR / AR界隈にどう影響していくのか、引き続き注目です!
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